猫道節は異種格闘技戦だと思っていたが、どうやら違っていたらしい。前里慎太郎さんも「歩み寄ろうにも歩み寄れない」と言っていたが、例えば「ボクシング対空手」とかなら試合になるかもしれないが、「テニス対映画製作」とかだったら、そもそも競うすべがない。
しかし、それでも、テニスプレイヤーが映画を見て良ければ感動するだろうし、映画人がテニスを見て興奮することだってあるだろう。それに世の中には、テニスも映画も両方好きな人がたくさんいるに違いない。
はっとりあつしさんと慎太郎さんと私は多分全然似たところがないのだが、不思議なことに、主催の猫道さんは、どこかしらはっとりさんにも慎太郎さんにも私にも似ている。そのことが、異物だらけの三周年記念の夜を、ちゃんと整ったものにしていた。
はっとりさんはまさに怪人であった。
慎太郎さんはざらつき感がすごく良かった。
猫道さんは洗練されていた。
私は「大蛇をください」「小さな王様と大きな女王様」「花火大会の夜」の三篇を朗読した。とにかくオーソドックスな朗読を心掛けたつもりであったが、猫道さんには「最近の大島さんはクレイジーだ」と言われた。普通を意識するとそれがクレイジーに見えるというのはどういうことであろう。
それにしても、4年前に最初に詩のボクシングに出た時にはミミズの詩を読み、しばらく「ミミズの大島さん」と呼ばれていた。今は「大蛇をください」のせいで「大蛇の大島さん」と呼ばれる。これって出世なのだろうか。
楽しい夜だった。猫道さん、三周年おめでとう。
しかし、それでも、テニスプレイヤーが映画を見て良ければ感動するだろうし、映画人がテニスを見て興奮することだってあるだろう。それに世の中には、テニスも映画も両方好きな人がたくさんいるに違いない。
はっとりあつしさんと慎太郎さんと私は多分全然似たところがないのだが、不思議なことに、主催の猫道さんは、どこかしらはっとりさんにも慎太郎さんにも私にも似ている。そのことが、異物だらけの三周年記念の夜を、ちゃんと整ったものにしていた。
はっとりさんはまさに怪人であった。
慎太郎さんはざらつき感がすごく良かった。
猫道さんは洗練されていた。
私は「大蛇をください」「小さな王様と大きな女王様」「花火大会の夜」の三篇を朗読した。とにかくオーソドックスな朗読を心掛けたつもりであったが、猫道さんには「最近の大島さんはクレイジーだ」と言われた。普通を意識するとそれがクレイジーに見えるというのはどういうことであろう。
それにしても、4年前に最初に詩のボクシングに出た時にはミミズの詩を読み、しばらく「ミミズの大島さん」と呼ばれていた。今は「大蛇をください」のせいで「大蛇の大島さん」と呼ばれる。これって出世なのだろうか。
楽しい夜だった。猫道さん、三周年おめでとう。
そういうことありますよね。
この三人と共演できて楽しい夜でした。