毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、今回はウォーレシア2回目です。これでこの連載は丸3年、計36回続けたことになります。今後はどこまで続くか分からないけど、ちょっと文体とか実験してみようかとも思います。
毎日新聞連載コラム、先月はインドネシアのウォーレシア1回目。カヤックを担いでコモドオオトカゲを観に行った話。よろしければご覧下さい。
サンセットトリップはコンディションに恵まれたらこんな感じ。シーカヤックでもsupでもOK。ただ真夏は昼のツアーが忙しくて手が回らないので、夏の終わりくらいがおすすめ。
先日行った、紀伊浦神海岸あたり。超巨大な流木が流れついていた。どこから、どんな旅をしてきたのか?
秋あたり、ここで少人数でキャンプしたい。
また海辺の弁天さんや、海に注ぐ日本一短い川(13メートル)、ブツブツ川なども興味深い。
湯浅湾、鷹島の入江。5、6千年前、ここに縄文集落があり、カヌーが停泊していた。海洋民だった彼らは長距離航海し、ここから八丈島までも移動していた。ここでしか作られない鷹島式土器という土器が八丈島や伊豆諸島でポツポツでてくることからもそれが推察できる。
瀬戸内海方面にも太平洋方面にも繰り出せ、しかもここいらの海域で最も穏やかな入江に集落を作ったここは、古代の海文化のヘソのような場所だったと考えることができ、興味深い。
ちょっとコース取りをいつもと変えてみるだけで、いろんな景色と表情を見せてくれる湯浅湾。ホームグランドとするのにふさわしいフィールドといえる。