yamanba's blog

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【速報】五ケ山クロスオープン!~キャンプサイト&ベース 

2019-03-31 08:42:00 | 五ケ山ダム

先週(29日)、ついに五ヶ山クロスがオープンした。そこで、花見を兼ねて、キャンプ場(キャンプサイト)の様子を見に行った。昨日(30日)は、オープン翌日の土曜日とあって、キャンプ場にはすでに多くのテントが張られていた。山のテント場と違い、テントも色々工夫がされており、皆、思い思いに楽しんでいるふうだった。クライミングウォ―ルでは、妙齢?のカップルがモンベルスタッフの指導を受けながら、クライミングをしていた。聞くと、4つの壁は難易度別になっているそうで、ホールド(手がかり)の深さが違うのだとか。子供も大人も遊べるように設計されていた。管理棟ではキャンプ道具のほか生活品なども販売され、まさに至れり尽くせりのキャンプ場。(その分、金額は高め)スタッフの方の話によると、この日は予約で一杯だとか。出だしは上々のようだった。

続いて、ダムサイト記念公園(ベース)にオープンしたモンベル五ヶ山店へ。385号線沿いに立てられたモンベルの看板に誘われてか、駐車場にはけっこう車が入っていた。よもや五ヶ山にアウトドアショップが出来ようなど、20年前には想像もしなかったが、それは立派なお店が出来ていた。お客さんもぼちぼち入っていて、意外にも年配の方が多かった。隣に入る予定の飲食店(カフェ)も決まったようで、来月20日のオープンとなっていた。次回の報告はその時に。

 

 

撮影日:2019.3.30 

五ヶ山キャンプサイト

 

 

 

 

テントサイト(30日午後1時半頃)

 

 

 

 

形もさまざま

 

 

 

 

徐々に増えて

 

 

 

 

クライミングにチャレンジするご婦人 

 

 

 

 

 

五ヶ山クロスベース

 

 

 

 

 

店内の様子(許可を得て撮影) 

 

 

 

 

展望台へ

 

 

 

 

展望台からダム湖を見る

 

 

 

 

ちょっと寂しい、、

 

 

 

看板が目立つ

 

 

 

《参考資料》

新建築2019年5月号 五ヶ山クロスベース

 


高島市長、ロープウエー構想断念も 復活の可能性ある!?(3月22日更新)

2019-03-19 18:25:00 | ロープウエー問題

先週、山口へ向かっていたころ、福岡市議会はクライマックスを迎えていた。福岡市が予算案に計上していたロープウエ―の検討費を削除する修正案が13日本会議で賛成多数で可決され、あとは高島市長がこれを不服とし、再議を発動するのかどうかに注目が集まっていた。ところが、高島市長が出した答えは、再議どころか、「もうロープウエーは議論もしない」と意表を突くものだった。市長選で公約にまで掲げたロープウエ―構想は、まるでなかったかのように消え去った。背後にあったのは、間近に迫った市議選だった。

福岡市は、2019年度の当初予算案にロープウエーの導入を検討する費用として5000万円を盛り込んだ。同時に、市の広報誌「市政だより」に、ロープウエ―の導入が決まったかのような記事を掲載。これに議会が反発した。議会で議論がされていない中で、このようなものが出されたのだから当然だろう。自民党は検討費を削除し、予備費にする修正案を提出、12日の条例予算特別委員会で可決された。13日本会議では、自民党、市民クラブ、共産党などが「議論が不十分で、ロープウエーに絞った検討は時期尚早だ」、「市民の多くはロープウエーを必要としていない」と主張したのに対し、公明党、みらい・無所属の会、自民党新福岡は「まずは検討費で判断材料を集めて議論すべきだ」と市長側に付いた。結果は、特別委員会同様、賛成39、反対20の賛成多数で修正案は可決された。

この結果を受け、高島市長は市の幹部会議を開いて、今後の対策を協議をすると、公明党、みらい・無所属の会、自民党新福岡とも懇談。その後、これら3会派の代表とともに断念表明をした。山口に居たため、記者会見をリアルタイムで見れなかったが、何と異常な光景か。これほど首長に寄り添う議員の姿を見たことがない。本来、首長と議員は一定の緊張感を保つものだが、ここまで露骨に親密さをアピールするのは、市議選で自らに近い議員を当選させ、議会を自分の思い通りに動かすために他ならない。つまり、ロープウエーより今後の議会運営を選んだということ。市長側近は「負けて勝つ。戦略的撤退だ」と息巻いているが、議会で正々堂々と議論できないだけだろう。

高島市長、自ら立ち上げた検証委員会(これがかなり怪しいものだった)が新交通システムを検討している最中に、いきなりロープウエ―構想を公約に掲げ、自分に不利だと思うやいなや、決断は早いほうがいいからと、なかったものにした。そこに公約の重みはなく、最初から最後まで自分本位だった。(ロープウエ―には反対だが)本当に夢であるなら、純粋に市民に語ればよい。それもせずに、偉そうなことは言えないだろう。ところが、これを英断だという人がいるから驚く。まさに衆愚政治だ。絶望的な気分になるが、何はともあれ、一先ず博多のまちは守られた。今頃、胸を撫でおろしている市民も少なくないのではないだろうか。あとは4月7日の市議選で、信頼できる議員が誕生すること願うばかりだが、、

 

ロープウエー構想、復活の可能性もある!?(2019.3.22更新)

喜ぶのはまだ早かった。議会に精通した人の情報によると、ロープウエー構想は白紙になったものの、復活する可能性は十分あるという。何故なら、高島市長は、ロープウエーの議論はしないと言っているが、導入しないとは言っていない。しかも、自民党はロープウエー構想には反対していない。自民党は、高島市長が手柄を独り占めしようと急いで事を進めていたことが面白くなかったようで、今回は修正案という形で反発した(市民から反対の声が多かったこともあり選挙対応とも考えられる)が、ロープウエーは、JR九州など地元経済界から期待の声も大きいため、復活する可能性は十分あるという。それがいつになるかはわからないが。いずれにせよ、今度の市議選が要になるのは間違いない。やれやれ、一難去ってまた一難。高島市政が続く限り、安心していられない。

【福岡市政インサイダー情報】ロープウエーは死んだのか?~ゾンビとなって甦る悪夢( NETIB-NEWS 2019.3.20)

 

 

 

断念表明をする高島市長にぴったり寄り添うシンパの皆さん(写真:西日本新聞より)

左から国分議員(みらい・無所属の会)、黒子議員(公明党)、飯盛議員(自民新福岡)

 

 

 

 こちらが問題の市政だより3月1日号 ※これを読んで、ロープウエー導入決定と思った市民は多い

市政だよりに載ったロープウエーの耐風速の数字はデタラメだった(かみや氏) 

 

 

《関連記事》

目玉公約あっさり撤回 福岡市長ロープウエー構想 市議選争点化避ける(西日本新聞 2019.3.14)

「市民の幸せにつながらない」 ロープウエー構想断念 高島市長一問一答(西日本新聞 2019.3.14)

理解と戸惑い交錯 福岡市議会 市長のロープウエー構想撤回(西日本新聞 2019.3.14)

木下敏之氏ブログ『ロープウエイ断念にみる衆愚政治』(2019.3.15) 

 

 


五ケ山ダム竣工から1年~五ヶ山をふりかえる

2019-03-10 14:07:44 | 五ケ山ダム

五ケ山ダムの竣工(事業終了)からまもなく1年。試験湛水がはじまってから2年5ヵ月が経つが、いまだに試験湛水は終わっていない。運用開始が遅れる中、先月14日から福岡市へ水を供給するための放流がはじまった。福岡市関連のダム貯水率が30%を切る直前の緊急対応だったが、放流は今も続いている。

五ケ山ダムは、経年貯留ダム(集水面積に比べ、貯水容量を大きく採れる地点にダムをつくり、異常渇水時に水を補給するダム)として、1983年に計画、1988年に事業が採択され、24年の時間を置いて2012年に着工。その後、RCD工法の採用によって予定より1年早い2016年に堤体が完成、同年10月から試験湛水がはじまり、事業計画からおよそ30年もの歳月をかけて今の姿になった。

少し話を戻してみる。五ケ山ダム事業計画から遡ること十数年、1970年代の福岡市の水事情は急増する人口で需要量に供給量が追いつかず、水資源開発が緊急の課題だった。そこで、背振ダムと五ケ山ダムを比較検討することになった。五ケ山ダム(計画地)をボーリングした結果、五ケ山ダムは背振ダムよりダムとしては優位だったが、東背振村立小川内小学校や佐賀県天然記念物「小川内の杉」を移転させることは、歴史的な背景からして、福岡市で解決することは出来ないと判断され、背振ダムが建設された。その後、1978年、福岡市は大渇水(福岡大渇水)に見舞われた。これを契機に五ヶ山ダム事業計画案が復活し、今に至っている。

五ヶ山には1997年頃から通っているが、当時、ダムがつくられるなど露知らず、地元の人からもそのような話を聞くことはなかった。(おそらく空白の24年間の時期だったからかもしれない)そのため、その頃の写真は殆どない。もう少し写真を撮っておけばよかったと、今さらながら後悔している。当時、東背振村小川内(現在の吉野ヶ里町)と那珂川町東小河内(現在の那珂川市)には25世帯48人が暮らしていたが、ダム建設により移転を余儀なくされた。ご存じでない方もおられるかもしれないので説明をすると、五ヶ山湛水区域には、那珂川を挟んで佐賀県東背振村と福岡県那珂川町(現在の那珂川市)が存在していた。今では川も消え、県境を示す国境石(くにざかいいし)も水の底に沈んでしまった。歴史はダム湖の中に眠っている。

那珂川市はアウトドア拠点として、五ヶ山を「五ケ山クロス」と名付け、「大自然と遊ぶ」というキャッチコピーで一大宣伝をしている。しかし、五ヶ山では多くのものが失われた。ダムによって川は消失あるいは分断され、多くの山が削り取られた。その結果、巨大なダム湖が出来た。果たして、これが大自然といえるのだろうか。何はともあれ、那珂川市には、五ヶ山をふりかえる作業をしてほしい。はじめてこの地を訪れる人達に、かつては手つかずの自然があったこと、その自然と共に暮らす人々がいたことを知ってもらうため、五ヶ山の歴史を後世に繋げていく作業をしてほしい。失われたものがあって、今があるのだから。

 

※正式には、五ケ山ダムは大きい「ケ」、地名の五ヶ山は小さい「ヶ」です。

 

 

2012年、五ケ山ダム建設着工(この年から本格的に撮影をはじめました)

五ヶ山の山々が削り取られているところ この道(写真右)の先に東背振村立小川内小学校があった(2012年11月撮影)

 

 

 

 

この時、胸が張り裂けるような思いで作業を見ていた(2012年11月撮影) 

 

 

 

 

多くの木が伐り出された(2012年11月撮影)  

 

 

 

 

湖面に名残が、、 (2019年1月12日撮影)

 

 

 

当時の村の様子を映した貴重な写真(那珂川市図書館所蔵・旧那珂川町文化財資料より)

東背振村小川内集落(現在の吉野ヶ里町) 

田んぼの下に那珂川が流れていた 後に見えるのは背振山系(現在、ここはダム湖)

 

 

 

那珂川町東小河内集落(現在の那珂川市)

山の斜面を利用して耕作が行われていた (写真右端あたりに、現在、ダムサイト公園ができている) 

 

 

 

《関連資料》

福岡県HP。五ケ山ダム竣工式について(2018.3.7) 

 


五ケ山クロスキャンプサイト&ベース施設公開~那珂川市とモンベル

2019-03-07 08:33:55 | 五ケ山ダム

五ヶ山クロスに整備された五ヶ山キャンプサイトとベース(ダムサイト記念公園)が、いよいよ今月末オープンする。1日からはキャンプサイトの予約受付がはじまった。それでだろうか(いつもは少ないのに)、先月末から当ブログへのアクセス数が急増。ようやく落ち着いたが、五ヶ山キャンプ場の感心の高さを覗わせる出来事だった。那珂川市も電話はパンク状態だったらしいが、ちょっと確認しておきたいことがあったので、昨日、那珂川市に問い合わせをした。(ちなみに3月9日・10日はプレオープン

先月末、那珂川市のホームページに五ヶ山キャンプサイトの写真が掲載され、利用料金が公開されたが、これがびっくりするほど高い。ウォールテンテッドキャンプサイトなどホテルオークラ並みだ。これほど高い料金設定にして、果たして人が来るのかと思ってしまうが、よく見ると、3月末までと4月1日からの料金が違う。4月に入ると約2割も高くなる。ところが、これについての説明がなかったので、那珂川市に問い合わせをした。

対応したのは、那珂川市地域づくり課の職員。聞くと、五ヶ山キャンプサイトは市の施設だが、3月末までは市が管理し、運営はモンベルに委託しているという。4月1日からは指定管理者として、管理・運営ともモンベルが行う。その議案(50)を3月議会に提出しているという。可決されれば、4月1日からモンベルが五ヶ山キャンプサイトの経営者となる。いわゆる公設民営、だから金額が上がる。一方、ベース(ダムサイト記念公園)は、テナント管理が必要となるため、管理・運営とも那珂川市が行う。物販コーナーはモンベルが入るが、飲食コーナーはまだ決まっていない。担当者に状況を尋ねてみたが、なかなか難しいような口ぶりだった。

余談だが、福岡市に比べ、那珂川市の対応はいい。今回の問い合わせにも丁寧に説明をし、今後とも五ヶ山クロスをよろしくと言われた。そこで、「いえいえ、ずいぶん昔から親しんでますよ」と言いたかったが、「楽しみにしています」とだけ。本当は、五ヶ山の歴史を紹介する場所があればと言いたかったが、それはまたの機会に。

 

 

写真は五ヶ山オフィシャルサイトより

五ヶ山クロスキャンプサイト 管理棟入り口

 

 

 

 

ウォールテンテッドキャンプサイト 高級ホテル並みの値段   市の担当者は標準的な金額だと、、 

 

 

 

 

ウォールテンテッドテント 料金は1泊2万7千円(定員6名)※4月1日からの料金

 

 

 

 

昼間はこういう感じ 

 

 

 

テント内の様子

モデルルーム!

 

 

 

輸入住宅か、、

 

 

 

もはやテントではない、、 

 

 

 

 

ベース(ダムサイト記念公園)

 

CGのよう、ドローン撮影? 

 

 

 

 

アウトドア客で賑わうことになるのかな 

 

 

 

《関連資料》

那珂川市。五ヶ山クロスオープン情報

mont-bell。モンベルが手がけるキャンプ場「モンベル 五ケ山ベースキャンプ」

 

 


大山梅まつり2019

2019-03-04 10:32:32 | 日記

先週末(2日)、日田市大山梅まつりへ。昨年は義父が亡くなり、おまけにインフルエンザでダウンしていたので、2年ぶりの梅まつり。おおくぼ台では、先月末に満開を迎えていたようで、散ってしまった花もあったものの、まだ蕾も多く、もうしばらく楽しめるのでは。

今年は暖冬だった上、昨年からの少雨が影響しているのか、花はどこか小さめで香りも控えめだった。季節の移り変わりがはっきりしなくなったせいか、ひとつの枝に、散ってしまった花、今が満開の花、これから咲くのか、蕾の花が一緒に並ぶ。昔はなかったような光景が、今では普通になってしまった。異常気象という言葉も定番になって、異常なことが異常だと感じられなくなってしまったような気がする。人間の感覚が麻痺していく中で、自然は正直に生きている。けなげに咲く梅の姿を見ながら、今年こそ災害がない様にと願った。

 

 撮影日:2019.3.2

大山おおくぼ台 (梅まつりは2月17日から3月17日まで)

 

 

 

緑に映える

 

 

 


うっすら赤い花、豊後かな?

 

 

 

 

気品ある白い花、南高かな?

 

 

 

 

まだ蕾が多い、玉梅かな?

 

 

 

 

散策路 梅を鑑賞する人たち

 

 

 

 

梅林の隣に杏?の巨木 樹齢何年?

 

 

 

 

こちらは桜

 

 

 

 

河津桜は満開

 

 

 

 

こちらは露店横の梅(観賞用) 八重野梅かな?



大山はいろいろな実梅が植えてあります。



《参考資料》

日田市HP。第39回日田おおやま梅まつり