(あきかぜに/やそうからから/からびけり)
私の工房に来られたお客様に出すお茶は、全て野草である。ビワ、ヨモギ、スギナ、アシタバ、ドクダミ、クマザサ、ゲンノショウコなどをブレンドして、お飲みいただいている。
単品で飲むより、ブレンドした方が美味しい。紅茶のように、ポットに茶葉を入れて熱湯を注げば、香り高く飲める。薬草として飲むには、ぐらぐら煮て(煎じる)ほうが良いらしい。但し、香りは飛んでしまう。熱くして飲んでよし、冷やして飲んでよし、なかなか好評で、数年前から販売も始めた。
誰でも採取できる野草なのだが、どういう訳か、教えてあげても自分で採取する人は少ない。特に都会の日本人は、楽な「買う」ことを覚えてしまい、「作る」ことを忘れてしまったようだ。
ピラカンサス
野草茶の俳句は、私の十八番を取られた感じですが、情景が目に浮かぶようで、いかにも俳句に手慣れた達人の句と思いました。
コメント、有難うございます。
この句は、「から」を重ねた駄洒落俳句です。まあ、その程度です。
この句の野草は、ゲンノショウコ(現の証拠)です。
これを飲むと胃腸の調子が直ちに治るので、こう呼ばれているようです。
すごい野草ですから、常備しておきたいですね。