Inoueinterior Room Blog

報道されない福岡の危機を伝えます。気分転換は山の話題。

福岡市立こども病院裁判~ついに舞台は最高裁へ

2016-03-22 21:48:06 | 人工島

福岡市立こども病院の人工島(アイランドシティ)移転をめぐる裁判。昨年末、福岡高裁は福岡地裁に続いて市民側の控訴を棄却。これらの判決を不当として、「福岡市立こども病院の人工島移転撤回を求める市民会議・住民訴訟原告団」は、最高裁へ上告。原告団は、こども病院の問題は終わっていないことを市民に知ってもらい、公正な審理と裁判をしてほしいという声を最高裁に届けたいと、今月、「公正な審理・裁判を求める要請書」の署名活動を始めた。福岡市の不正を正すため、一人でも多くの賛同署名が集まることを願って。

 

以下、要請書を転載。

 

                      

                          公正な審理・裁判を求める要請書

 

最高裁判所 御中
                             

                            福岡市立こども病院の人工島移転撤回を求める市民会議・住民訴訟原告団

                      

要請の趣旨

 福岡市立こども病院(以下「こども病院」)の診療とその存在に、こども患者の生命と運命を託している者たちと市民たちが、福岡市の市政の健全な蘇りを求めて止むにやまれず起こしたのが本件訴訟です。福岡地裁と福岡高裁は請求棄却の不当な判決を下しました。上告審では、審理を尽くして公正な裁判をしていただくよう、要請します。 

要請の理由

 私たちは、こども病院に入退院したこども患者とその家族並びにそれを支えてきた福岡の医師など医療従事者、弁護士、保育者、福岡で働き生活する市民の集まりです。私たちは以下の理由により、こども病院の人工島移転用地売買代金等返還請求の住民訴訟を起こしました。要請の理由とあわせて、提訴以降の事情も記します。

1)私たちが納めた税金が、市民の生活を苦しめることに使われたくはありません。

 私たちは私たちの生活が良くなることを念願し税金を納めています。その税金が市民生活を苦しめることに使われたくありません。患者の命を危うくし福岡市内の大部分からの緊急搬送や通院に支障を来たすこども病院人工島移転に税金を使って欲しくはありません。

2)こども病院の人工島移転計画そのものが問題です。

 福岡市立こども病院は、従来福岡市中央部において高次医療を担う小児専門病院としてこども患者の生命を守り、救ってきました。人工島に移転した今、市南西部ではこども病院が遠くなり困った、と患者とその家族に心配する声が広がっています。人工島は交通騒音や振動、病原ウィルスの侵入など医療環境として不適切です。こんな人工島に移転することによって患者数が減り、病院経営が破綻するのではないかと心配する声も聞こえてきます。

3)裁判所の調査嘱託の権威が失墜し、証人申請も不採用となりました。

 福岡市はこども病院現在地建替え費用を、ゼネコンから聞いたとして1.5倍にし、人工島への移転を決定しました、しかし、その手続きは不透明で疑惑だらけです。それにもかかわらず、福岡地裁は自ら実施したゼネコンへの調査嘱託の結果を採用せず、福岡高裁もまたゼネコン社員の証人申請を採用しないまま判決を言い渡しました。

4)福岡市の宝、市民の誇り「こども病院」が失われてはなりません。

 福岡市の宝、「福岡には市立こども病院がある」との市民の誇りが失われてはなりません。この訴訟には、患者とその家族そして多くの市民の命運と期待がかかっており、全市民が注目しています。公正な審判と判決を、切にお願いします。

 

転載終わり。

 

こちらは、こども病院人工島移転問題のことがよくわかる、福岡市議会議員荒木氏のレポート。

 こども病院人工島移転問題 ~裁判で福岡市のウソが明らかに~ 

 

※賛同署名(用紙)については、こちらをご覧下さい。 

 

 

《関連記事》

こども病院移転費用~福岡地裁が請求棄却、原告ら「不当判決」(NET IB NEWS 2015.3.9)

調査嘱託結果を否定!!裁判所による「捏造の勧め」(NET IB NEWS 2015.3.10)

 

 


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「小川内の杉」移植~現地報告(3/21)

2016-03-21 21:30:50 | 五ヶ山ダム

「小川内の杉」のリフトアップが完了したというので、早速、現地へ向かった。そこには、一段と高くそびえ立つ「親子杉」の姿があった。総高は50メートル近くあるだろうか、親杉の先端は隣接する橋桁とほぼ同じ高さになっていた。遠くから見る限り杉に異常は見られなかったが、そろそろ芽吹きはじめたのか、葉は幾分鮮やかになっていた。

先週末、福岡県が公表したスケジュールによれば、移植完了は早くて4月末(~5月上旬)、それまで根を下ろすことができない。開花の時期にかかるが、このまま元気でいてくれるだろうか。今が移植に最適な時期なのだろうが、このところの気候変動も気になる。何とか無事に終わってくれればいいが。

帰路、福岡県がダムカードを配布しているというので、五ヶ山ダム現場事務所に立ち寄った。女性事務の方から「よろしくお願いします」と手渡されたカード。見ると、裏面「こだわり技術」のところ、ここぞとばかりに、ダム(渇水対策容量)が昭和53年の福岡大渇水をベースに作られていることが紹介されていた。おまけに現存する県内のダムの中では最大のものになると誇らしげに書かれていた。この手のカードが全国にあるというから、どうしようもない。

目の前に広がる巨大な堤体を見ながら、ここにどれほどの水が溜まるものかと思った。必要のない事業に多額の税金をかけ、自然を破壊したツケはいつか必ず我々に帰ってくることだろう。それが、人間の技術では作ることができない、自然というものだから。

 

 

 以下、3月21日撮影。(午前9時ごろ、気温7度)

持ち上げられて(写真手前、架台の高さは6.7メートル)

 

 

 

 

 

 

車があるところに移動用レールが敷かれる

 

 

 

 

 

 

芽吹いて

 

 

 

 

 

 

根元部分が見えた 

 

 

 

 

 

 

 

 橋桁とほぼ同じ高さ

 

 

 

  

 

 

 

 山は削られ

 

 

 

 

 

 

山を分断する巨大堤体

 

 

  

 

 

 

移植工事業者 株式会社フクユー緑地

※「小川内の杉」移植については、まだ記載がない。

 

 

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「小川内の杉」移植~その4

2016-03-18 22:34:00 | 五ヶ山ダム

「小川内の杉」の移植状況。福岡県の報告によると、17日、高さ1.3メートルのところで保持されていた「小川内の杉」のリフトアップが完了、これから斜面までの水平移動用レールの設置作業が行われる。予定より半月程度の遅れで工程が進んでいるため、作業スケジュールが見直されている。(下表参照)

※近々、現地報告を掲載する予定。 

 

以下、福岡県HPより。

 

 


 


 

 

 

《見直された移設スケジュール》



 

 

こちらは4年前。

 

ご神木           

            

 

 


《関連資料》

五ヶ山ダムの建設に伴う「小川内の杉」(佐賀県天然記念物)の移植について移設作業状況(その4)

 


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「小川内の杉」移植~その3

2016-03-10 10:48:06 | 五ヶ山ダム

「小川内の杉」の移植状況。福岡県は3月8日午後2時から根鉢の持ち上げ作業を再開し、持ち上げに成功した。(その2)現在は、杉を約1.3メートル持ち上げた状態で保持。次に架台に乗せる作業(水平移動)の準備として、根鉢下部からの土砂崩落対策や水平移動用レールの設置を開始した。


以下、福岡県HPより。


 


 

 

 







こちらは4年前。

幹が3本くっついているので、親子杉と呼ばれる。皆、元気でいてほしい。

 




《関連資料》

福岡県HP。

・五ヶ山ダムの建設に伴う「小川内の杉」(佐賀県天然記念物)の移植について移設作業状況(その3)



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「小川内の杉」移植~その2

2016-03-09 10:29:30 | 五ヶ山ダム

「小川内の杉」が動いた。2月24日の工事開始時、地盤が固くて根が離れず、4センチ上げたところで中止となっていた移植作業。その後、福岡県が原因を調査したところ、根鉢と地盤が強固に密着している部分があることが分かったという。そのため、県は地盤との剥離が容易となるよう、地盤を削り水平削孔を行っていた。そして、昨日、油圧式ジャッキで杉を保護する鉄枠ごと1.3メートル引き上げ、地盤から根を離すことに成功したという。次は、杉を架台に乗せる作業がはじまる。

 

今後は、移設作業経過を随時報告していきます。

 

以下は、福岡県HPより。

 







 

 

 

 

 

 こちらは4年前。

ここにあった根っこが切られた。惨いな。

 

 

 

 

 《関連資料》

・福岡県HP。

 五ヶ山ダムの建設に伴う「小川内の杉」(佐賀県天然記念物)の移植について(その1)

 五ヶ山ダムの建設に伴う「小川内の杉」(佐賀県天然記念物)の移植について(その2)

 

《関連記事》

五ヶ山ダムで移植作業再開 県天然記念物「小川内の杉」(西日本新聞2016.3.9) 

 

 

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