一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

86   冬の蛾のためらわず入る薪の窯

2010年12月06日 | 

1300度近くに達すると、穴窯の中を覗いても唯白く輝いて、ほとんど何も見えない。明るすぎるからだ。サングラスなら、陶器たちがかすかに見える。 

 

薪を投げ入れるために蓋を開けると、電灯の回りを飛び回っていた蛾が、すーと中へ入って行った。一瞬の安楽死に違いない。

 

いつも不思議に思うのだが、「明かるい時はじっとしている夜行性の蛾は、何故明かりに集まるのか?」

明かりと言えば、ロウソクだった江戸以前、多くの虫たちが身を焦がしたことだろう。

 

「薪の窯飛んで火に入る冬の虫」

 

 

 

 

 


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2 コメント

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こんばんは ()
2010-12-06 23:17:27
私なんかの拙いブログにコメントを頂きありがとうございました。
issyoさんのブログは解説が面白いですね。
多趣味で生き生きと毎日を過ごしておられる様子が浮かびます。
ハワイアンですか?踊られるのですか?

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Unknown (issyo k)
2010-12-07 05:36:32
優さま

30年間の記憶に残っている俳句を、思い出しながら書いているだけです。

ハワイアンは、ギター担当です。女性たちは、別の日にフラダンスを習っています。
2,3年したら、発表会をやろうと言っていますが、どうなりますやら。
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