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くじゅう連山 被害甚大、大規模土石流多発(8月17日更新)

2020-07-14 16:54:54 | 

くじゅう連山が大変なことになっている。長者原ビジターセンターの報告によると、今月6日から7日の大雨により、山の至る所で大規模な土石流が発生しているとのこと。登山道は大変危険だとして、大分県もくじゅう連山への立ち入りを控えるよう呼びかけている。

長者原ビジターセンターによると、これまでに確認されている土石流発生箇所は、三俣山西側、中岳~白口岳北東側、大船山南側、久住山南東側、扇ヶ鼻南側・西側。このうち、三俣山西側では、土石流が長者原からスガモリ越までの登山道を押し流し、中岳北東では、土石流が法華院温泉山荘キャンプ場やバンガローを直撃し、大きな被害が出ている。これら以外にも多くの土石流や土砂崩れが確認されており、入山自体がかなり危険な状態。被害は熊本地震の時を大きく上回っているとのことで、事態は深刻だ。(下地図参照)

そうした中、ようこそ九重連山の永松さんが12日、長者原から雨ヶ池ルートで坊がツルまでを検証(これもいかがなものかと思うが)、ホームページに被害状況が掲載されている。見ると、変わり果てた山の様子が映し出されていた。(10日のブログでも書いていたが)、7日5時半頃に目が覚め、国交省の防災情報を見た時、九重野上観測所(くじゅう連山麓)で1時間雨量が80ミリを超える大雨になっていたので、くじゅうのことが頭をよぎったが、まさかこれほどひどいことになっているとは、、

今、山は大量の雨水を含んでいるだろうから、少しの雨でも土砂崩れが発生する可能性がある。もし入山して事故でも起きれば、それこそ復旧の妨げになる。とにかく許可がでるまでは、入山しないようにしたい。

 

※下のほうに更新記事を掲載しています。

 

写真は、「ようこそ九重連山へ」永松さんのツイッターより

法華院温泉山荘キャンプ場  バンガローが押し流されている (山荘の人達が無事でよかった、、)

 

 

 

写真は、法華院温泉山荘face bookより

看板、かろうじて無事、、

 

 

 

野上観測所雨量(国交省 川の防災情報データより)

6日の降り始めから8日までの雨量は600ミリ近く 何が起きてもおかしくない (国交省 川の防災情報より)

 

 

 

登山道状況(7月13日現在、長者原ビジターセンターより)

くじゅう連山、満身創痍     ※最新の登山道状況地図はこちらをご覧下さい。

 

牧の戸峠から瀬の本寄りのところで土砂崩れが起きているようで、旧道路公団事務所~瀬の本高原間は通行止めになっています。さらに、地図に掲載がないところでも土砂崩れが起きている可能性があるとのこと、山は大変危険な状態です。(7.14)

 

《2020.7.16更新》

今朝の大分合同新聞にくじゅう連山の被害状況が掲載されている。それによると、くじゅうを管理する竹田市では、市内の50ヵ所以上の道路で被害が出ているため、まずはライフラインの復旧を優先し、登山道の復旧工事は後回しになる見通しだという。今後については全くの白紙だと。今年の紅葉は無理かもしれない。

くじゅう連山の登山道、土砂で寸断 復旧の見通し立たず(大分合同新聞 2020.7.16)

 

《2020.7.17更新》

くじゅう観光ホテルの情報によると、通行止めになっていたやまなみハイウェイ(旧道路公団事務所前~瀬の本高原)は通行可能となったということです。

くじゅう観光ホテルのお知らせ

 

《2020.8.17更新》

昨日(16日)、大分合同新聞が7月豪雨から1カ月以上がたった法華院温泉山荘の今を伝えていた。それによると、山の日の前日(9日)、山荘は多くの登山客で賑わっていたという。大分県のホームページを見ると、8月6日、登山道通行止めが解除されていた。ただし、通行できないルートや危険箇所が多数あるため、悪天候の際の登山は控えてほしいとのこと。登山道の復旧作業はまだはじまっていないようなので、登山の際は十分注意する必要がありそうだ。何はともあれ、弘蔵岳久さんに笑顔が戻ったのはよかった。

※最新の登山道通行状況はこちらでご確認を。

「この場所を守り続ける」復旧作業続く法華院温泉山荘(大分合同新聞 2020.8.16)

 

《詳しい被害状況などはこちらで》

長者原ビジターセンターface book  

「ようこそ九重連山へ」ホームページ

大分県HP。くじゅう連山登山道通行止めのお知らせ(7月10日)

九重町HP。令和2年7月ふるさと納税「豪雨災害支援寄附」について(7月10日)

九重町HP。道路の通行止め情報(7月22日)※随時更新中

 

《関連記事》

大分 くじゅう連山 土砂崩れで通行できない登山道相次ぐ(NHKニュース 2020.7.19)

くじゅう主要登山道寸断 土砂災害の恐れ、立ち入り自粛を(西日本新聞 2020.7.20)

 

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くじゅうミヤマキリシマ2020~三俣山の花たち

2020-06-19 16:16:00 | 

今回は、前項でご紹介できなかった、三俣山の花たち。小さいながらも美しい姿のマイズルソウ、愛らしい淡紅色のイワカガミ、ミヤマに負けじと鈴なりに咲くツクシドウダン、国の天然記念物に指定されているコケモモなど。中でも、Ⅳ峰北斜面の岩場のコケモモの群生は、これまでに見たことがないほど見事なもの。ミヤマキリシマの傍らで、懸命に生きる小さな花たちです。

 

 

今回の登山で出会った花たち ~ 撮影日:2020.6.16

マイズルソウ(ユリ科)Ⅳ峰登山道にて

 

 

 

 

ベニバナニシキウツギ(スイカズラ科)南峰山頂近く

 

 

 

 

イワカガミ(イワウメ科)Ⅳ峰登山道にて 

 

 

 

 

イワカガミはそろそろ終盤 花を落とし、葉と茎だけのものが多く見られた 紅葉が楽しみ

 

 

 

 

ツクシドウダン(ツツジ科)南峰直下にて

 

 

 

 

最初は淡く、徐々に赤く

 

 

 

 

コケモモの群生(ツツジ科)Ⅳ峰北斜面にて

 

 

コケの中のコケモモ

 

 

岩場に所狭しと咲いていた

 

 

 

※コケモモの撮影は、遠くから望遠レンズを使用し、群生の中に入らないよう注意をして行いました。

 

 

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くじゅうミヤマキリシマ2020~三俣山 

2020-06-18 16:46:16 | 

今年はミヤマキリシマを見ることはできないだろうと諦めていたが、緊急事態宣言解除の翌日5月15日、大分県は県外からの登山自粛要請を解除し、 新型コロナウイルスの感染防止対策を十分とった上での登山を認めた。これでくじゅう登山が可能になった。というわけで、今回は、登山者が多い土日の登山は避け、(相方は仕事を休み)平日登山を決行した。登山道での挨拶は控えめに、団体登山者と遭遇した場合は可能な限り距離をとる、山頂などで人が密集した場合はすぐに下山するなど、心がけた。(一応、マスク持参)

今回は、大曲からのショートコースで(ピークがいくつもあるので人が集中しにくい)三俣山をひと周りすることにした。先週末、お天気が悪かったせいか、平日でも登山者は多かった。この日、三俣山で出会った登山者はおよそ100人超位だろうか。10人前後のグループが3~4つ、数人のグループは多数。すがもり避難小屋では、涼をとるために人が集まり、あっという間に3密になっていた。慌てて退散したが、平日でこれほどの人なので、土日はどうなっていたことか、、

ミヤマキリシマにちょっとした異変が。異常気象の影響なのか、三俣山では、ミヤマの葉の色がいつもに比べて薄く(白っぽく)、花芽も少なめだった。今年は、冬に気温が高くて雨も多く、春になってからは気温が低かった。そのため開花時期は遅めだったが、6月に入って急激に気温が上昇したせいか、すでに枯れた花が多く見られた。登山道には、毛虫(タケカレハの幼虫?)がウヨウヨしていた。くじゅう長者原ビジターセンターによれば、天狗ケ城、中岳、久住山、稲星山周辺では、尺取虫(キシタエダシャクの幼虫)による虫害が発生しているとのこと。もしかして、三俣山のミヤマは、毛虫(タケカレハの幼虫?)にやられたのだろうか?

何はともあれ、こうしてミヤマを見ることができたのも、多くの人の自粛と努力があってこそ、感謝しかない。今のご時世、気軽に登山というわけにはいかないかもしれないが、登山者一人一人が感染に対する意識を高めれば、山でのリスクは解消できるのではないかと思う。ただ入山者が多くなるとリスクは高まるので、山によっては規制が必要になるかもしれない。(富士山は夏山シーズンの閉鎖が決まった)山にとってはそのほうが良いのかも知れないが、、

 

撮影日:2020.6.16

三俣山Ⅳ峰北斜面のミヤマ 遠くに由布岳

 

 

 

 

3密を避けて、出発

 

 

 

 

すがもり避難小屋

 

 

 

 

ノリウツギが生い茂る

 

 

 

 

毛虫~~ タケカレハの幼虫かな? 

 

 

 

そのあとに、、

今年も会えた! ピークは過ぎていたけれど、、(三俣山Ⅳ峰東斜面)

 

 

 

 

ピンクのじゅうたん(三俣山Ⅳ峰南東斜面)

 

 

 

 

青空に映える

 

 

 

 

西峰からⅣ峰へ

 

 

 

 

コケモモにも会えた!

 

 

 

 

根子岳をバックに (ミヤマの葉が気になりつつ)

 

 

 

 

三俣山Ⅳ峰頂上 背後に大船山

 

 

 

 

Ⅳ峰山頂から南東斜面を見る (緑色がノリウツギの葉、苔色がミヤマの葉)

 

 

 

 

Ⅳ峰から南峰へ 岩礫地帯を通る 

 

ちなみに、ここの岩石は玄武岩質安山岩(産総研地質naviより)

 

 

岩に張り付くコケとコケモモの群生 (立ち入らないよう遠くから撮影)

 

 

 

 

コケの中からコケモモ!(望遠使用)

 

 

 

 

このあたりのミヤマは見事だった(トップ写真と同じ場所)

 

 

 

 

振り返ってみる(Ⅳ峰北斜面)

 

 

 

 

三俣山南峰、到着

 

 

 

 

南峰テラス、一面ノリウツギ 昔はミヤマキリシマに覆われていたが、、

 

11年前(2009年3月21日)、この場所で山火事が発生した。ミヤマは復活したものの、その数は激減。代わりに、ノリウツギが繁殖してしまった。そういえば、今年4月11日、立中山で登山者のガスコンロから出火、ふたたび山火事が発生してしまった。再生には10年以上かかるといわれているが、、

 

再生した南峰テラスのミヤマキリシマ

白骨化した枝が痛々しい 

 

 

 

 

テラス端から坊がつるを望む (写真右に大船山、左に平治岳)

 

 

 

 

平治岳ミヤマキリシマ、終焉

 

 

 

 

坊がつるキャンプ場 テント2張り

 

 

 

 

法華院温泉山荘 パトカー?

 

 

 

 

ツクシドウダンと平治岳 

 

 

 

 

北峰はパスして本峰へ

 

 

 

 

犬に見える(左が顔、右が尻尾)

 

 

 

 

本峰到着

 

 

 

 

大鍋小鍋、グリーングリーン

 

 

 

 

本峰北側斜面にわずか

 

 

 

 

こぶのような、、奇形?

 

 

 

 

西峰山頂からⅣ峰を見る

 

 

 

 

硫黄山を望む

 

 

 

 

いよいよ夏山へ

 

 

 

※写真が多くなってしまったので、「今回の登山で出会った花たち」は次項で。(こちらもあわせてご覧ください)

 

《参考資料》

阿蘇くじゅう国立公園 長者原ビジターセンタ-facebook

 

 

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縄文杉を超える巨大杉、「ジトンジ杉」から「七尋杉」へ変更

2020-05-22 08:30:40 | 

今月17日に放送されたNHKダーウィンが来た!「屋久島 伝説の超巨大杉」で、縄文杉を超える巨大杉の名前が、BSワイルドライフで命名されていた「ジトンジ杉」ではなく「七尋杉」になっていたことについて、番組へ質問をしていたところ、早速、ダーウィンが来た!の番組制作担当者の方からメールをいただいた。(前回のブログはこちら

それによると、今年1月のワイルドライフ放送終了後、地元の山岳ガイドを中心とした調査隊メンバーによって、名称について再検討がなされたということだった。その際、地元の伝説の杉の名前をとって、新たに「七尋杉」と名付けられたということだった。変更理由は明らかにされていなかったが、”ジトンジ”だと場所が特定できてしまうという問題もあったのではないかと勝手に推測している。

ちなみに、「尋」はもともと長さの単位(1尋=6尺=1818)、「七尋」だと約12.7mということになるが、一般的に長いものの総称として使われている。今回、発見されたこの超巨大杉の幹回り(地上1.3mのところ)は16.73mで、縄文杉を33㎝ほど上回っている。まさに伝説の杉の名にふさわしい杉だ。今ごろ、人知れず屋久島の森のどこかで、その巨大な姿を誇っているのだろう。(会いたいね)

 

 

屋久島一の超巨大杉「七尋杉」   

 

 

 

 

根本部分は空洞に    

 

 

 

※見逃し映像から撮っているため画質はよくありません。あしからず。

 

 

《参考資料》

屋久杉自然館HP。屋久杉巨樹・著名木

 

 

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縄文杉を超える巨大杉、名前はジトンジ杉?七尋杉?

2020-05-18 22:02:08 | 

昨夜、放送されたNHKダーウィンが来た!「屋久島 伝説の超巨大杉」で、縄文杉を超える巨大杉が紹介されていた。これは、今年1月、BSプレミアム・ワイルドライフで放送された「世界遺産 屋久島 伝説の巨大杉を探せ!」のダイジェスト版のようなもので、子ども向けにわかやすく編集されていた。ただひとつ、気になることがあった。それは、縄文杉を超える巨大杉の名前が違っていたことである。ワイルドライフでは「ジトンジ杉」と命名されていたが、ダーウィンが来た!では「七尋杉」になっていた。どうしてか。

今年1月、BSで放送された「世界遺産 屋久島 伝説の巨大杉を探せ!」。屋久島では縄文杉(16.4m)よりさらに巨大な杉があるといわれていた。そこで、NHKは4年の歳月をかけ、最新技術を駆使して徹底調査。その結果、超巨大杉を発見した。この調査には、農学博士や科学博士、屋久島のべテラン山岳ガイド小原比呂志さん、それにちょうど1年前の昨年5月18日、屋久島豪雨で登山者の救助に尽力された神嵜真貴雄さんなどが参加されていた。実は、この番組を見た後、これらの巨大杉を記録に残しておこうとブログの下書きをしていた。ところが、その後、コロナ禍に突入してしまい、お蔵入りになっていた。(こういう形で復活するとは思わなかった)

名前が違うことについては、「ジトンジ杉」だと場所が特定できてしまうからではないだろうか。というのも、”ジトンジ”は地名であり、それがジトンジ岳近くにあることを示唆する。今後、「見てみたい」という登山者が出てくる可能性もある。そのため名前を変えたのではないだろうか。屋久島では毎年、遭難や事故が多発していることも背景にあるように思う。番組に質問を送ってみたので、返答があれば、また報告したい。(続報はこちら

 

 

今年1月放送、BSプレミアムワイルドライフより 

縄文杉を超える巨木杉「ジトンジ杉」  

 

 

 

 

黄色文字が新たに発見された巨大杉 

 

 

 

 

第3位:伽藍杉 中が伽藍洞になっている(中央右が神嵜さん、左が小原さん)

 

 

 

 

第4位:虚杉 まるで亡霊のよう、、

 

 

 

こちらは、昨夜放送のダーウィンが来た!より

ジトンジ杉ではなく七尋杉  なぜか伽藍杉と虚杉も順位表に入っていない

 

 

 

屋久島にはこれまで3度登っている(1度、花山歩道で遭難しかけた)が、久しぶりに行ってみたくなった。が、それはできない。屋久島では昨年の豪雨で被害を受けた登山口へ繋がる県道の工事も終わり、これからという矢先のコロナ。町は今、来島自粛を呼び掛けている。尤も、こちらは感染多発地帯に住んでいるので、県外の登山はままらない。今年はくじゅうミヤマすら見ることができないかも、、😢 

 

《関連記事》

屋久島豪雨災害から1年 復旧と課題は(MBCニュース 2020.5.18)

屋久島大雨から1年 コロナと避難どう考える?(鹿児島読売テレビ 2020.5.18)

 

 

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