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先日、中学生への単語指導で、Word Wizardを使用したスペリング練習の例を紹介しました。
ですが、あれから数名の方に紹介している時に、
やはり設定などがすべて英語なので自力でなんとかできる英語の先生はともかく、
保護者の方には難しいかもと感じましたので、
設定の方法を少し詳しく書きます。
また、作成した単語リストのシェア方法や、その他の設定も追加します。
ちなみに、Word Wizardでできるのは、スペル練習です。
子どもたちは,音と意味のつながりはなんとかできても、
音から文字につなげる力が弱い子が多いように感じます。
また、「正しい音」でなくては「正しい文字」につながらないため、
何度も単音レベルの音を聞きながら文字練習できるのは、とてもとてもありがたいです。
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1.画面について
ホーム画面ではいくつかのアクティビティが選択出来ます。
1は、単語の練習です。 ここで、お手本を見ながら、文字の音と並び方を確認します。
2は、スクランブルで、単語のお手本が示されませんが、音を聞きながら単語を作っていく練習です。
使用文字は予め指定してくれているので、並び順に集中できます。
音声は、読み上げボタンで何度でも聞けますし、ヒントボタンを押すと、隣に文字が現れます。
3は、単語クイズです。音声を聞きながら、単語のスペルを再現します。
ですので、練習順序は、1→2→3で進めると良いでしょう。
このレベルができれば、ばっちりです!
2.単語リストを作成する
どのアクティビティでもいいのでタップすると、
"Choose Word List”というページになります。
下の写真のように最初は、Build-inの単語リストが出ますので、右隣のMy Listsをタップ。
下の写真はまだ出来損ないのわたしのMy Listsですが、
このように、 生徒の使用している教科書や問題集に合わせてリストを作ることができます。
さっそく新しいリストを作成しましょう。
+ボタンを タップします。
Edit Word Listというページが表れますので、
タイトルを入力し、単語を1語ずつ入力します。(カンマで区切ります)
(下の写真で、”1文字ずつ”、となっているのは間違いです。1語です・・・(>_<))
最後は、必ず Save しましょう。これでできあがりです。
入力しているときは、こんな感じ。
3.設定の変更
せっかくですので、子どもたちが使いやすいように変更します。
声のスピードや、声(男性、女性)などは好みがありますので、生徒にやってもらいます。
(わたしはイギリスのRachelが好き)
次に、More Settingに移動します。
単語リストが毎回同じ順番で提示されるとすぐに子供は飽きてしまう・・・
なので、Random Word Order がおすすめ!
兄弟姉妹がいる場合、ユーザーを変更することができます。
Users & Quiz Reportsは、ユーザーの登録と、
それぞれのユーザーの利用歴、スコア歴、間違った回答を見ることができます。
4.リストを別のipadに送る
いくつか方法があるようですが、近くのiphoneやipadに送る場合はblue toothで一瞬で送れました!
送る側のipad/iphoneは、ワードリストのページを開き、
左上に、Receive ; Sendとあるうちの、Sendをタップします。
するとこの画面になります。
送りたい相手がBlue Toothをオンにしていると、下にディバイス名が出てきます。
1.送りたいリストをタップして反転させ、
2.相手先のディバイスをタップし、
3.最後に Send Lists(右上)をタップ。
送られる側は、word wizardを起動し、同じくBLUE TOOTHをオンにして起きましょう。
ワードリストのページで、Receiveをタップして待ちます。
リストが送られたら、DONEを押して完了です。
ほかには、
E-mailで送り、相手にWord Wizardで開いてもらうという方法もあるようです。
単語は、「全体」「丸覚え」はディスレクシアの子どもたちにとっては
かなり難しいことです。
フォニックスをしていない子でも、
このアプリなら少しずつでも文字と音を対応させつつ
段階を踏んで覚えることができるかなと思います。
理想的には、やはり音韻認識から初め、
フォニックスでさまざまな文字と音のパターンを練習していると
よりこのアプリが納得できると思うんですが・・・
また、子どもたちは多音節の語を覚えるのが苦手です。
多音節は、一見するとアルファベットがとてもたくさん並んでいるように見えて、
暗記できない気がしてしまうモノです。
ですが、多音節を、単音節に区切る練習をして、
単音節の足し算で覚えて行くと、ワーキングメモリーに残りやすいようです。
例: restaurant → res と、 tau と、 rant の3つに区切る。
レストラン= r+ e + s + t + a + u + r + a + n + t という
10の文字暗記ではなく、
レス=res (3文字)
トゥ=tau (3文字)
ラント=rant (4文字)
の3つに。
これなら覚えやすいです。
(*本当は発音はカタカナではありません。ちゃんとアプリの正しい音声が出てるつもりで発音して下さいませ)
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