プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

サンセット進水式

2015-10-06 19:44:46 | 湯浅湾ツアー

 今日もまた、サンセットの海に出ました。

 今日はウォーターフィールドカヤックスの
 シメスタ500 五分割艇をご注文いただいていたお客さまの納品&進水式を兼ねて、
 美しいひとときをご一緒させていただきました。

 日が沈んでから、徐々に変わりゆく海と空の色彩。
 オレンジからダークブルーへ、球を思わせるグラデーションの天体。
 まさにここは惑星であるということを、意識させられましたね。 

 Yさん、おめでとうございます。
 素晴らしいネイチャーライフを約束する切符を手に入れられたわけです。
 末永く、安全にお楽しみください。 


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サンセットの海を漂う

2015-10-06 14:11:35 | 湯浅湾ツアー

 昨日、黒島ツアーとダブルヘッダーで、サンセット&夜光虫ナイトツアーを催行しました。

 素晴らしい美の世界。
 言葉にならない、言葉というものがむなしくなるひととき。


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なにげにすごい4億年前の地層の島

2015-10-06 13:24:45 | 湯浅湾ツアー

 昨日、湯浅湾南岸・黒島ツアー催行しました。
 貫通系、迷路系、袋小路系、水路系、隣の洞窟とのジョイント系、
 などなど、100以上数え切れないくらい洞窟の多い島。

 こんなところが何気にある湯浅湾、すごいと思うね。
 と同時に、こんなところに誰も気づかない和歌山の観光シーン、
 だいぶ遅れてるなと思う。

 だけど、むしろ下手に気づかないほうがいいのかもしれない。
 なぜなら、一昔前の「観光」イメージでの観光PRに臨むと、
 変に人工的に手を加えようとして、一気に俗化してしまうから。

 現在の最先端の自然観光、
 エコツーリズムのスタイルとは、
 人工的インパクトを与えず、
 太古以来そのままの姿の自然と、
 心深く静かに対話することにある。
 そこで自然の妙味に驚嘆したり、世界の豊かさに心を巡らせたり、
 同じ自然を見て神話や伝説を作った古人の心に、
 想像を馳せたりすることにある。

 ただの気晴らし、物見雄山としての観光ではなく、
 自分の人生、心をより肥沃にしてゆくための観光。 

 で、それには、ある程度の知的レベルが必要になってくる。
 しかしそれを扱う行政などの側がまだまだそのレベルに来ていない。
 だからダサい看板を作ったり、
 一部を削って休憩所やトイレや土産物屋を作ったり、
 変なアナウンスを轟かせた漁船観光を前面に押し出したり、
 変なギャルのモデルをあしらった観光パンフレットを作ったりする。

 実は日本のツーリズムは遅れている。
 タイ、ベトナム、インドネシア、インドなどより遅れている。
 一言で言って、センスがない。
 遊びを知らないからだ。
 遊びというものの価値を下に置いているからだ。
 だが、遊ばないと、ほんとうの豊かさは絶対にわからない。
 遊ばない人が、観光PRすると、絶対ヘンなことになる。
 だから、まだしばらく人知れず秘境のままの方がいいのかもしれない。


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ひとつ脱皮すると世界が変わる

2015-10-06 12:22:31 | 旅行

下津・沖ノ島の船着き場付近。

 

湯浅湾最北部・宮崎の鼻近辺の洞窟(この付近も洞窟多い)

 

下津・かるも島。湯浅湾だけではなく下津にもかるも島がある。キャンプするにもいい。

 

下津・沖ノ島の数少ない砂浜のひとつ。

 

下津・沖ノ島から臨む宮崎の鼻。その向こうは白崎海岸。木々がうっそうと茂る紀州にあって、
このさわやかな景観で異彩を放つ島。
 

下津・沖ノ島の灯台。この島には背高い木がほとんどなく、クマザサに覆われていて、
北方系、あるいは高山系、はたまたこの近所の生石高原にも似ている。 

 

和歌山マリーナシティ・ポルトヨーロッパの観覧車。

 

 ゴール地点・浜の宮近くのリゾートマンションの夕景。

 先日、湯浅湾アイランドストリームベースから和歌山・浜の宮ビーチまで漕ぎました。
 直線距離にして30キロ弱ですが、沖ノ島、地の島、下津・かもる島、マリーナシティなどを丹念に廻ったので、40キロほどの漕行距離になるだろうか。
 このルートはバラエティに富んでいて、トリップ感が深いコースです。
 ただ一個一個見どころが離れているため、ある程度の漕力が必要。

 シーカヤッキングって実は、景色をゆっくり愛でながら漕ぎたい派の人ほど、漕ぐ力があった方がいいんですね。単調な所はサーっと漕ぎ、美しい場所ではじっくりひとつひとつの洞窟や入り江の中に入り、進んでいけるから。漕ぐ力がないと、単調な場所も美しく入り組んだ場所も、ただただ闇雲に一生懸命漕ぐだけになってしまうんですね。地形に関係なく最短ルートで一直線に漕ごうとしてしまう。そうすると景色なんかに意識を持っていく余裕がなくなる。

 実はこういうことを忘れがちなんですが、
 一個一個の島、岩、洞窟、入り江などを丹念にめぐると、
 結果として累計で、結構な距離を漕ぐことになる。
 だから景色をゆっくり愛でる派の人ほど、
 余裕のある漕力キャパを持っておく必要があります。 
 むしろレース派や漕行距離にこだわる人以上に、キャパシティを持っておいた方がよい。  

 このコースは初級から中級者クラスに脱皮するための、
 ひとつのバロメーター的なルートともいえるでしょう。
 ここを漕げるくらいのレベルに脱皮すると、
 海岸線の隠されたたくさんの秘境を巡ることができ、
 世界が変わるくらい面白くなってくることでしょう。 

 ツアー、あるいはパドリング/ナヴィ講習実践編スクールとしての、
 リクエストも受け付けます。 


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