一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

99  着ぶくれの頬赤らめて乳を飲む  雲水

2010年12月19日 | 

(きぶくれの ほほあからめて ちちをのむ)

 

昔の冬の室内は、寒かった。暖房はせいぜい練炭の炬燵だけ。どこの家でもそれが普通だったから、なんとも思わなかった。歳時記を見ると、死語になりつつある季語が沢山ある。着ぶくれもその一つだ。

 

さてこの句、社会人のわが娘にもこんな時代があったのかと、懐かしく思う。それどころか私自身にも同じ時代があったのだと思うと、記憶にないだけに感無量である。

 

今年、私は還暦を迎えた。これを機にいくつかの変革をしようと思う。第一は、やせ我慢はしないこと。例えば、冬は暖かく過ごす。着ぶくれてもいい。

第二は、義理を欠くこと。結婚式や葬式、年賀状や中元など儀礼的なことは、やらない。とは言っても、なかなかすぐにできることではないが・・・・ 


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