一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2064  夏至暮るる気長に待つといふ返事  繰子

2019年06月03日 | 

  東京から、俳句の「美女軍団BMJ」7名がやって来た。俳句、植物、野菜作り、陶芸の話などをして大いに盛り上がった。最後に、彼女達に自作の一番好きな夏の俳句を書いて貰った。

 さてこの句、結婚を申し込まれた作者が、はっきり返事せずお茶を濁しているのだが、相手の男性は、諦めておらず「気長に待つ」という。さすが、美女軍団の団長である。

 「夏至暮るる」は、「夏至の暮、夏の暮」でも良いと思うが、「夏至暮るる」という季語の斡旋で、男に「いくら待っても良い返事が来ないわよ」と暗示しているのだ。実に可哀想な男。

コウホネ(河骨)

 


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