プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

シーカヤック海旅塾・スタート

2013-06-23 22:37:08 | インポート
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 先日、シーカヤック海旅塾・
 アイランドストリームバージョンを開催いたしました。

 シーカヤック海旅塾とはごく短く表現すると、
 我々が住むこのニッポンを、
 海の視点、島の視点、渚の視点、海洋哺乳類の視点、
 ウォータープラネットの視点、宇宙の視点から新たに捉え直し、
 ポジティヴな未来を見つめるヴィジョン・クエストの3日間だ。

 シーカヤックの真髄は旅にこそある。
 なぜシーカヤックの前後には荷室があるのか。
 そしてそこにはなぜ数十キロもの荷物が積み込めるように
 デザインされているのか?
 それはキャンプ用品のみならず、あらゆる道具を運搬しつつ
 海という圧倒的な自然の中を旅するためである。

 あらゆる乗り物の中で、
 自然に対して最も敏感な乗り物。
 たとえて言うならば、
 海の鼓動に対してよく調弦された楽器のように敏感なのが
 シーカヤックという存在。
 そいつで旅するってことは、
 自分自身とこの広い世界や自然や環境との深い関わりを
 新たに見いだしてゆく行為なのだ。

 人間、他の動物と比べて遥かに、
 己とは何ぞやなどと考える生き物だけれど、
 そんなことを室内でうじうじ考え続けるよりも、
 自分の身の置き場を変え、
 目線を変えると、感覚を変えると、
 世界の見え方、人生に対する価値観もがらっと変わるものだ。

 奥深く面白い海旅の世界。
 海からの目線。
 アウトドアの1ジャンルという狭い殻を破って、
 アートや歴史学や社会学や未来学や、
 震災後の日本の復興のあり方や、
 災害時のサバイバルや、
 より面白い生き方そのものに繋がってゆく
 シーカヤッキング。
 その真髄に触れる講義満載の、シーカヤック海旅塾。

 今回、ひとまずは無事終了。
(今後もどんどん続いてゆきます)

 航師側に立たせていただきましたが、
 まだまだ至らない己に気づかされつつ色々勉強させていただきました。
 やはり塾長の内田氏の想いはハンパないし、
 参加した塾生の意識もとても高いせいか(あ、塾生の皆さんレポート提出お願いしますね~)、
 このスタートしたばかりの手さぐり感もなかなか悪くないと思いました。

 お次は9月27日(金)~29日(日)に開催します。塾生募集中です。よろしゅう。
 http://homepage3.nifty.com/creole/umitabijuku.html

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