yamanba's blog

報道されない情報を発信します
気分転換に山の話題など

くじゅう20年を振り返る

2023-12-27 21:17:07 | 山・火山

今年も残すところあと4日。バタバタ福岡へ戻って来るや否や、相方が「(来年から宮崎なので)今年の年賀状はくじゅう写真をまとめたものがいいな」とぼやいていた。(暗にデザインしてと言っている)パソコンに保存している、くじゅう写真(2003年以降)はざっと数千~1万枚、ぎょっとするほどある。わずか4日間の福岡滞在で、大掃除に買い物におせち作り(相方用)と超忙しい。「まず無理」と言ったものの、宮崎へ移住する前にまとめておくのもいいかもと思い直し、相方の年賀状用と自分用を超特急でつくった。

この20年を振り返ってみると、くじゅうもずいぶん変わった。何と言っても厳冬期の雪の量が大幅に減っている。2011年くらいまでは雪も多く、トレースしながら登ることもあったが、それ以降、徐々に減って、昨年あたりから極端に少なくなっている。地球温暖化が加速しているのだろうか。気候変動は災害となって表れる。2020年7月豪雨では、くじゅう全域で甚大な被害が出た。特に、法華院温泉山荘あたりは酷かった。これまでも度々土砂崩れはあったが、3年前は桁違いの雨量が降ったことから大規模災害となった。

変わらないものもある。それはミヤマキリシマの美しさ。厳しい自然の中にありながら、いつも登山者を喜ばしてくれる。くじゅうの紅葉も然り。自然の猛威に晒されながら、見事に色付く。そんなくじゅうが心の支え。これから先もずっと変わらないでほしい。

 

 

 

 

今年1年、ブログをご覧いただき有り難うございました。

なかなか更新することができませんが、

来年もよろしくお願いいたします🎍

 

 


姉の病状2~膀胱尿管逆流症再発

2023-12-16 10:24:14 | 日記

先週、主治医から姉の病状説明があった。入院後、色々な菌が検出され高熱が出ていたが、原因は尿の逆流によるものだった。2年半前、膀胱尿管逆流症手術(デフラックス注入)をしてから逆流は起きていなかった(3月のレントゲン検査で異常は認められなかった)ので、頭から抜け落ちていた。というか、コロナに気を取られていた。9月中旬以降、何度も高熱が出ていたが、もしかすると、この頃から逆流がはじまっていたかもしれない。(もう少し早く検査してほしかった)

2年半前、膀胱尿管逆流症手術の際、近畿大学泌尿器科学教室の論文「膀胱尿管逆流症に対する内視鏡的逆流防止術の長期治療成績」を読んでいたので、再発の可能性があることは理解していた。研究結果によれば、1回の治療で逆流が消失したのは73%、短期成功率は約7割と高い。再発までの期間は1年~1年半(平均6.5ヵ月)が最も多く、それをすぎると再発の危険性は低下すると推察されている。姉の場合、約2年半で再発しているので保ったほうなのかもしれない。

初回注入後、再手術を要した期間は大部分が1年以内で、その後は約9割の症例は、5年~10年(平均5.9年)は再発を認めなかったとある。期待したい。また、術後2年までは6ヵ月毎、それ以降は1年毎の膀胱エコーによる観察が有用とある。忘れないでおこう。

というわけで、14日、ふたたび膀胱尿管逆流症手術が行われた。(急遽、手術が決まり立ち会えなかったので)主治医から手術は無事終了したとの連絡が入った。しばらく様子を見て、逆流が起きなければ退院することになるだろう。もし逆流が起きれば、バルーンカテーテルをしたまま退院しなくてはならない。いずれにしても、コロナ感染で腎機能が低下した上、長期入院のため筋力もかなり落ちているので、体力が回復してから退院させたいと思っている。(新年は大変なことになりそう)

 

※膀胱尿管逆流(VUR)とは、膀胱内の尿が膀胱充満時や排尿時に、尿管や腎盂に逆流する現象です。一般的には、男児に多いと言われています。

※膀胱尿管逆流症手術(デフラックス注入)とは、内視鏡を使って尿管口にペースト剤のデフラックス(ヒアルロン酸ナトリウムとデキストラノマービーズ混合剤)を注入して逆流を防ぐものです。

 

《参考資料》

福岡県泌尿器科医会。膀胱尿管逆流(VUR)

昭和大学江東豊洲病院。Deflux®注入療法とは

 


姉の病状1~小康状態続く

2023-12-06 14:51:51 | 日記

姉がコロナ感染で入院して間もなく2ヵ月が経つ。一時は危険な状態だったが、緊急透析(カテーテル法)を行い、どうにか持ち直した。しかし、その後は小康状態が続いている。

姉はショートスティ中に新型コロナウイルスに感染してしまった。1週間程度で陰性になったが、持病の慢性腎炎が悪化。現在は、腎不全の状態で緑膿菌感染症を引き起こしている。そのため抗菌薬が投与されているが、これが効かないのか、39度台の高熱が頻繁に出ている。高熱で体力が消耗し、なかなかリハビリもできない。それでますます体力が低下している。

緑膿菌とは、どこにでも存在する菌で、抗生物質への耐性を獲得しやすく、体力や免疫力の低い人に感染すると治療に難渋することがあると言われている。今まさに、姉がその状態である。感染して重症化すると、命に関わる可能性もあると言われているので、気が抜けない。もともと緑膿菌をやっつけてくれる抗菌薬が少ないのが要因の一つ。さらに厄介なのは、緑膿菌は薬剤耐性菌(薬剤では死ななくなった菌)になりやすいと言われている。菌が血液に入り込んでしまうと敗血症になる。2年前も敗血症になったが、あの時は膀胱尿管逆流症によるもので、輸血をしてどうにか助かった。しかし、今回はコロナで腎機能がかなり低下しているので心配している。

医師から聞いた話だが、これまでコロナで亡くなった方で一番多いのは、肺炎ではなく、腎臓病とのことだった。腎臓病の人が新型コロナウイルスに感染すると、(姉のように)腎臓の機能がさらに低下する。ウイルスは血管に作用し、血管内に炎症を起こすと言われている。腎臓は血管が多く集まった臓器なので、ダメージを受けやすい。さらに、ウイルスは、尿を作る尿細管に入り込むことも指摘されている。とにかく腎臓病の人はハイリスクなのである。

明後日、主治医から病状説明があるので、詳しい状況がわかるだろうが、コロナに感染さえしていなければ、との思いが込み上げてくる。なんとか回復してほしいのだが。(続きは、姉の病状2へ)

 

 

《参考資料》

新型コロナウイルス重症化のリスクが高い腎臓病 透析中・日常生活での注意点(NHK健康)