Inoueinterior Room Blog

報道されない福岡の危機を伝えます。気分転換は山の話題。

九重山行・御池

2012-12-25 12:11:00 | 
山の話題。12月22日、九重中岳直下にある御池(みいけ)の氷結具合を確認すべく、雨の中大曲から入山。ところが、天候は一向に回復せず、視界はゼロ。というわけで、この日は法華院温泉山荘で待機(テント持参も雨で張る気が起こらず、軟弱にも山荘泊り)。翌日23日の天候はまずまず。と思いきや、山の上部は猛烈な風。気温は-6℃だが、体感温度は-10℃以下。冬山の洗礼を受けながら御池へと向かう。と、そこにはさざ波が。この時期には珍しい解凍状態の御池とご対面。ここ数年、冬の気温が一定でない為、解凍と氷結を繰り返しながら氷結しているようで、厳冬期のわずかな期間のみ完全氷結した御池を見ることができる。山は先週気温が上昇したせいか、登山道の雪は殆ど解けていたものの、久住分かれから中岳にかけて、あたり一面にエビの尻尾。雪の少ない冬山に花を添えていた。



解凍状態の御池



完全氷結した御池(昨年2月撮影)



氷結するとこんな風に(投石は御法度)



冬の風物詩 エビの尻尾(久住分かれ~御池)



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「セアカゴケグモが繁殖している人工島へのこども病院移転中止を求める請願」

2012-12-20 08:46:22 | 人工島
福岡市東区のアイランドシティ(人工島)で15日、市立こども病院の新病院建設工事が始まった。2014年8月の完成、同11月の開院を目指すが、移転により通院が困難となる患者については、具体的な受け入れ策が示されないままでの事業スタートとなった。(こども病院が着工 福岡市・人工島 西日本新聞12.16)

上記は、こども病院の着工を伝える西日本の記事だが、(珍しく)ここでも西部地区の2次医療が手薄になることへの懸念が示されている。しかし、問題はそれだけではない。福岡市内で急激に繁殖しているセアカコケグモだが、これが一番多く発見されているところ、それが、こども病院の建設がはじまった、人工島なのである。そんな中、市民から移転反対の声が上がりはじめた。

18日、市民団体「博多湾会議」と「フクオカ住民投票の会」は、『セアカゴケグモが繁殖している人工島へのこども病院移転中止を求める請願』を、福岡市の森市議会議長に提出。市民から集められた署名は807筆にも上る。また、福岡市議会からは、荒木龍昇・中山郁美・熊谷敦子・綿貫英彦・星野美恵子・宮本秀国各議員が賛同。短時間にこれだけ多くの署名が集まったことについて、共同代表の脇氏は、「こどもの命を第一と考え、市政のあり方はおかしいと感じられている方が、大勢いらっしゃることの顕れではないか」と述べておられる。こども病院は既に着工されたが、人工島への移転撤回を求めた運動は、これからも続く。

以下は、請願内容。

(転載開始)

請願趣旨

セアカゴケグモは2007年(平成19年)11月に人工島国際コンテナ埠頭で発見されました。2008年9月に人工島中央公園で発見され、セアカゴケグモが人工島に繁殖していることが確認にされ、定期的に駆除されてきました。4年間で8201匹駆除したと言うことですが公表してきませんでした。そして今年9月3日に人工島の高齢者施設で86歳の方が被害に遭い、一時重篤な状態になりました。こども病院に通院する患者や入院患者は体力がない患者が多く、被害に遭えば命に関わる恐れがあります。こんなところにこども病院を移転させてよいのでしょうか!
セアカゴケグモだけではなく、致死率30%と言われるハンターウィルスを持つネズミが全国の8港湾で発見されるなど、港湾地区には海外から様々な生物が侵入し、完全に駆除することは不可能です。外国貿易コンテナ埠頭近くにこども病院を移転させることは、こどものいのちを犠牲にして破綻した人工島事業の穴埋めすることです。こどもの命と引き替えに、博多港開発救済することは許されません。

また、こども病院人工島移転は不正に満ちています。福岡市はこども病院を人工島に移転させるため、ゼネコンに聞いたとして現地建て替え費用を1.5倍に水増したことがウソであったことを未だに認めていません。更に、こども病院建設事業者である日本管財は福岡市の委託事業で重大な契約違反をしていながら競争もなく受注しています。福岡市の委託事業で重大な契約違反をした業者が受注するとは市民は納得できません。そもそも子どものためではなく破綻した人工島事業救済のために移転を進めてきた経緯がおかしいのです。港湾地区に隣接して環境も極めて悪い上にセアカゴケグモです。福岡市がこども病院を人工島に移転させることをやめるよう求めます。 
                  
                                    博多湾会議・フクオカ住民投票の会

(転載終了)


こども病院建設場所付近の様子(今年4月撮影)





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続・高島市長就任2年

2012-12-18 22:48:55 | 市政
高島市長ブログ『就任2年がたちました vol.2』がアップされた。その一部、

(転載開始)

また大型公共事業を一気に進めようとしているというような一部報道もありましたが、現在計画中の大型公共事業と呼ばれるものは、新たな都市機能を創出するものではなく、老朽化している施設の更新がほとんどなのです。施設の長寿命化は大切ですが、老朽化が進みすぎた施設の改修には多額の費用が掛かり、また使い勝手も悪いことから、長期的な視点で考えると建替えた方が良い場合が多いのです。これまでの福岡市政が批判を恐れ、建て替えの判断を先延ばしにしてきたことにより、もう待ったなしの状況に陥った多くの施設について、市議会にご説明し、ご了解いただいたうえで更新を決定しているのです。マスコミや一部市民団体などの無責任な「何でも無駄」批判を恐れて何もしなければ、それこそ山梨のトンネル崩落などのように老朽化が進み、取り返しのつかない事態にもなりかねません。

(転載終了)


と、珍しくブログで大型公共事業に対するご自身への批判に反論。話は前吉田市政にまで及んでいる。山梨トンネル崩落事故を引き合いに出すのは如何なものかと思うが、老朽化の話からして、おそらく市民体育館のことを釈明したかったのだろう。確かに何でも無駄と言ってしまえば何もできない。市民体育館が老朽化していることも事実。だが問題は、建て替え云々の話ではない。その決定過程と移転先にあるのだが、そこは、さすがに元アナウンサー。問題をすり替えるのが上手い。と感心している場合ではないが、つまり早い話が、こども病院と同じ手法が使われていたということ。しかも、1回目の有識者会議で人工島移転が決定していたというから酷い。まさに、「いつか来た道」なのである。では何故そこまでするのか。勿論、売れない人工島の土地を埋めるため。これでまた、200億円もの税金が人工島へと飛んでゆく。観光で稼ぐと仰せの高島市長だが、”かたち”だけでは稼げない。破綻寸前の福岡市、一体どうなることやら。

新青果市場の隣に建設される新市民体育館(写真手前の部分) 

   
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高島市長就任2年

2012-12-14 22:49:17 | 市政
福岡市高島市長就任2年。忘れもしない2年前、11月14日市長選挙の前日、父危篤の知らせを受け病院へ駆けつけた日のことを。それで選挙には行くことができなかったが、暫くして福岡に戻ってみると高島市長が誕生していた。あれから2年、高島市政となり公費支出は明らかに増え続けているのだが、当のご本人は自覚される様子もなく、ブログ「就任2年がたちました」で自画自賛。これが実に突っ込みどころ満載な記事なので、2周年記念のお祝いに解説する。

まず、「有識者会議でこれまでの市役所の常識に一石を投じ、こども病院や屋台など長年の懸案に道筋をつけた」とあるが、前のブログでも紹介しているように、この有識者会議「こども病院移転計画調査委員会」は、結果としてこども病院の人工島移転を正当化させるものにすぎない。いわば、福岡市による”やらせ会議”のようなものだった。しかも、この会議に約1,520万円もの経費がかかっている。だが、これを報じるメディアは皆無。地元メディアの衰退も甚だしいが、それを良いことに、その後も「アイランドシティ・未来フォーラム」「屋台との共生のあり方研究会」と、次々に有識者会議を設置。これらは、さも民主的であるかのように見えるが、実際は、市長自らが考えることをせず委員に任せ、その委員は好き勝手に主張し、責任の所在もはっきりしない、と問題が多い。第一、多額のお金がかかる代物、とても破綻寸前の福岡市を真剣に考えているとは思えない業なのである。

そして、お次は屋台。調査情報サイトHUNTERさんも「おもちゃにされた福岡市政 高島宗一郎くんへの警鐘」で、「何故今屋台なのか」と書かれているように、この有識者会議が立ち上がったのは、東日本大震災直後。しかも、”屋台との共生”と、名前からして全く意味不明。その先を語る気にもならないが、観光イコール屋台の発想があまりに短絡的。ブログの最後で、観光の重要性を語っておられるが、「福岡オープントップバス」では、一民間企業である西鉄に1億5000万円もの援助。来年は、3億8千万円をかけて(実際はかからない)リニューアルされた警固公園で、フィギュアスケートグランプリファイナルを開催。これから、一体どれだけの税金が”観光”の為に投入されるのか。頭の痛い話はまだまだ続く。

2階建てバス。先日、寒いせいか誰も乗っていなかったけれど(写真は今年3月)


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福岡市こども病院

2012-12-11 19:30:14 | 人工島
福岡市東区の人工島への移転が決まった「福岡市立こども病院」(中央区)は、月内に新病院の工事が始まる。課題だった狭さを解消し、最新鋭の設備をそなえた“アジアの拠点病院”として新生する計画だ。市は2014年11月の開院を目指している。一方、移転で市西部の救急医療が手薄になるとの懸念もあり、市は医師会と対策を協議している。(読売西部本社2012.12.11)

上記は、本日報道された読売記事だが、そもそも福岡市こども病院移転問題については、昨年の住民訴訟において「福岡市の嘘」が明らかになっている。しかし、これを報じるメディアは皆無。当の福岡市は知らぬ存ぜぬとシラを切ったまま。昨年の東日本大震災によって、災害時における人工島の安全性が懸念される中、平然と強行されようとしている”こども病院建設”。背後にあるのは、利権にまみれた福岡市の実態。この点について、福岡市議荒木龍昇氏がブログで説明されている。

(転載開始)

こども病院人工島移転は利権がらみ 2011.8.22
ペテン師と言われても仕方がない高島市長の決断

こども病院人工島移転先での病院建築業者の入札の結果が報道されました。九電工中心のグループのみが入札。前回の入札と全く同じ結果です。前回の入札でも九電工中心の1グループのみ。入札規定を変更して1グループでも落札させるよう変更しており、まさに疑惑と言うより真っ黒としか見えません。そもそも、ベイサイドプレスが破綻し、その後始末を受け負ったのが九電工です。前回の入札からきな臭い臭いがしており、今回の結果を見るといよいよと感じます。利権まみれの福岡市政がまだ続くのかと思わせる出来事です。

 今年1月から5月にかけて高島市長が行った「こども病院移転計画調査委員会」の役割は、吉田前市長が行った「人工島移転事業の検証・検討」の経緯を検証することだったのが、見事に市民の目を欺いてこども病院の移転先決定にすり替えられましたす。委員会の議論の中身について精査することなく、前市長が行った「検証・検討」の経緯の問題についての指摘には何も答えていません。現地移転費水増し問題はまさに恥ずべきことであり、市民の権利を侵害するものです。これだけでも移転計画はストップすべきことです。ところが、高島市長は諮問の対象ではない移転地選定について委員による多数決をもって移転先を決定し、市民をペテンにかけました。

 このペテン師といわれても仕方がない高島市長が行った今回の「入札劇」は、予定通りの吉田前市長からの続演です。多くの市民が福岡市が変わることを期待したことをこのように裏切っていくことがこのまま見逃されていいはずはありません。北川委員長が指摘した福岡市の問題点、①説明責任が果たされない、②透明性がない、③縦割りのガバナンスがない、この福岡市の根本的な体質は今回の入札を見れば全く改善は見えてきません。利権に絡め取られた旧態然とした市政を変えるために、市民の意思が反映される市政、市民自治の仕組みを実現させましょう。市民が主権者であり、市民の意思を無視する政治は存在理由がありません。


(転載終了)


荒木氏曰く「人工島は、パンドラの箱」だと。
開けると災いが起こるのか、開けないと災いが起こるのか。
いずれにせよ、人工島が福岡市の鬼門であることには違いない。

博多湾に映る夕日は、美しいけれど(立花山より撮影)

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