厚生労働省の発表によると、2014年では民間企業に働くパートや派遣などの非正規社員が、全労働者に占める割合が初めて4割に達したということです。
朝日新聞には、高齢者が定年を迎えて正社員が減る中で、人件費を抑えたい企業が非正規社員で労働力を補っている実態が浮き彫りになったと、載っていました。
その理由として一番多いのは、「賃金の節約である」ことは言わずもがなのことです。先日の北海道新聞に同志社大学大学院教授の浜矩子さんの対談記事が掲載されていましたが、その中で「税金が最も低く、人件費が最も安くて、資産が最も効率的に運用できる場所に向かって、どんどん吸引されていきます。…地域経済は疲弊し、技術は風化する。賃金は安い方へ安い方へと横並びになっていく」と述べています。
結局、そういう方向へ向かっていくのだと思います。何も変わっていないのですよね。私も、また議会で、地域の労働者の実態について質問したいと思います。
そして浜教授は、最後にアベノミクスについてこう述べています。「安倍晋三首相は、4月に訪米した際、会合で『私の外交・安全保障政策はアベノミクスと表裏一体』と述べました。その真意は、経済を成長させ、GDPを増やしていくと社会保障の財政基盤を強くするとともに、防衛費を増やしていくことができると語りました。強兵のための富国、防衛費を増やすためのアベノミクスというわけです。とても、まともな経済政策とは呼べません。間違っています」
そう思いませんか。
最新の画像[もっと見る]
- 地域産業の担い手確保は重要課題です。 2ヶ月前
- 今日から函館港まつり。 2ヶ月前
- ジェンダー平等を訴える全道キャラバンです。 2ヶ月前
- 白馬村もオーバーツーリズム対策を。 2ヶ月前
- 13歳から考えるまちづくり 3ヶ月前
- 人口減少対策の参考にすべき事柄。 3ヶ月前
- 今日は定例の街頭演説会です。 3ヶ月前
- 道内から私鉄の皆さんが応援して。 4ヶ月前
- 立憲民主党定期大会で。 4ヶ月前
- お役に立てれば。 4ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます