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To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

鉄道博物館

2007-12-07 23:37:20 | 美術館・博物館
鉄道の日10月14日に開館した 鉄道博物館 に行って来ました。
JR大宮駅よりニューシャトルに乗り換え、1つ目の「鉄道博物館駅」で下車。

1Fヒストリーゾーンには、35両の実物車両が展示されています。
これだけ並んでいると壮観~
長いこと人に使用されていた物は、単なるモノとは思えません。
照明効果も手伝ってか、不思議な雰囲気になっています。
科学博物館に展示されている剥製の動物たちと、同じような感覚かなぁー

・・・とはいえ、暗すぎ。写真が・・・・・・













「旅のレストラン 日本食堂」は臨時休業でした。
賄い食「ハチクマライス」を食べてみたかったのに・・・ 残念!
12月8日からは通常通り営業を再開します、だって。



模型鉄道ジオラマ (ナレーション付き運転プログラム)

スタッフが解説しながら運転を行うプログラムで、15分くらい。
照明を調整して朝、昼、夜間を演出します。
一番前には、小さい子供と車椅子専用の席が設けられていました。



ミニ運転列車 は予約が必要です。
この整理券をゲットするために、1時間くらい並びました。疲れるよね。

鉄道オタクっぽい人が多いのかと思いきや、平日ということもあってか、小学校へ上がる前の子連れ家族が結構いました。
私なんて、特別に鉄道に興味があるわけではないのに。
テレビの特集番組で取り上げられているのを見ると、すぐに行きたくなっちゃう。
単なるミーハーですね

 

運転席です。狭いよぉ~~
左のマスコンハンドルを手前に引いて加速  といっても最高時速は4.5キロですって。
右がブレーキハンドル。 奥に押して、軌道上の駅に停車させます。オーバーランしちゃいました



運転席からの風景。
たった6分間ですが、自分で動かせるのは面白いねぇ~







ミニシャトル  「はやて」をモデルにしたミニ列車で、無料で乗車できます。



多少の待ち時間はあったものの、ストレスなく見て回ることが出来ました。
土日は混雑しているのでしょうね。
10時半から17時過ぎまで居たことになる。
写真を撮りながらだと、時間がアッという間に経ってしまいます。


川村記念美術館

2007-04-30 22:54:53 | 美術館・博物館
GW期間限定で、ツツジ山が一般開放されている 川村記念美術館 に行って来ました。
前々から池の向こう側に行ってみたいと思っていたので。
せっかく出掛けたのに、美術館には入らずじまいで帰って来てしまいました。



休館のお知らせ
川村記念美術館は、2008年春のリニューアル・オープンに向け、2007年7月2日から2008年3月中旬まで休館の予定です。
ロスコ・ルームは別棟に新設されるため、現在の展示空間はこれで見納めとなります。



白鳥池の周りを散策していたら、こんな卵の展示(?)がありました。
この池に住んでいる白鳥が産卵したホンモノです。
孵化日数は30日ぐらい。
その間、親鳥はほとんど飲まず食わずで卵を抱いているそうです。
親鳥が衰弱しないように卵は取り上げてしまうのだと、係の方が説明してくれました。
ちなみに、これらの卵は捨ててしまうのですと。





普段は立ち入ることの出来ない対岸から見た美術館。



ツツジは例年に比べ、だいぶ花が少ないとのことです。



フジの花が咲き揃うのは、まだもう少し先ですね。



ユキモチソウ



お花屋さんでは見られない可憐な花がたくさん

タカネエビネ



クロフクロー



クリンソウ



日本桜草(太子紅)



十二単



えにしだ(ほおべに)



半袖でも暑いくらいの陽気です。
子供は小川に入って水遊び。
木陰にシートを広げて、ピクニック気分でお弁当を食べている人たちも大勢見受けられました。



連休中はレストランが混雑するので、ギフトショップ「プロムナード」でテイクアウト用のランチパックが
販売されています。
サンドイッチやお赤飯、おこわ、まつり寿司などです。
私たちが着いた11時半には、もうこれだけしか残っていませんでした。
まつり寿司 350円 ピンク色のでんぶの甘さがとっても懐かしかった
正直レストランはお値段のわりに味はイマイチで、あまりオススメできませんね。



やっと美術館らしいものをアップ。 「ブロンズの形態」 ヘンリー・ム-ア
前からこの場所にあったかなぁ・・・・・・?



特別展 花 FLOWER

2007-04-08 23:00:07 | 美術館・博物館
昨日、国立科学博物館で開催されている
特別展 花 FLOWER~太古の花から青いバラまで~ に行って来ました。



これ、つい最近NHKの朝の番組で見ました。
あらかじめ花を持つことを想定して撮っておいた写真に穴を開け、小さい容器にナマの花を活けたもの。
ここまで大きなパネルに引き延ばすのは無理でも、組み合わせの仕方が面白いですね。



最初の方の展示は、理科の授業みたい。
だんだん説明文を読むのが億劫になってきます。
昼食時にお蕎麦屋さんで日本酒を飲んだせい・・・? 少しだけにしておいたのに。。



「ヒマラヤの青いケシ」は無惨な姿で残念でした。



こちらは種類が違うようです。



最先端のバイオテクノロジーを駆使して作られた「青いバラ」と「青いカーネーション」の展示がありました。
目玉の「青いバラ」はケースに入れられての お披露目 です。写真撮影も禁止でした。
青というよりは青紫に見えましたが。



黄色いコスモスも珍しいですね。



◆お花の展示◆ 3月24日(土)~4月15日(日) マーガレット・アジサイ



その大きさにびっくり! ↓



◆源氏物語の世界◆ 六條院 1/4模型





女三宮が着ていた十二単「紅梅襲」



◆いけばな展示◆ 3月24日(土)~4月8日(日) 池坊(いけのぼう)





◆フラワーアレンジメント展示◆ 3月24日(土)~6月17日(日)マミフラワーデザインスクール



人はどうして、
花をきれいだと思うんだろう。   毅然として、そこにあるから。 なぁ~んてね。

今回の思わぬ拾いもので、一番面白かったのが シアター360 でした。

どこかで見たと思ったら、愛・地球博/長久手日本館で大人気だった「地球の部屋」が移設されたもの。
360°に渡って映し出される映像は、すごい迫力で見応え充分でした。

ドームの中のブリッジに立って見るのですが、宙に浮き上がって自分たちが動いているような不思議な感覚で、クラクラする瞬間もありました。
始まってまもなく4~5歳の男の子が怖いよ~!と叫び出して退出、その後もう一人女の子も。
入場前に、係員が長々と注意事項を説明したのにも納得しました。

新たに制作された2本のオリジナル映像と、愛・地球博で上映されていた作品とを組み合わせての上映。
今回は、オリジナルの「恐竜の世界-化石から読み解く-」を見ました。
常設展の料金で見られるので、絶対のオススメです。


異邦人たちのパリ (国立新美術館)

2007-03-17 23:30:32 | 美術館・博物館
異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展
に行って来ました。
今年1月六本木にオープンしたばかりの 国立新美術館 も見てみたかったし。
設計は、今をときめく都知事候補の黒川紀章氏。
前面を波のようにうねっているのは、ガラスカーテンウォールと言うのですね。



正面エントランスを入ると、横にも縦にも広がる明るい空間が心地良いです。
光と影が織りなす模様が美しく、外界との繋がりも感じられて開放感が一杯



3階から見下ろした様子です。



ランチをした2階の 『サロン・ド・テ ロンド』 座席からの一枚。↓



お値段が高いわりには、味の方はごく普通でした。アイスクリームが一番美味しかったかな。
先に3階のレストランに行ってみたら、1時間~1時間半待ちと言われました。
次回は、三ツ星を獲得し続けているというポール・ボキューズ氏のブラッスリーで食事をしよう

  




さて展覧会は、誰かの頭越しに見るとか並んで順番を待つなんてこともなく、
土曜日にしてはストレスもなく鑑賞できました。



今回一番印象に残ったのは、ピカソの「トルコ帽の裸婦」(1955年)です。
圧倒的な肉体の量感にもかかわらず、重苦しさもイヤらしさもない。
どこかアッケラカンとした雰囲気に、安らぎさえ覚えました。

お父さんに抱かれた5歳くらいの男の子は、ピカソの2枚の絵の前で「気持ちワル~い!」を
連発していましたが。
私もピカソに、こんな感覚を持ったのは初めてです。

そしてずっと見損なっていた藤田嗣治の“乳白色の肌”に、これか!と感激
なめらかで陶器のよう、触れてみたくなります。
エキゾチックにも見え、妙に日本的でもあるし、すごく新鮮です。

時代は進み、抽象画や現代美術の展示になると、どうも付いていけない。
何でもありの表現方法に、驚いたり感心したり・・・・・・
分からなくても良いのでしょうが、結局面白がって「はい終わり!」ってことになってしまいます。

数々の作品よりも、国立新美術館の建物のほうが印象に残りました。



1階の「カフェ コキーユ」 ↑ ↓



天使の輪っか?!



17時45分頃。夕暮れ時も美しい。
 



  
国立新美術館と六本木ヒルズを結ぶ 無料シャトルバス(5月6日までの土日祝のみ)
運行されていたので、六本木へ



やっぱり六本木は、街も歩いている人たちもお洒落でした。


3月30日には サントリー美術館 が、すぐ近くに開館しますね。
落ち着いた頃に、建物見学にでも行こうかと思います。


本家 オルセー美術館

2007-02-18 23:41:51 | 美術館・博物館
昨年10月にパリへ行きました。 そして、念願のオルセー美術館にも。



宮殿のような展示室もありました。どこを見たらいいのか、目が泳ぎます。



時計台裏のカフェテリア。



カフェテリア横から、外のテラスへ出られました。 セーヌ川の向こうはルーヴル美術館。



隣り合わせ。一双ではないけれど、今思うと贅沢な展示です。





フラッシュを使用しなければ、写真撮影はOKです。
お気に入りの絵画と一緒に、記念撮影は如何でしょうか



えっえっ・・・ これも、これもあるの?! そんな感じの連続でした。

  

2時間半ぐらい、文字通り駆け足の鑑賞で、見逃しているものも多いです。
あーぁ、ホントに楽しかったなぁ~ また行けるといいのだけど。


オルセー美術館展

2007-02-17 16:55:31 | 美術館・博物館
昨日 東京都美術館で開催されている
オルセー美術館展-19世紀 芸術家たちの楽園 に行って来ました。



覚悟はしていったものの、平日にもかかわらず大変な混雑ぶりでした。
いつものことですが、特に入口付近。
それにゴーガンの自画像のある一画ですが、ここのスペースは展示の仕方をもっと考えて
欲しいです。

この美術館は、どうも好きになれません。
狭い、暗い、閉鎖的な空間は印象派の絵画には向かないように思います。

駅舎を改装して開館したオルセー美術館は、天井が高く端から端まで見通しがきく大きな空間で、美術館自体がとても魅力的です。
ガラス張りで柔らかい外光が入り、とても鑑賞しやすい。
上階からは屋外テラスに出られて、セーヌ川の対岸にルーブル美術館が眺められます。

神戸市立博物館 は銀行の建物を転用したとか、堂々たる風格で館内も明るく広々としているように見えます。
上野とは違い、旧居留地という立地もオシャレな雰囲気ですよね。
_____________________________________

工業化という時代の急激な変化の中、19世紀の芸術家たちは何を拠り所に、
何を追い求めていたのか・・・・・・

この展覧会は5つのテーマで構成され、絵画、工芸、写真、デッサンが並んでいます。

Ⅰ 親密な時間
Ⅱ 特別な場所
Ⅲ 彼方へ
Ⅳ 芸術家の生活―アトリエ・モデル・友人
Ⅴ 幻想の世界へ

ルノワール 「ジュリー・マネ」 1887年
嬉しそうに安心しきってご機嫌なネコちゃん、見ているこちらも幸せになります。



ゴッホ 「アルルのゴッホの寝室」 1889年
部屋も家具も、今にもグニャグニャと形を失いそうな不安な気持ちにさせられました。
この黄色、病的で妙に落ち着きません。



ゴーガン 「黄色いキリストのある自画像」 1890-1891年
最初のタヒチ行きの数ヶ月前に描かれた作品とあります。
楽園にウキウキと旅立つ男の顔ではないですね。
どんな心境だったのか。
傲慢なほど自信たっぷりに見えますが、ただ単純に希望に満ちて、という訳ではないのでしょうね。



マネ 「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」 1872年
この絵の前にもスゴイ人垣が出来ていました。
ほとんどモノトーンなのに、明るさ・若さが感じられます。
すみれは目を凝らして見ないと分からない。



ギュスターヴ・モロー 「ガラテア」 1880年
今回、一番心を惹かれました。これは実物を見ないとね。



モネの「アルジャントゥイユの船着場」、シスレーの「洪水と小舟」も明るい光を発していましたが、
こちらはガラテアそのものが眩いばかりの発光体と化しています。
周囲にある海生植物もラメのようにキラキラ輝いていました。
美しい しばらく見とれて動けませんでした。

印象派のオルセーというイメージで出掛けていきましたが、観終ってみると随分と違っていました。
人物を描いた作品が多かったのが意外でしたし、幻想的で不思議な作品(写真も)で魅力的なものが多く見受けられました。

もう一度観に行きたいですけれど、いつ行ったら混雑を避けられるのでしょう・・・ 無理か



西洋美術館前の梅。



まだ蕾さえ付けていない桜ですが、ピンク色が内包されていると思うと嬉しくなります。


江戸東京博物館

2007-02-11 22:23:37 | 美術館・博物館
江戸東京博物館 に行って来ました。混雑を避けたつもりが・・・・・・



早めに家を出て9時55分に着いたのに、チケット売り場には長い列が出来ていました。
入口付近は、まだお正月飾りです。



共通観覧券(1,440円)を購入して、まずは 特別展「江戸城」 へ。
この企画展示室内は撮影禁止でした。

えーと、あんまり興味を引くものがなくて。
武家社会は細々とした決まり事が多くて、さぞや窮屈だっただろうなと思いながら、混雑した室内を
一通り見て回りました。
最後にヴァーチャルリアリティで江戸城を再現!
これは面白い。当時の豪華絢爛な様子が良く分かります。

見終わって12:10に展示室を出ると、チケット売り場にも展示室の入口にも、物凄い列が出来ていました。
家に帰ってから録画しておいた新日曜美術館を見たら、特集は「オルセー美術館展」でしたが、
アートシーンで「江戸城展」を紹介していました。
こんなに多くの人がこの番組を見てすぐに出掛けて来たのだとしたら、大変な影響力だわ。
もう「オルセー美術館展」は平日に行くしかないですね。



12時を回ったことですし、近くのお蕎麦屋さんにお昼ごはんを食べに行きました。
2時からは、常設展と企画展の 北斎展・風景画の世界 へ。



北斎展は照明が暗く、ガラス越しで遠いので、細部が見にくくて残念でした。
とはいえ「冨嶽三十六景」を始めとする浮世絵は大胆な構図が見事です。

5・6階の常設展示室は、とにかく広い! でも、飽きないですよ。



3時から中村座前の特設ステージで、からくり人形の実演 を見ました。

 
         文字書き人形                   茶酌娘(茶運び人形)


寛永の町人地  双眼鏡が置いてあるので、表情までハッキリ見ることが出来ます。


助六の舞台

他にも、大型模型、実際に触れる展示物(重さ約15kgの纏、千両箱など)や動く模型があります。
ゆっくり見ていたら、「閉館10分前です」とのアナウンスが・・・ もう5時30分になるんだ。
今日は持ってくるレンズを間違えてしまって、大変困ったことになってしまいました。
次回はきちんと確認しないとね。


ルソーの見た夢、ルソーに見る夢

2006-12-05 23:21:06 | 美術館・博物館
初めて 世田谷美術館 に行きました。



美術館内にあるレストラン「ル・ジャルダン」へ向かう通路です。↓
10月に行なわれたワークショップで、小学校1年生から中学校1年生の子供たちと当美術館のボランティア・鑑賞リーダーが作ったものだそうです。
動物や鳥の鳴き声も聞こえていました。
いかにも手作り、カラフルで楽しい。
地元密着の美術館という感じで良いですね。



通路の向こうのレストランには、長い列が出来ていました。
結局1時間待って、やっとランチにありつけました。
レストランの中から見る紅葉も、とても綺麗です。



ポスターにもなっている「熱帯風景、オレンジの森の猿たち」が印象に残りました。
どっちが見ているのだか・・・私が見られているの・・・?変な感覚。
鮮やかな色彩にもかかわらず、音がないシーンとした密林の中に入り込んでしまう。

ルソーの絵って、どうしてこんなに静かなんだろう。

全然古臭い感じがしないので、今に至るまでイジられ遊ばれている。
横尾忠則の作品は怖くて面白い。



公園を歩いてから美術館だったので疲れもあり、いい加減な鑑賞になってしまい
勿体なかったナァー



アートコレクション展 花鳥風月「日本とヨーロッパ」

2006-08-24 20:08:58 | 美術館・博物館
ホテルオークラ東京で8月3日(木)~24日(木)開催中の
第12回 秘蔵の名品 アートコレクション展 花鳥風月「日本とヨーロッパ」 見てきました。



このアートコレクション展のチケットで、2つの併催美術展も観覧出来ます。

大倉集古館 「Gold~金色の織りなす異空間」展

泉屋博古館 分館 「近代洋画の巨匠たち 浅井忠 岸田劉生 そしてモネ」

先日、個性的で圧倒的な「プライスコレクション」を観たばかりなので、ちょっと反応が鈍くなっちゃっているかもしれない。
私に絵の知識が無いせいもあるね。

会場内が寒すぎるし、大きなガラスケースに色々なものが写り込んでしまって見にくかった。

それでも東西の有名どころの絵が揃えられ、楽しい展覧会ではありました。

「泉屋博古館 分館」は初めて知りましたが、住友コレクションを展示している美術館なのですね。
平成14年10月25日開館とあります。

このあたりは緑が多く閑静で、こころもち涼しく感じられます。
外国の大使館も沢山あります。

帰りがけに、泉ガーデンタワー2階の 「トラットリア・イタリア」 でパスタとケーキを食べました。
卵・パルメザンチーズ・生クリーム・ベーコンの特製カルボナーラ と イチジクのタルト。
ベーコンは噛めば噛むほど良い味が出て、すごく美味しかった。
タルトは、最近のケーキには珍しくかなり甘かった。イタリア風なのかな?

これでは、やっぱり美術鑑賞ではなくて散歩だね。


若冲と江戸絵画 展

2006-08-11 23:56:01 | 美術館・博物館
プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展 へ出掛けました。

上野の東京国立博物館で 7月4日(火)から8月27日(日)まで開催中です。

  ◆オフィシャルサイト◆    ◆オフィシャルブログ◆

向かって行く人は、それほど多くないような、、、混んでなければいいな。



今回の展覧会は「平成館」です。

 


すごく面白かった!!!  これを見なかったら、きっと後悔していたでしょう。
江戸絵画が、こんなにも自由闊達で個性的で楽しいものだとは思ってもいませんでした。

コレクションは5つに分類されています。

 1.正統派絵画
 2.京の画家
 3.エキセントリック
 4.江戸の画家
 5.江戸琳派

注目の「伊藤若冲」はエキセントリックの展示室に。

今回の一番人気は、やはりコレですかね。
凄い人だかりで、少し離れた所から見たいと思っても無理、無理。




鳥獣花木図屏風(ちょうじゅうかぼくずびょうぶ)
伊藤若冲 江戸時代・18世紀 紙本着色、6曲1双

屏風一双で86,000個の升目の数! ひぇ~~ 気が遠くなります。
■の中にある・の数も微妙に違うんですよね。
どこをどう見ても楽しいから、見飽きることがありません。
どこかエキゾチックな香りもします。




四季草花図・三十六歌仙図色紙貼交屏風
(しきそうかず・さんじゅうろっかせんずしきしはりまぜびょうぶ)
酒井抱一 江戸時代・19世紀、紙本金地着色、色紙/絹本着色・墨書、6曲1双

これも好き。
いかにもという日本的な組み合わせなのですが、広いリビングルームでもあったら
飾りたいです。

      

美人に犬図 山口素絢    二美人図 喜多川菊麿

着物は究極の重ね着。色・柄の合わせ方が楽しいな。
赤の襦袢がほのかに透けて、なまめかしい。

そして最後の展示室、やってくれました。
大丈夫なのかと心配してしまうほどの 特別展示

面白い試みです。
ガラスケースなし、光が刻々と変化します。
確かにね、江戸時代の人々は計算された美術館の照明の下で見ていたのではないもの。
強弱を付けたり、黄色っぽかったり白っぽかったり、当たる光によって印象が変わります。
特にモノクロの屏風では、違いが顕著でした。青みがかって見えました。


雪中松に兎・梅に鴉図屏風 葛蛇玉(かつじゃぎょく)


源氏物語図屏風 作者不詳

華やかな殿上人の世界。天上界かと錯覚してしまいそう。
光の効果、抜群!

今日は金曜日なので、午後8時まで開館しています。
5時半を過ぎ、少しは空くかと期待して待っていましたがダメみたい。
仕方なくあきらめて、本館へ移動。
こちらは平成館の喧騒をよそに、人もまばらです。


   菩薩立像(ぼさつりゅうぞう)

独り占めしての鑑賞・・・・・・静かな気持ちになります。

途中、疲れて1階のソファで気持ち良く寝てしまったけれど、13時半から18時まで。
流石に疲れたー
いつもより、沢山ポストカードを買って帰って来ました。