issyoの俳句ブログ

俳句は映像のように17文字からどんなイメージが浮かぶか? それは読み手の問題だ。作者の心の中まで、想像しながら解釈する。

1807   地を揺らし榎降ろせば初音かな

2017年03月22日 17時18分18秒 | 

 今年のウグイスの初鳴き(初音)は、かなり遅れた。5年前より一ケ月も遅かった。鳴いたのが遅いのは、死んだからではないだろうか。もしそうだとしたら、若いウグイスが新しい縄張りにやって来るのだから、当然遅れるだろう。

 そして一昨日、ようやくウグイスが初鳴きしたが、まだ満足に鳴いていないから、去年と同じウグイスかどうか分からない。同じならば、4年目だが・・・・ 

17年 3月19日

16年 3月  3日

15年 3月  9日

12年 2月21日

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1806   春寒や消へなむとする薪を継ぐ

2017年03月17日 17時32分57秒 | 

 先日、養老孟司先生がお出でになった。「先生、昔『バカの壁』を読みましたが、よく分かりませんでした」「よく、そう言われます」

 最近、テレビに脳科学者として茂木健一郎さんや中野信子さんがよく出ているが、脳科学の元祖は、やはり養老孟司先生だろう。

 「先生、バカの壁は頑丈で、私などにはとても向こうに行けそうもありませんが、もう一度読み返してみます」「・・・・・・・」

 話は変わりますが、「はやい」には、早いと速いがある。当然、「おそい」にも二つあるだろうと調べたら、やはりあった。晩いと遅い。しかし、「晩い」は、余り使われていないようである。

 早い朝「早朝」はあるが、遅い夕べ、遅い夜に匹敵する言葉はなく、「晩」そのものが「夕べ」と同義なのだ。「今晩は」この夜は遅いのか早いのか。日本語は、面白い。

キンカン(金柑)

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1805   3.11、9.11ナズナ咲く

2017年03月11日 14時25分06秒 | 

(サンテンイチイチ キュウテンイチイチ ナズナサク)

 三陸沖地震による津波の被害は、平安時代の貞観地震から平成23年の東日本大震災まで、12回あった、という。およそ100年に1度だ。直近では、昭和8年の昭和三陸地震(死者3000人)があったが、どういう訳か歴史が全く役に立たなかった。

 最近、発生が囁かれている東南海地震も、やはり100年に一度発生していて、直近では昭和19年の昭和東南海地震(死者1223名)がある。果たして次の地震に経験が役立つのだろうか。

 一方、わずか71年前日本は戦争をしていた。第二次世界大戦、太平洋戦争である。死者は、世界全体では5000~8000万人、日本だけでも300万人。

 いづれにしても、人間の歴史は繰り返している。地震は仕方ないとしても、戦争を止めることはできないのだろうか。現在、北朝鮮、韓国、アメリカ、そして日本にも戦争の危機が迫っている。

フクジュソウ(福寿草)

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1804   第246回 岩戸句会 2月

2017年03月10日 11時54分07秒 | 

蕗の薹首を伸ばして水脈送る    薪

春浅し引越しの荷に三輪車

 

日一日一日一日春の山       炎火

鶯の伊豆山神社奥の院

 

癌を抱く男の皺や春淡し      豊春

大屋敷老婦看取りや梅盛る

 

下萌えや今日こそガラス磨きせん  洋子

蕗の薹犬のコースは犬が決め 

 

包丁の切れ味試し三月菜      鼓夢 

初午や季節を詰めていなり寿司

 

ほおじろの絵手紙一筆啓上す    海人 

一連の目刺と一合徳利と

 

節分や鬼面つけた猫はしる     美部 

畔道に芽吹いた春や口苦し 

 

冷や酒に蕗味噌舐めてキリもなし  侠心

藪つばき散り敷き芥を隠しけり 

 

近道の通行止めや蕗の薹      歩智

白菜と大根仲良く陽を分かち

  

春の山うっすら桃色鳥の歌     清海

麗月に生まれし妹麗子かな

 

いつもここ傾斜ひだまり蕗の薹   余白

春うらら両親眠る墓青し

 

     

春うららピアノに合わせ歌う犬   章子      

すこしだけ大切にされ春の風邪

 

豆腐屋のとうふ寒九の水の底    稱子

行く坂は戻る坂なり寒紅梅

 

ごんごんと溝に音する蕗の薹    雲水

死と遊ぶ詩を作らせて牡丹雪

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1803   風少し月に向かって木の芽伸ぶ

2017年03月09日 17時45分07秒 | 

 教育勅語は、明治23年10月30日発布された。明治天皇が述べた教育に関するお言葉である。

 実際は、当時の明治政府が、天皇の名を利用して、国民が意のままに動くよう教育勅語を作り、全国の学校に下賜した。教育勅語に、親孝行しろ、兄弟仲良く、夫婦も仲良く、友達は信じ合え、博愛を衆に及ぼせ・・・などとあるが、本音は、特に有事の際に、お国のために働くように仕向けるため、学生たちに暗唱させたのである。

 現代に、このようなものを、教育の現場で暗唱させる幼稚園があるとは、実に驚きである。このことに最も困惑しているのは、きっと天皇陛下に違いない。

ホトケノザ(仏の座)

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1802   地を這える小草の小花春の雨

2017年03月06日 19時15分09秒 | 

 

 古来、「春の雨」は、旧暦の一月(新暦では二月)の雨をいう。現代では、初春、仲春、晩春の三春に降る雨をいう。

一方、春雨(はるさめ)は、旧暦2月末から3月(新暦では3月~4月)に降る雨で、狭い地域で細い絹糸のような雨がしとしととこまやかに降りつづく雨をいう。一雨ごとに木の芽、花の芽がふくらみ、生き物達が活発に動き出す。特に「春霖」とも言う。春雨は仲春から晩春に降り、現在の暦で言えば3月末から4月の雨である。

 さて、春の小花と言えば、第一にハコベ、そしてイヌフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、フキノトウ、ショカツサイ。唯今、我が家の庭で花盛りである。

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)

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1801   蕗の薹首を伸ばして水脈送る   薪

2017年03月02日 09時47分46秒 | 

 

「水脈」とは、 地層中の、地下水の流れる道筋。(すいみゃく)
船舶の航行した後にできる道筋。ふなみち。(水尾・みお)
川,海,湖沼の底に、水流によってできる細長い溝で小型船の航行に適する(澪・みお)

さて、よくよくこの句を考察してみると、「水脈送る」の主語は、蕗の薹か作者か、という問題にぶち当たる。どちらともとれるから構わないが、それによって意味が全く変わって来る。

 私は,見送ったのは作者で、水脈に関しては、地上又は地下水脈①を選んだが、作者に聞くと、海を行く船舶の水尾➁で、見送ったのは蕗の薹だそうである。

ヒマラヤユキノシタ、でした。

清枝さん、教えてくれて有難うございます

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1800   日一日一日一日春の山  炎火

2017年02月27日 05時35分03秒 | 

 (ひいちにち いちにちいちにち はるのやま)

眠っていた山は活動を始めている。山の木々は蕾を膨らませているし、草々も芽吹いている。麓では鶯も鳴き始めたようだし、囀りも始まった。

諸行無常というけれど、確かに世の中に「常なるもの」はない。常に変化している。「春一番」「春雨」「木の芽」「初音」などあらゆる季語は、この世の常ならざる季節の変化を言葉にしたものだ。

 それをこの句のように、時間としてこれでもかと繰り返されると、「恐れ入りました」と脱帽せざるを得ない。「刻一刻一刻一刻」では、せわしない。

フウセントウワタ

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1799   諸葛菜ネット旅より戻りけり

2017年02月25日 09時55分11秒 | 

 「諸葛菜・レシピ」を検索しだしたらどういう訳か、いつのまにか「井伏鱒二の長寿の食卓」に行きついてしまった。ここではっと、本来の目的に気付いた。道草の途中は、ほとんど覚えていない。

 いづれにしても日本には、花を愛でても諸葛菜を食べている人は、ほとんどいないらしい。菠薐草や小松菜のように、茹でてお浸し、白和え、胡麻和えで食べられるから、特別知らなくてもいいのだが。兎に角私は、諸葛菜の独特の香りと味が気に入っている。

サクラソウ(桜草)

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1798   ファミレスの新聞タダ読む春雨一番

2017年02月23日 11時25分11秒 | 

 読売新聞のコラム「編集手帳」によると、鈴木清順映画監督が亡くなった。彼の人生論には、「努力」「精進」という言葉はない、という。なるほど世の中には、私と同じ考えの人もいるものだ。

 テレビで監督の顔と風貌を拝見したことはあるが、映画も見たことないし、本も読んでいない。しかしそのうち、彼の監督作品を特番で放映するから、きっと観られるだろう。

 彼の映画は難解ゆえに、日活から解雇されたことがある、というから、私などには理解できないかもしれない。まあ、それはそれで大いに結構。

 それにしても今日は、今年初めての本格的な雨が降っている。「春雨一番」「木の芽雨一番」とでも言えるかも。

満開のマンサク(金縷梅・万作)

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1797   落ちるもの木々になかりし春二番

2017年02月20日 16時13分23秒 | 

 

17日に続いて、今日(20日)は雨交じりの春二番が吹き荒れている。三寒四温といった感じで、再び今夜は寒くなるらしい。白梅と万作がほぼ満開。万作の写真を撮りたいが、風雨が強すぎる。先日から、窯の補修工事を始めたが、これも今日は止めておくのが無難のようだ。

 さて、今年のウグイスはいつ鳴くか、が私の今の気がかり。そこで、今までのブログから調べてみた。意外とばらつきがあって驚く。

16年 3月3日

15年 3月9日

12年 2月21日

イヌフグリ

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1796   ふがふがと風呂吹き大根柚子胡椒

2017年02月15日 18時15分53秒 | 

 「風呂吹き」の名前の由来は、①漆器職人が漆風呂(漆器の貯蔵室)で漆を乾燥させるが、漆は温かい湿気で固まるため、大根のゆで汁を霧吹きするとうまくいく。このとき、残った大根に味噌をつけて食べるようになったからというもの。②風呂を沸かすのに息を吹きかける様子が似ているから。

 一方柚子胡椒は、粗刻みにした唐辛子と柚子の果皮と塩を入れて磨り潰し、熟成させたもの。「胡椒」は唐辛子を意味する古語で、一般的な「コショウ」ではなく「唐辛子」の事を指している。なお、「コショウ」は「洋胡椒」と呼んで区別する。九州では一般的な調味料として多くの料理で使用される。(ウィキペディアより)

オオアラセイトウ 別名ショカツサイ(諸葛菜)ハナダイコン(花大根)

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1795   早春の骨と金歯と金属棒

2017年02月13日 09時30分56秒 | 

 先輩が亡くなった。葬儀社に依頼したのは、病院から葬儀社に運ぶ、納棺して預かってもらう、棺を火葬場に運ぶ、骨壺を用意してもらう。唯それだけである。

 お経を上げる坊さんもいなかった。遺影も位牌もなかった。参加者は、8名。お子さんがいなかったし、夫妻の兄弟姉妹も亡くなっているか、いても高齢で参加できないからだ。

 この葬儀は、私の理想に近い。いや、理想かもしれない。遺書には、延命治療の拒否と、葬式無用は必ず書こうと思う。

今日の収穫、フキノトウ(蕗の薹)

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1794   戦勝を庭に誇りし諸葛菜

2017年02月07日 18時31分55秒 | 

 オオアラセイトウが咲き出した。中国原産のアブラナ科の越年草。ムラサキハナナ(紫花菜)。ハナダイコン(花大根)とも呼ばれる。三国志の諸葛孔明が広めたという伝説からショカツサイ(諸葛菜)が、最もよく知られているだろうか。

 数年前に、道路脇から種を採って蒔いたのが野生化して広がり、我が冬の庭を占領している。今では、若葉は立派に成長していて食べられるから、勝手に育つ初春の実に有り難い野菜である。

湯河原、幕山梅園(唯今、4分咲きくらいかな?)

 

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1793   初場所やテーピング対絆創膏   炎火

2017年02月05日 15時51分41秒 | 新年

 今年の初場所では、稀勢の里が優勝し、18年振りの日本人の横綱「第72代横綱稀勢の里」が誕生しました。私の友人夫婦は、優勝が決まった瞬間、抱き合って泣いたというから、多くの日本人はモンゴルに乗っ取られていたのが余程悔しかったんでしょう。しかし、一番喜んでいるのは、稀勢の里の出身地「茨城県」の人々でしょう。

 何故なら、ブランド総合研究所による47都道府県を対象にした「地域ブランド調査2016」で、去年も茨城県が最下位となり、4年連続魅力度ワースト1位となったそうですから、横綱誕生の喜びはひとしおでしょう。稀勢の里人気で、来年は最下位脱出間違いなしです。

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