一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

327 星祭カミオカンデのニユートリノ    炎火

2011年08月04日 | 

 陽子崩壊観測を主目的としたカミオカンデは、Kamioka Nucleon Decay Experiment(神岡核子崩壊実験)の略。

  

スーパーカミオカンデは岐阜県の北の外れ、飛騨市神岡町にあり、標高1360mの池の山の地下に巨大な空間を掘って作られた。 

1996年、世界最大、世界最高精度のニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」が完成し観測を開始した。そして新しいニュートリノ研究が始まった。

 

 ニュートリノは、人類が発見したものの中で最も小さく最も軽い。その正体を突き止めることは、宇宙や生命の誕生、我々を形作る元素がどのように生成されてきたか、を理解するのに大事な研究である、という。

 

 例えば、太陽から来るニュートリノは、私たちの体の中を1平方センチあたり毎秒660億個も常に通り抜けており、地球さえ通り抜けてしまう、という。

 

 句会での話だが、「ある説によると、原子爆弾の次世代の爆弾は、このニュートリノだとか。そういう意図があっての研究という可能性は十分あるだろう。もはや、それは原子爆弾などと比較できないほど、空恐ろしいものになるだろう」と。

 

 七夕にさえ、ほとんどの日本人が、天の川を眺めることさえ忘れているのに、広大無辺な宇宙研究や、極小のニュートリノ研究は、一個人として実に興味深いものではあるが、果たして地球の生命に害を与えないであろうか。

 

 

カヤツリグサ(蚊帳吊草)


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