今日は待望の湯浅~田辺50キロツアーの日だったんだけど悪海況のため中止にしました。
こんな日は何をしているかというと本を読んだりデスクワークしたり色々です。
というわけで前回記事の続きです。
特に最近は原発関係の本読みまくってるんですが、読めば読むほどヤバいなと思う。地震の活動期に入った今、即刻原発をストップしなければとんでもないことになる危険性が極めて高いぜ、という思いが募っている。
じゃあ発電はどうすんねん、原始時代に戻るんかいな? という意見がふつう返ってくるが、実は火力発電で全部まかなえるらしい。というか、元々火力で全然OKなんだけど原発を使いたいがために火力発電所の稼働率をわざと落としているというのが実態である。それを稼働させるだけで、計画停電も、節電すらもしなくていいという指摘がある。
え、そうだったの? とあきれ返るほど簡単な話だ。
じゃあなぜ原発にこだわるのか。
早い話が原子力によって潤う方々の利権構造ができているからである。
国、産業界、政治家、御用学者がタッグを組む「原子力村」が強固だからだ。
別に原発が優れているわけでも、クリーンなわけでも、それがなきゃ電気が足りなくなるわけでもない。
原発が廃止されれば彼らが困るから廃止しないだけの話である。
野田ともすけなどの本を読んでるカヌー・カヤック愛好家はある程度知ってるだろうけど、海・山・川をコンクリート積めにする公共事業しかり、日本は政・官・財界の「鉄のトライアングル」構造が強固にできあがっていて、ちょっとやそっとでは崩れない。その上、司法の独立性があいまいなので、国家がかりの「鉄のトライアングル」の大犯罪を裁ききれない。たとえ地球を滅亡させるスーパー化け物犯罪でも裁ききれない。
その点、日本は実は民主主義国家ではないのである。
ほんとは原発を即刻廃止しても全く困らない。
実は電気は原発なしで十分足りているという話もある。
http://www.youtube.com/watch?v=PLJVLul6Wz0
もちろん太陽光や風力や地熱発電など自然エネルギーに即移行すれば一番理想だけれど、実際問題、急にそいつでは賄えない。むしろ「やはり原発がなきゃダメだろうがバカめ」という口実にされる恐れがある
まずは火力をフル稼働すればいいんだよ。
それも石油ではなく天然ガス。
天然ガス・コンバインドサイクルの発電方法が今のところ一番現実的で、しかもクリーンで効率がよいようだ。「結局火力だろ、じゃあ温暖化の原因である二酸化炭素の排出量はどうなりまんねん?」 という反論も出ようが、実は最も温暖化の原因を作っているのは原発からの「温排水」であるとも言われている。なんせ1日に出す温排水の熱量は広島型原爆の100個分もあるのだから。それに比べればガスコンバインドは遥かに熱効率のよい発電だ。また、必ず化石燃料の埋蔵量の話になるけれど、メタン・ハイドレードやコールヘッドメタン、タイトサンドガス、シェールガスのような天然ガス田が世界各地で新しく次々発見され、日本近海にも100年分くらいのメタン・ハイドレードが埋蔵されているという。
もちろん天然ガスコンバインド発電が究極にいいとは思わんけれど、
最も早急に大切なことは原発を止めることなのだ。
次の原発事故を絶対に起こしてはならないのだ。
そうなれば何もかも、日本人全員試合終了なのである。
太陽光や風力は、急に止めさせる力はない。
火力でしのぎつつ、自然エネルギー発電の可能性を追求しまくっていけばいい、
なんでそんな簡単なことをみんな言わないのか、不思議に思う。
いずれにせよ、「原発止めたら電気どうすんねん、原始時代に戻るんかいな?」なんて意見はとてつもなく恥ずかしい無知なたわごとだと思うべきである。