一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1962   岩戸句会第五句集「何」あとがき  片岡余白

2018年06月07日 | 岩戸句会 第五句集「何」

  岩戸句会は平成8年5月13日(月)に熱海市伊豆山・IBM熱海保養所「ユトリウム」で産声を上げ、平成30年4月で22年目を迎えることができました。当日の参加者は雲水先生・水口・笠島・前村・桝本・原口・柳沢(敬称略)そして、余白の計八名であったと記録されています。

 当日は会名を決めたり、開催日を毎月の月曜日にするなどの概略が決まりました。会名も「ユトリウム句会」「老化損塾句会」などを経て、現在の「岩戸句会」になりました。

 会員の資格は、自由に俳句を楽しむ人で、テレビや人から聞いた、本で読んで得た情報から俳句を作るのではなく、自分でやったこと、見たことを中心にした写実的な俳句を作る人。

 出入りは自由、朗かで、明るく、真面目に俳句に取り組むことができる会員であってほしい、という雲水先生の思いの通り、会員の職業は多種多様で、茶道の先生・生け花の先生・絵描さん・能面師さん・経営者・サラリーマン・主婦など明朗闊達な方々で構成され、現在に至っています。

 ここまで長く句会が続きましたのは、発起人の「雲水」先生のご努力と熱意及び、俳句に対するゆるぎない信念、更に会場の提供があります。更に、先生の熱意に引けをとらない会員の皆様のご支援があった結果と思います。

 当会も会員の高齢化が進んでいますが、毎月一回の句会は熱気に包まれ、楽しく面白く、人生の機微を学ぶ場となり、高齢化の実態を忘れてしまう勢いです。句会後は恒例の懇親会があり、いろいろな話題で盛り上がり、時の過ぎるのを忘れ「岩戸窯」に泊めていただくことにもなります。

 余白如きは、句会黎明期から参加しているも、未だ「雲水先生」や会員のおメガネにかなわず「佳」の評価もない、体たらくですが、先生はじめ会員皆様の御恩情で句会の末席に置いて下さる、温かくも厳しい句会の雰囲気が「岩戸句会」の心情であります。

 この句集を、会員以外の方々がお読みくださったことに感謝を申し上げるとともに、是非お近くにお越しの時には、熱海市伊豆山七尾峠の「岩戸窯」をお尋ね下さるようお誘い申し上げます。

  第五句集「何」発刊に際して会員一同心から「雲水先生」に感謝を申し上げると共に、表紙は会員の美部さんにお願いしたことをご紹介し、お礼を申し上げます。

                  平成30年4月吉日   岩戸句会 片岡余白

ヒメジョオン(姫女苑)

 


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