yamanba's blog

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五ケ山クロスベース飲食店、22年3月オープン?

2022-02-28 18:58:00 | 五ケ山ダム

五ケ山クロスベースの飲食店が空き家になって今月で2年になる。このところその情報を求めてか、関連するブログへのアクセスが多い。そこで(時間は限られていたが気分転換を兼ねて)、五ケ山へ行ってみることにした。

那珂川市は、昨年9月に五ケ山クロスベースの飲食テナント募集を開始しており、昨年12月に既に入居者が決定していた。資料を見ると、入居予定は今年3月からとなっているが、現地ではオープンに向けた動きはなかった。ちなみに入居候補店は「TAG STÅ」。調べてみると、同名のお店が福岡市中央区春吉にあった。お店はギャラリーを併設した立ち飲みコーヒースタンド店だった。もしもこの店が出店するのであれば、五ケ山にもギャラリーができるかもしれない。予てから、ここは飲食スペースより多目的スペースとして活用したほうがよいと思っていたので、そうなることを期待したい。

 

※今回は時間がなかったので五ケ山ダムはパスしました。

 

撮影日:2022.2.28

五ケ山クロスベース 手前が飲食スペース、向こうに「モンベル五ケ山店」

 

 

 

 

那珂川市と協議が上手くいっていれば、3月オープン?

 

 

 

 

ギャラリーができれば、、

 

 

 

《参考資料》

那珂川市。五ケ山クロスベース 飲食店舗募集の審査結果について(2021.12.14)

TAG STÅ 

 

 


オミクロン侮ることなかれ(2月20日更新)

2022-02-18 16:50:40 | 新型コロナ

”オミクロン株は軽症”と流布されてから感染者数はみるみるうちに増え、全国の死者数は17日、271人と過去最多を更新した。そんな中、厚労省にコロナ対策を助言する専門家組織の脇田座長(感染研所長)が「全国の感染者数は2月上旬にピークを越えた」と明言していた。15日までの1週間の新規感染者数が、全国で前週と比べて0.9倍になったことが理由らしいが、まだまだ感染者が増えている自治体もある。福岡県もその一つ。今週は感染者が減少するかと思いきや、じわじわ増えている。17日の感染者数は4384人で、死者数は過去最多の18人。死者は減るどころか増える一方で、予断を許さない状況となっている。

オミクロン株のウイルスはのど付近にとどまり、デルタ株のようなウイルス性肺炎を起こしにくいため、重症化しにくいと言われている。しかし、持病がある高齢者が感染すると話は違う。感染症の専門医で埼玉医科大学の岡教授によれば、高齢者はオミクロンに感染した後、基礎疾患が増悪したり合併症を起こして亡くなっているという。福岡大学病院ECMOセンターの石倉センター長も「介護施設で陽性になり、施設で療養している中で重症化している。コロナで肺が障害を受け誤嚥性肺炎を合併して亡くなる人が増えている」と述べている。持病がある高齢者が感染すると一気に重症化する。オミクロンを軽症扱いしているとそれこそ命取りになる。侮れない。

もう一つ、注意すべき点がある。それは厚労省の診療分類。重症者の区分は、呼吸不全や肺炎により人工呼吸器が必要な人となっている。(肺炎になりにくい)オミクロン株で重症者が少ないのはこうした背景がある。このカラクリに嵌まっているのが福岡県。緊急事態宣言の要請基準を重症者と中等症者が730人を超えてからというから恐ろしい。そうしている間に死者は増えている。大丈夫か。

 

 

恐るべし、オミクロン (画像:西日本新聞/国立感染症研究所提供)

 

 

 

福岡県新型コロナ陽性者数(RKBニュースより)

先週より減っているものの、じわじわ増えている (画像:RKBニュース)

 

 

 

福岡県新型コロナ感染症発生状況(福岡県HPより)

これまでが可愛く見えてしまう、、

 

 

 

 

軽症者の多さが目を引くが、死者は(2月18日時点)157人に上る

 

 

 

《福岡県、病床使用率トップ 2022年2月20日更新》

福岡県の病床使用率(2月19日時点)が84.5%となり全国1位になった。次に高いのは大阪の77.8%。ついに危険水域に入った。

9府県、病床「警戒水域」 福岡や大阪、使用率70%以上(共同 2022.2.20)

病床使用率(新型コロナウイルス) (uub.jp)

 

 

《余談》

今回、姉の体調が良いこともあり(母に託して)、どうにか福岡に戻って来れた。頼みの綱だった介護施設は感染者が増えて以降(私が県外なので)利用できない上、介護施設でクラスターが相次いでいるので慎重にならざるを得ない。昨日は都内でオミクロンBA2の市中感染も確認されており、さらに感染が広がる恐れもある。ここは踏ん張るしかない。(福岡滞在時間が少なくブログを書くのも必死😅)

 

 

《関連記事》

「いきなり重症化」第5波の3倍…オミクロン株で死者が最悪ペースの理由(西日本新聞 2022.2.17)

“新型コロナ死者”福岡県は2月に入り120人超~福大病院の医師に聞く(RKBニュース 2022.2.17) 

脇田座長「第6波 2月上旬にピーク越えた」厚労省 専門家会合(NHKニュース 2022.2.16)

福岡県「重篤度を判断要素に」緊急事態要請、重症・中等症者数など新基準(西日本新聞 2022.2.8)

 

《参考資料》

厚労省。新型コロナ感染症COVID-19 診療の手引き(第6.0版)

福岡県HP。福岡県内の発生状況

 


埴生・宇宙監視レーダー基地、電源局舎工事進む

2022-02-16 20:40:30 | 宇宙監視レーダー

山陽小野田市埴生に建設中の宇宙監視レーダー基地では、電源局舎の工事が進んでいる。先週、埴生ICからその様子を見ることができた。防衛省の資料によると、電源局舎は鉄筋コンクリート造(RC造)平屋建で令和5年3月に竣工予定となっている。一方、レーダー局舎のほうは、すでに基礎工事が終了し、現在はユーティリティ工事が行われているようだ。(埴生ICからは見えません)

前回記事掲載直後、昨年12月4日に開催された住民説明会の報告書が市のホームページにアップされていた。見ると、市内参加者は55名、市外参加者は25名と多くの方が参加されており、関心の高さが伺えた。市民からの質疑応答では、ほとんどが基地の安全性に疑問を呈したものだった。内容は専門的で市民のレベルの高さを感じた。防衛省からは12名の職員が出席、市民の質問に答えている。気になる自然災害が発生した場合の対応についての質問では、これまで基地は無人で防府北基地から遠隔で対応するとしていたものを変更し、防府北基地の隊員を常駐させることを検討していると答えている。地震時の対応については、これから計画を作るという。

会議録を読むと、防衛省の本音も見えてくる。宇宙レーダー基地が攻撃されるのではとの質問に対しては、否定はしていない。その上で、自衛隊が24時間体制で監視し、専守防衛の下で対応するという。市民からは、取得したデータをアメリカ軍と共有することへの質問が多数あった。それらに対しては、日本の観測データが増えたからといってアメリカが持っていない情報が増えるというものではないと説明し、データーが渡ってから先のことはわからないとしている。想定されるリスク(風評)への対応については、山陽小野田市に補助金や交付金を交付していると答えている。どこか原発と構図が似ているような、、いつか来た道とならなければよいのだが。

 

 

電源局舎 骨組みが見えてきた (埴生IC付近から2月9日撮影) 

 

 

 

 

宇宙監視レーダー基地配置図(防衛省令和3年12月資料より)※令和5年度に運用開始予定

山陽道のすぐそばにレーダー局舎、、

 

 

 

 

《参考資料》

山陽小野田市。山陽受信所跡地への宇宙状況監視レーダー建設について(2021年12月15日更新)

 

 


245T剤撤去に向けた調査地4ヵ所決定

2022-02-07 16:37:00 | 245T剤埋設問題

(245T剤に関する最新情報です)

1月21日に放送されたNHKザ・ライフ「誰も知らない日本の枯れ葉剤」で、林野庁の担当者は、245T剤の撤去を念頭に無害化処理するための調査を今年度からはじめると言っていた。記者が「どこか一つ(決まっているのか)」と質問すると「いやまだ先は長い」とはぐらかしていた。が、実はすでに調査地は決まっていた。調査地は4ヵ所、そのうちの1つに脊振山中の埋設地である吉野ヶ里町が入っていた。

先月末、枯葉剤の研究を長年されている北九州市立大学の原田氏からメールがあり、この情報をいただいた。原田氏によれば、林野庁は、全国埋設地のうち4ヵ所をモデルケースとして撤去に向けた調査を開始したとのこと。調査地は、佐賀県吉野ケ里町、熊本県宇土市、高知県四万十市、岐阜県下呂市の4ヵ所となっている。脊振山中埋設地の吉野ヶ里町については、田村貴昭参議院議員から強い要請があったため、林野庁が候補地に入れたとのことだった。(ブログ掲載は田村議員に了承済み)

と言っても、まだ喜ぶのは早い。今年度は調査方法を提示するところまでらしい。何とも悠長な話だが、245T剤埋設から50年動かなかったことを考えると驚く話でもない。林野庁国有林野部業務課の長崎屋課長の発言どおり、まだまだ先は長い。 

 

 

全国の埋設状況(雑誌Fielder「美しい国のAgent Orange」地図引用 のところが調査決定地)

岐阜県下呂市は乳剤と粒剤と2ヵ所埋設されている

 

 

 

 

熊本県宇土市の埋設地も市民の水源地に近い(写真:雑誌Fielderより)

 

 

 

 

脊振山中の埋設地(吉野ヶ里町)は福岡市民の水源地である五ケ山ダムのすぐ上(国土地理院地図に記入)

 

 

 

 

五ケ山ダムから埋設地を見る(埋設地は写真中央右の鉄塔あたり 2021年10月29日撮影)