一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1118   冬服の電車に混じる半ズボン   豊春

2013年12月26日 | 

 この句の「冬服の電車」は、「冬服を着た人々が乗っている電車」という意味。まあ、誰だって分かるだろうが、俳句ならではの省略である。

 その中に、元気よく半ズボンを穿いた、たぶん少年が混じっているのだ。少女たちだって、ミニスカートを穿いているに違いない。

 さて、作者はどうであろう。下はズボン下に長ズボン、上は下着にシャツ、セーターに上着、そしてたぶんダウンジャケットかコートを着ているに違いない。

 子供たちと比べて、何という落差。それに驚いているのだ。確かに、私たちにも半ズボンの時代があったのに・・・・・

 いやいや、嘆くことはない。我々の年になったら、痩せ我慢が最も良くないのだ。着ぶくれて汗を掻くくらいが丁度良いのである。


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2 コメント

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子供は神の子、不思議な子 (縄文人)
2013-12-27 12:28:34

☆、冬服の電車に混じる半ズボン   豊春

を詠ませてもらい、
それに解説で、駄句を作りたくなった。

   ・ 半ズボン 神風子らに 庭狭し
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俳句は省略の文学 (issyok)
2013-12-27 16:07:38
縄文人さまに、二言三言

1「半ズボン 〇神風子らに〇庭狭し」空白〇は、無しで書いてください。

2季語がありません

3・半ズボン・神風・子ら・庭・狭し
言葉が多すぎるのです。何を言いたいのか、がぼやけてしまいます。「俳句は省略の文学」と言われています。

ですから、例えば
〇半ズボン子らに北風吹きにけり
〇北風や庭は子らには狭過ぎて
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