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マーケティング研究 他社事例 636 「拡大する赤字と破産2」 ~米中対立や新冷戦とは?~

2020-09-10 10:14:00 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 636 「拡大する赤字と破産2」 ~米中対立や新冷戦とは?~


第五の問題から、六つ目の要因が浮かび上がります。

『脱グローバル化』が進む事です。

世界のバルカン化、断片化の流れは既にかなり進んでいますが、今回のパンデミックで加速していく事が懸念されています。

アメリカと中国のデカップリング(分断)は急速に進むとみられています。

大半の国は自国の企業と労働者を守るべく保護主義的政策を強めるはずです。

パンデミック後の世界の特徴として、財とサービス、資本、労働力、技術、データ、情報の動きに対する制約が厳しくなります。

既に医薬品、医療品機器、食品の分野でこうしたことが起こっています。

各国政府が今回の危機対応で、輸出制限などの保護主義的な措置を取ったためです。

第七の要因として、民主主義に対する反動がこの流れを後押しします。

ポピュリズムの指導者にとって、不況や大量失業、格差の拡大がしばしば有利に働きます。

先進国の経済が安定を欠く今、人々の心の中には、危機の責任を外国人に負わせようとする強い衝動が生まれています。

ブルーカラーや幅広い中間層は、ポピュリズム的な理屈、特に移民と貿易を制限しようとの提案を受け入れやすくなっています。

このことから、アメリカと中国の戦略地政学対決という、八番目の要因が導かれます。

アメリカのトランプ政権は新型コロナ危機について中国を非難しようとあらゆる努力を払っています。

これに対して中国の習近平政権は、中国の平和的発展に歯止めをかけようとアメリカが陰謀を巡らせているとの主張をさらに強めるでしょう。

その結果、貿易、技術、投資、データ、通貨協定においてアメリカと中国間の分断が一層進みます。

さらに悪い事に、9番目として、米中外交の分断は、アメリカとその対立国との間に新たな冷戦の舞台を整えてしまいます。

対立国は中国の他、ロシア、イラン、北朝鮮です。

アメリカの大統領選挙を間近に控え、サーバー選挙がひそかに激化することが当然予想されます。

それが従来型の軍事衝突につながる可能性さえあります。

また、将来の産業の主導権争いやパンデミックとの戦いで鍵を握るのは技術であるため、アメリカの民間テック企業はしだいに国家・軍・産業複合体に組み込まれて行きます。

無視できないのは最後のリスク(10番目)は環境破壊です。

新型コロナ危機が明らかにした通り、環境問題は金融危機よりもはるかに悲惨な経済的混乱をもたらすことがあります。

繰り返される伝染病の流行(2009年の新型インフルエンザH1N1や2014年~2016年のエボラ出血熱など)は、気候変動と同じく本質的に人災と言われています。

原因は、貧弱な保健衛生基準、自然生態系の破壊、そしてグローバル化した世界での緊密化した相互の結びつきにあります。

パンデミックや、気候変動に伴う多くの病的症状は今後、これまで以上に頻繁に表れ、深刻度を増し、大きな損害をもたらすことになります。

これら10のリスクは、世界が新型コロナウイルスに襲われる前から間近に迫っています。

そして今、世界経済全体を10年にわたる絶望へと追いやる巨大な嵐を招こうとしています。

2030年代までには技術の力と今より有能な政治的指導者により、問題の多くを軽減、解決、または最小化できるかもしれません。

そうなれば、より包括的、協調的で安定した国際秩序に道を開くでしょう。

しかし、何であれ良い結果を得るためには、その前にまず、来るべき新たな大恐慌を切り抜ける道を見つける必要があるのかもしれません。



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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 
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