一韶の俳句ブログ

俳句は映像のように17文字からどんなイメージが浮かぶか? それは読み手の問題だ。

1912   春寒や打てば打つほど曲がる釘

2018年02月19日 17時10分26秒 | 

(はるさむや うてばうつほど まがるくぎ) 

 直径5ミリほどの梅の蕾の先端(萼)が割れて、真っ白な2ミリほどの花弁(花びら)が少し見えてくる。そして蕾は膨らみ始め白色が広がり、ついには五弁の花びらとなって開く。

 そのように、もう咲いているものもあるし、まだ固い蕾のままのものもある。我が家の梅の早いもので、五分咲き、遅いもので一分咲き程。

廃業した材木屋さんからもらった材木で作った二代目のコンポスト

防腐剤を塗ったけれど、果たして何年持つだろうか?

 

 

 

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1911   掘り返す鶫の庭や春一番

2018年02月15日 15時12分20秒 | 

(ほりかえす つぐみのにわや はるいちばん) 

 たった二年余りで、材木で作った堆肥箱が腐ってがたついてきた。仕方ないので、新しく作り直すことにした。余りにも腐るのが早いので、今回は塗りたくない防腐剤を塗ることにした。最低五年くらいは持って欲しいから。

 前回と同じ大きさの、縦、横、高さ一メートル。薪置き場に、作業し易いように、足場パイプを高さ75センチにして組んだ。サンドペーパーで磨いてから、塗装し、乾燥してから組み立てる予定。

 さて、ようやく小鳥たちが囀り始めた。春一番らしきものも吹いた。杉花粉も飛び始めたという。姫踊り子草も咲き出した。梅は、まだせいぜい一分咲きだが。今朝の気温は8度。風がなければ随分暖かく感じたはずだ。いずれにしても、春の息吹はそこここに感じられる。

若芽が美味しいので成長が待ち遠しい、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)写真は去年のもの

別名、ショカツサイ(諸葛菜)、ハナダイコン(花大根)、ムラサキハナナ(紫花菜)とも

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1910   立春の柚子を採ったり搾ったり

2018年02月11日 16時06分11秒 | 

 先日、友人から「すき焼きパーティー」のお誘いがあった。夕方、ビールと大根サラダを持参して伺った。席に着くと既に、空のすき焼き鍋が中央にあり、ラップをした牛肉、野菜、豆腐、糸蒟蒻などが大皿に盛られていた。準備万端のようであった。

 ところが、最初に台所から結構な量のトロ、鯵、鰯の刺身、芽かぶが盛られた大皿が運ばれてきた。勿論、大根サラダも出てきた。更に、ニンニクの芽の炒め物が出てきた。更に、どでかい銀座天龍の餃子が出てきて、私は驚いた。

 とてもじゃないが、すき焼きまでは腹が回らないから、同席した仲間も同意した上で、すき焼きは止めてもらうことにした。

 中止が決まった後、更にマツタケ御飯。茹でたトウモロコシ、漬物、塩昆布、大苺、そしてチョコレート・・・・・

 さて、パーティーには、鍋パーティー、寿司パーティー、ピザパーティーなど様々なパーティーがあるだろうが、メインの料理がとうとう出されなかったのは、生まれて初めての経験であった。

 そして、次の日再び呼ばれ、今度こそはと「すき焼きパーティー」が始まったことは、言うまでもない。めでたし、めでたし。

マンサク(金縷梅、満作)

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1909   朝四時の吾を産みたる寒さかな

2018年02月03日 17時44分29秒 | 

(あさよじの われをうみたる さむさかな) 

 一昨日の夜から朝にかけて、今年二度目の積雪だった、せいぜい3センチ程か。

 さて、1月の寒中に、私は生まれた。当時の気象条件や我が家の住宅事情を考えれば、朝4時の室内気温は、0℃以下にまず間違いない。暖房は、練炭の炬燵だけだったから。

 ところが、現在の我が家には、薪ストーブがあり、更に石油ファンヒーターが二台あり、電気炬燵があり、電気毛布まである。なんという贅沢、なんという浪費、なんという馬鹿な奴・・・・・両親に頭が上がらない。

フキノトウ(蕗の薹)

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1908   雪こんこ父に貰いし「山彦学校」   さくら

2018年02月02日 10時09分41秒 | 

(ゆきこんこ ちちにもらいし やまびこがっこう) 

『山彦学校』とは、山形県山元村の中学校教師だった無着成恭先生が、教え子の中学生たち43人の生活記録を学級文集にまとめて、1951年に青銅社から刊行したもの。

   正式名称は、『山びこ学校―山形県山元村中学校生徒の生活記録』本の冒頭に、児童文学作家の坪田譲治が推薦の辞を寄せた。映画や舞台でも取り上げられた。

 無着成恭先生は、ご高齢ではあるが現在もお元気で、昨年NHKの「心の時代」に出演しておられた。本も沢山出版されているので、是非お読みいただきたい。

尚、小学生だった作者が、お父さんから生まれて初めて与えられた本だったそうである。

紫陽花↑ 2018年2月2日、AM7時(積雪、意外と少なかったなあ)

↑花畑(雪見酒は出来そう)

↑雪割草など(ストーブの薪はたっぷりあって安心)

地面は、ほとんど積もらなかった。暖かいんだね。↑

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1907   第257回 1月 岩戸句会

2018年01月29日 16時36分09秒 | 岩戸句会

日金山の閻魔と婆に御慶かな     薪 

たっぷりと墨を吸わせて吉書かな

   

どんど焼両目を剥いた大達磨    炎火

門松や巡航ミサイル発射管

 

コンテナに中古自転車初荷かな   稱子

きらめける雪原にある日の匂ひ

    

寒の水音たて続け飲む仔犬     洋子

落ち椿しばし品位を保ちおり

 

寒椿老人ホームに寄り添いし    豊春

どんど焼大童なり老爺連

 

春を待つ湯気ほのぼのと朝の粥   歩智

初夢をつつにまるめて覗きみる

 

引き籠り靴を磨いて春を待つ    美部

枯野原酔狂どもが球を打つ

 

何隠すふくら雀の胸の内      海人

マラソンの汗と涙の三日かな

 

賀状見て一年の無沙汰思い知る   清海 

長引くや年末年始の風邪っ引き

 

冬トンビ三浦の山野豊かなり    余白

清き雪世塵にまみれ路の端

 

寒凪の沖の漁船の動かざり     佳津

背も越され返事短し寒雀

 

海に出て鳶の輪大き初御空     貞次

荒海や大口開き鱈競られ糶られ

 

愛と書く少女のこころお書初    沙会

大寒や大いなる闇動き出す

 

強情は生きいし証鮟鱇鍋     雲水

朝四時の吾を産みたる寒さかな 

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1906   日金山の閻魔と婆に御慶かな   薪

2018年01月28日 13時53分38秒 | 新年

(ひがねさんの えんまとばばに ぎょけいかな)

 日金山は十国峠とも呼ばれ、江戸時代以前の国名で「伊豆」「駿河」「遠江」「甲斐」「信濃」「相模」「武蔵」「上総」「下総」「安房」の十国が一望できる所から由来している。日金山から少し下ると、東光寺があり、本堂には延命地蔵菩薩が安置されており、伊豆地方の死者の霊は日金山に集まるため、彼岸には先祖供養のために多くの人々が登山する。本堂への参道には、石造の閻魔大王と脱衣婆が向かい合っている。

 御慶とは、新年を祝う挨拶のこと。作者は地獄へ落ちた時のために、閻魔と婆に救いを求めて挨拶しているようで、実に可笑しい。

ツグミ(鶫)落葉をひっくり返して何を食べているのかな?

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1905   一人酒深夜の雪を見に出づる

2018年01月23日 18時05分19秒 | 

 東京都内は、23センチも積もったらしい。ところがどういう訳か、朝起きてみると我が家の回りの道路の雪は、ほとんど融けていた。珍しいこともあるものだ。

 昨日の午後、「雪見酒で一杯やろう」と電話したら、「こんなすごい雪では、とても帰れそうもないから止めておく」と皆に断られてしまった。それほど、積もりそうな雪だったのに・・・・・

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1904   買い出しの人も溢るる雪催い

2018年01月22日 13時38分03秒 | 

 関東に大雪情報。雪が積もると標高400mの我が家は孤立状態になるため、午前中に買い出しに行く。やはり、湯河原のスーパーは混雑していた。

家に戻ると昼12時。北風が強く、小雨が牡丹雪に変わって来た。そして午後1時、早くも積もり始めた。

1月21日 午後1時

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1903   梅一輪ここも昔は海の中

2018年01月18日 16時00分02秒 | 

 散歩の途中の崖に、古代の海中で生まれた堆積層を目の当たりにすると、膨大な時間の長さに驚き、足が止まり感慨に耽ってしまう。

我が家の梅は、必ず一輪だけ早く咲く奴がいる。だから、次々と咲くだろうと楽しみに待っていても、まず1週間は咲かない。実に不思議である。

そこで、以前書いた必ず思い浮かぶ句がある。

梅の花一つ斥候かもしれず   多可

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1902   裸木の奥も朝日に染まりけり

2018年01月12日 13時49分46秒 | 

 今年の冬一番の、最強最長の寒波がやって来た。日本列島のほとんどが零下になった。特に日本海地方の積雪がすごい。雪に慣れていても、一辺に80センチも降ると、電車も動かなくなる。車はスタッドレスを履いていても、チェーンを付けていてもお手上げらしい。

 一方、関東地方は寒いが晴天が続いている。空は澄み、視界良好。日本海地方と太平洋地方の違いに驚きます。

黄水仙、日本水仙も共に地中海沿岸原産。室町時代以前に渡来したという。

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1901  小寒や幼虫眠る堆肥箱

2018年01月08日 18時40分13秒 | 

(しょうかんや ようちゅうねむる たいひばこ)

堆肥箱の天地を返した。そうしたら、堆肥の中から、丸々と太ってほとんど動かない30匹余りのカブトムシの幼虫が出てきた。傷つけないようにそっと、新しい堆肥を仕込んで、新しい堆肥箱に移住してもらった。

 幼虫は、5~6月頃堆肥の中でサナギになり、6~7月頃成虫になります。つまり、カブトムシの成人式は、成虫になった時ですよね。

 それにしても、どこから飛んで来たのか、堆肥箱を探し、卵を産んだお母さん、大したもんだ。

来宮神社

 

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1900   老人の恋も叶うや初神籤

2018年01月04日 18時19分03秒 | 新年

(ろうじんの こいもかなうや はつみくじ) 

 生まれてから、たぶん2回目のおみくじを買った。興醒めするかも知れないが、「お神籤製造販売業」なる職業があり、全国の神社に納品している。

そこで、ざっと三が日の神社の売り上げを計算してみる

参拝者1億人×35%=買う人3500万人×御神籤200円=70億円

 さて、大吉を引き当てたおみくじを見ると、学業成就する、恋人現れる、良縁に恵まれる、病気治る、金運上昇、事業繁栄などと書いてある・・・・・必ずそのあとに来るのが、うぬぼれるな、いい気になるな、謙虚に、慎重に・・・・・

お神籤を幸運?の順に並べてみると

大吉→中吉→小吉→吉→半吉→末吉→末小吉→凶→小凶→半凶→末凶→大凶

大凶はなかなか当たらない。宝くじくらい当たらない。

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1899   初詣平和のほかに何祈る

2018年01月03日 04時16分42秒 | 新年

(はつもうで へいわのほかに なにいのる)

 大陸移動説が定説化して久しいが、日本列島はユーラシア大陸から切り裂かれ、1500万年前に日本海ができたという。その後伊豆半島が南方からやって来て、200万年から100万年前に日本列島にぶつかり現在の形になったらしい。

 三嶋大社の三嶋は、伊豆大島・三宅島などの伊豆諸島を指す「御島」から由来しているという。そして、古くから伊豆諸島の噴火を畏れた人々から篤く崇敬された。つまり、火山の噴火の鎮静を祈ったのが、三嶋大社の起源のようである。

ロウバイ(蝋梅)

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1898   初詣逃げる満月追いかけて

2018年01月01日 16時47分28秒 | 新年

  三島大社に向かう道すがらの、沈み掛けている満月は素晴らしかった。しかし、旧暦人間の私としては、元旦に満月が出ているなんて、「ふざけるな」と言いたい。旧暦の元旦は新月に決まっているのだ。

  しかし、新暦に変えて平気でいる日本人の一人であれば、諦めて受け入れるほかない。諦観・・・・・。いづれにしても、今年の旧暦の元旦は、立春から12日後の2月16日である。

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