お久しぶりです。
1ヶ月以上ブランクを空けたのは、このブログ史上最長かもしれませんね。
すいません。
今後の展開などに関わる、ちょっと色々やるべき作業に集中していました。
なかなか今の時期にしかできないことがいっぱいありまして。
さて、2012年から毎年3.11前後の土日のいずれかの日に行っている、東日本大震災の犠牲者への哀悼、復興への祈りを込めて、祈りの聖地である高野山への参詣道を歩く「高野山町石道ピーストレッキング」ですが、今年は第7回目になります。ちょうど3月11日が日曜日になりますので、この日に開催します。
http://islandstream.la.coocan.jp/kouyasan.html
震災から7年もたつわけですが、関西ではもうすっかり終わった、というか、なかったことのようになっていますが、原発の汚染水の問題にしろ廃炉の問題にしろ、収束してない物事が色々山積みになっています。また、復興という名の元に国、政治家、官僚、大企業などがその利権に群らがり恩恵を得、一方肝心の弱い立場の被災者はないがしろにされたままという現状もあります。
水産復興特区問題、仙台空港民営化、巨大防波堤建設、被災地へのカジノ誘致、大資本のショッピングセンターの出店とか、ぼくら関西人はほとんど知らない実態。焼け野原の更地にここぞとばかりに入り込む、いわゆる惨事便乗型資本主義というやつ。
ということを言うと「キミ、左か?」という人もいるでしょうが、別にこれをいいとも悪いとも言ってない。ただ、知らないのはよくないのでは・・・、ということ。
現地では未だに仮設で暮らしてたり、なんとか商売している人もいる。さらに、その仮設ももうそろそろ取り壊すから○月○日までに出て行ってくれ、と追い出されるケースもたくさんあると聞く。出て行け、と言われましても・・・、アパート・マンションやテナントビルなんて津波で流されてないわけだから引っ越しも簡単ではない。引っ越しするなら、新たに己で新築するしか方法はない。まだ若かったらそうすればいいけれど、いい年になってしまってたら・・・・。
去年釜石に行ったときに入った飲み屋なんか、戦後から土地に根付いた歴史ある渋い飲み屋街の仮設だったんだけど、仮設もそろそろ取り壊すから・・・、と、まさに上記した問題に直面してた。ああいうところのオバちゃんやオッちゃんは行くところがない。
そこにガーっと大資本が来たら・・・どうなるかは目に見える話。
まあ、このトレッキングイベントは別にそういう難しいことを語り合う場でもない。そういうのも含めて、歩きながら一人一人考えてみようというイベントですが、ただトレッキングを楽しむ、という意味で参加して頂いてオーケーです。