yamanba's blog

報道されない情報を発信します
気分転換に山の話題など

五ケ山クロスベース、飲食店閉店 

2020-03-02 18:28:28 | 五ケ山ダム

新型コロナウイルスの感染が広がる中、昨年12月に注文しておいた相方の車が届いた。トヨタの担当者の方の話によれば、今年受注した分については、コロナウイルスの影響で納車も遅れるそうで、ぎりぎりセーフのところだった。というわけで、相方の車の走行チェックを兼ねて、五ケ山へ。

五ケ山クロス・ベースに到着すると、アウトドアショップ「モンベル」の横にあった飲食店がなくなっていた。1月中旬には、「CAPANNA」から別のお店に代わっていたが、それもなくなっていた。那珂川市のホームページを見てみると、2月18日に終了したとある。昨年のオープン時からお客さんが少なかったので心配はしていたが、1年も経たないうちになくなるとは思わなかった。平日、特に冬場はアウトドアをする人も少ない。佐賀と福岡を結ぶ幹線道路沿いとはいえ、商業車も大して多くはない。食事に立ち寄る人も少なかったのだろう。あとコロナウイルスの影響がないとも言えない。

予てより述べているが、この際、ここを歴史資料館として活用してみてはどうだろうか。五ヶ山には、福岡と佐賀に纏わる貴重な歴史が多く残されている。伊能忠敬が測量したといわれる、博多と肥前神崎を結ぶ古代の道「肥前、筑前街道」や両国の境に敷かれた「国境石」、戦国時代には軍事上の要衝となった「佐賀橋」など。これらはすべてダムによって姿を消してしまったが、資料や文献、写真はたくさん残っている。目の前に広がるダム湖、その底に沈んでしまった歴史を紐解いてみるのも、興味深いものだと思うのだが。何より、歴史から地形を知ることもできる。アウトドアにも結びつく。

那珂川市は、ふたたび事業者を募集しているが、飲食に固執してしまうと同じような結果になるのではないだろうか。宮崎県西米良村の「小川作小屋」のように、歴史に浸りながら食事をするというのもよいのでは。あそこまではできないにしても、厨房も備えてあるので、那珂川市の特産ヤーコンやハーブなどを使った料理が食べれるコーナーをつくってみてはどうだろうか。毎日でなくとも、週末やイベントの時だけでも地元の人に協力してもらうとか。(那珂川市には料理上手で元気なご婦人もおられるので)五ヶ山を観光地にするというのなら、地元の人との交流は大事なことだと思うのだが。今のままでは寂しすぎる。

 

撮影日:2020.3.1

「五ケ山ヒストリーホール」にしてみては、、

 

 

 

《関連資料》

那珂川市。五ヶ山クロスホームページ

 

 



最新の画像もっと見る