To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

シン・シティ : 男たちの無償の愛が在る。

2005-10-15 23:42:42 | 映画(劇場)
男の甘い囁き、女の陶酔した表情・・・・・・でも "シン・シティ" では 「まやかし」 でしかない。
あっけなく夢は消え去る。
この冒頭のシーンが《罪の街》を象徴しているようでで印象に残ります。

そのあとアメコミの絵と一緒にキャスト紹介。
ジェシカ・アルバがトップなのですね。
こんな豪華な出演者の中で、意外でした。

またアメコミものの映画化か……観に行こうか迷っていたけれど、途中退場者がいるという記事を読んで逆に行きたくなりました。
評価も分かれているようですし、まぁ最後まで大丈夫かどうか試しにね。

確かに万人受けするようなモノではありませんでした。
実際、途中で出て行った人がいたし。

監督が3人!! なんともスゴイ。。。

ロバート・ロドリゲス

フランク・ミラー (原作者)

クエンティン・タランティーノ (スペシャルゲスト監督) 
  ワンシーンだけでギャラは1ドル・・・キルビルvol.2の音楽のお返しですと。

物語は3つのエピソードが微妙に交錯しながら描かれていきます。
124分、壮絶なバイオレンスシーン続出です。

ストーリーはアレですが、キャラクターは皆だれもが際立っています。
愛のために戦う3人の男たちも個性的でそれぞれに良いですが、悪役がもっと素晴らしい。

分かっていても信じられないイライジャ・ウッド、気持ち悪い黄色い変態男、死んでいるはずなのにしぶといベニチオ・デル・トロ。

特にドワイトとジャッキー・ボーイの車の中での会話シーンが好きです。
話し出した時には、えっぇ~まさかー驚きました。

女性たちもキュート、ゴージャス、強さもありで、良い配役でした。
ジェシカ・アルバは前髪を作ると幼い感じになりますね。

グリーンバックで全てのシーンを撮影、背景は全部CGで作られているとのこと。
俳優さんも演技するの、大変でしょうね。

モノクロ映像に挿入されるパートカラーの効果絶大!
今回初めてパートカラーという言葉を知った次第ですが・・・
版画のよう、切り絵のように感じた所もありました。

グロさはカラーでないために、それほど強くは感じませんでした。
血は色がないと、鮮烈な赤からどす黒く変わっていく様子、噴き出す勢い、質感、臭い、味とか・・・現実味が薄いですね。

バイオレンスシーンも、あそこまでやられてると、観ている方の感覚が麻痺して来ます。
耐性が付いちゃったかな?!

実際、思いのほか楽しめました。

さて、観終わって13時。
お昼時とはいえ、胃が縮み上がっているようで食欲はありません。

移動すること、30分ぐらい・・・・・・「神田藪蕎麦」へ。



鴨ロースとキノコの天ぷらをつまみながら、日本酒を飲む。
牡蠣そば、デザートに蕎麦饅頭も食す。

なんともタフな自分がいました。(笑)