一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2286  第312回 岩戸句会 8月

2022年09月01日 | 

新涼の風遊ばせて大欅        吟

秋暑し象の花子の鏈錆び       〃

 

河底に白亜紀の足跡大旱       マープル

ヤンマ飛ぶ五百羅漢の人臭し  

 

秋めくや寝転びながらトルストイ   杏

黄昏てひぐらし鳴くや鳩も鳴く

   

有東木や川の流れと山葵ソバ     流水

夏の海加山雄三コンサート      〃

 

夏草や父祖伝来の家壊す       さくら

赤富士やまさしく赤し裾広し     〃

 

マスクしてはてさてどなた秋刀魚買う  心

命日に汗したたりて墓掃除       〃

 

富士の山逆さに有りて湖の秋     信天翁

立秋のさざなむ川瀬雄として     〃

 

炎帝や破れズボンの娘達       豊狂

墓洗うアルプス望む父母の里 

   

足をとめしばし見つめる我が秋愁   吠冲

米国の草虱国家果てるのみか     〃

    

玄関に満杯の靴盆休み        ルパン

来年も来来年も墓洗う

 

九谷焼赤の輝き残暑かな       黒薔薇

夢でもよい逢いたし煙墓洗う  

 

盂蘭盆会大雨兵馬俑語り       翠風

花火上げ赤ちゃん一心伝心      〃

  

満月や月下美人の香り嗅ぐ      伊豆山人

赤トンボ猛暑の中をはずんでる    〃

 

ぶかぶかの寝間着よろこぶ夜の秋   釣舟〃

今日もまあなんと蒸すずらそうざんしょ

 

タマアジサイ(玉紫陽花)

 

 


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