To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 ★★★☆

2006-02-22 22:42:02 | 映画(劇場)
  
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主演の二人とも、舞台の上で、大勢の観客を前にして歌っている時が一番輝いて見えました。
もうジョニー・キャッシュとジューン・カーターそのものに、なりきっていました。
劇中の歌のシーンをすべて自分自身で演じているというのですから驚きです。
ホアキン・フェニックスの低い声は、ずしんとお腹に響きます。
リース・ウィザースプーンとのデュエットは耳に心地良く、ステージ上でのやりとりは掛け合い漫才のようで楽しかった。

ジョニー・キャッシュ、知りませんでした。
《死後2年経った今でもカリスマ的人気を保っているロカビリーミュージシャン、
1950年代、エルヴィス・プレスリーと共にロカビリーの黄金時代を築きあげた。》

エルヴィス・プレスリー はメジャーなのにね。
つい最近もBS放送で「エルビス・オン・ステージ」やっていたし。
この映画しか観たことが無かったけれど、主演映画たくさんあるんだ!

内容は、伝説のミュージシャンジョニー・キャッシュのサクセス伝記ストーリー。
彼の2度目の妻となるジューン・カーターとの10数年に渡る愛の軌跡を描いた物語でもあります。
テレビや予告編では、ラブ・ストーリーの部分を強調し過ぎのような気がしますが。

だけど 「Ray/レイ」 と似通っていますよね。

貧しい子供時代、兄弟の死がトラウマに、薬物中毒、女性問題、上手くいかない結婚生活、成功、栄光からの転落、変わらぬ愛、そして奇跡的な復活・・・・・・
映画とは関係なく、レイ・チャールズの歌には心を揺さぶられます。
それに比べてジョニー・キャッシュの歌は、同時代を過ごした同年代の人は共感を覚えるのでしょうが、今の時点で歌だけを取り出して聞いても、それほどの感動は味わえ無いと思います。
全ての歌を最後まで聴いたわけではないし、あくまでも主観ですけれど。
多分その時代の空気があってこそ、強く共感出来る歌詞という物はあるのでしょう。

ラスト近くのプロポーズのシーンでは、流石に泣きました。
ああいうシチェーションには弱いです。憧れでもあります。
現に40回のプロポーズ(?!)で落ちなかった彼女も、遂に承諾しましたし。

しかし男の人はついキスしようとしたり、現実的な問題抜きでプロポーズをしたり、子供っぽいっ事この上ない。
もっと納得させて欲しいのに・・・w
2回も離婚を経験して、世間の冷たい目に晒されてシングルマザーとして生きて来た彼女には、結婚に踏み出す決定的なモノが見い出せなかったのでしょう。
最後には情熱に押し切られた感じでしたね。



でも幸せな決断が出来て羨ましく思います。
本当に舞台上でのプロポーズだったのでしょうか。

このところ観たい映画は、ミニシアター系のものが多いです。
上映館が少なくて困ります。
今週末は『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』一色になるのかな。