先日、南紀・みなべ海岸~鹿島(かしま)でのツアーを行いました。
みなべの千里海岸はアカウミガメの産卵地/サンクチュアリとして有名で、
その沖にある鹿島は、古えの時代に、
神が宿る島だとあがめられていました。
また南海地震の荒神を封じ込めているとされる
「要石」(かなめいし)という変わった岩もあったりする、
神々しくも美しい島です。
写真は鹿島からの眺めです。
この角度から見るとものすごく地球が丸く見えるってことを以前発見したのですが、この見え方、すごくぼくのお気に入りなんですよ。
周囲には小規模ですがサンゴの群落もあり、
これから夏になるとシュノーケルも面白いです。
また、ここらへんまでくると、黒潮の香りがすごくしてきます。
シーカヤックに乗って感じる「黒潮」の空気感って、
抽象に思われるかもしれませんが、
しかし感覚の世界では具象です。
紀伊半島では南に向かって岬一つ越えるごとにその感覚が分かるし、
ちょうど湯浅湾では名南風の鼻(ナバエのはな)という岬を越えると、
「ああ、この感じやな」というのが分かります。
で、本州最南端の串本・潮岬まで行くとそれが一番濃くなります。
ここ、みなべあたりはちょうど中間点って感じですね。
紀伊半島を漕いでいると
黒潮フィーリングがグラデーションで移っていくのが面白い。
今、5月後半から7月頭にかけてのスペシャルツアーの日程を立案中なのですが、このみなべ海岸~鹿島ツアーももちろん取り入れます。
ツアー内容詳細は下記の通りです。よろしく。
http://homepage3.nifty.com/creole/minabe.html