一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1741   鰯雲海より出でて海に入る   歩智

2016年09月30日 | 

 半島の尾根や突端、山頂などから空を眺めると、雲が流れて行くのを見ることができる。それも、鰯雲が西の海から現れ、天頂を駆け、再び東の海へ沈んでゆくのを、作者は見たのであろう。

 さて、鰯雲の造形は自然神の造形だ。宇宙のある不思議、地球のある不思議、空気や動植物のある不思議、私達人間のいる不思議を思うと、やはり神は明らかに存在していると思わざるを得ない。そして、絶えることなく争いをし、地球を汚し続ける人間の愚かさも、又神のなせる業として受容しなければならないのだろうか。神の本願とは一体何なのだろう。

ヒガンバナ(彼岸花)


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