Inoueinterior Room Blog

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台風14号の爪痕・一ツ瀬川(西米良~西都市)

2022-10-12 22:20:00 | 災害

(私は介護のため同行できなかったが)先週末から、相方が台風14号による被害状況を確認するため、宮崎入りした。今回の台風で被害の大きかった椎葉村では孤立状態が続いていたが、今週、3週間ぶりにすべての孤立が解消された。その椎葉村の南に位置するのが西米良村。相方によれば、西米良村から西都市までの一ツ瀬川沿いでは、至る所で台風の爪痕が見られたとのことだった。うちの山(西都市)では、樹齢50年程の杉や樫の木が根こそぎ倒れるなどの被害が出ていた。一ツ瀬川沿いにある亡義父の小屋に被害はなかったものの、小屋のすぐ下まで水が迫っていたようで、痕跡が見られた。近くの一ツ瀬川と岩井谷川との合流地点では、大量の流木が川を堰き止めていた。

一ッ瀬川は九州山地を源とし、板谷川、尾八重川、小川川、銀鏡川など米良山中の水を集めて東南に流れ、さらに西都市に入って三納川、三財川を合わせ、河口から日向灘に注ぐ、全延長 91.3kmの二級河川である。その中流域に、総貯水容量2億6131万㎥の一ツ瀬ダム(九電管理)がある。総容量は五ケ山ダムの約5倍。そこが、満水になった。一ツ瀬川の源流域(椎葉)や上流域(西米良)で記録的な豪雨となったことが要因と考えられるが、九電は満水になって慌てて大量の水(3000㌧/s)を放流しており、三財川上流の立花ダム(宮崎県管理)の緊急放流とほぼ同時だったことから、下流域の西都市で大きな被害が出たと推測している。

今回、一ツ瀬川流域で人的被害がなかったのは幸いだった。そこで生まれ育った相方によれば、小屋のすぐ下まで水に浸かったのは初めてだと。多分、10mは上昇していただろうと話していた。一ツ瀬ダムから岩井谷川合流付近までは川幅が狭いため、水位は急激に上昇する。速開都比売(はやあきつひめ)神社あたりは大きくカーブしており、遠心力により破壊力も増す。現地では、ご先祖様が大事にされていた祠が流されていた。ひとまず危険な木を撤去できた(大変だったらしい)が、作業はこれから。ぼちぼちやっていくしかないと。

 

 

撮影日:10月7日~10日 ※写真を撮ってる場合ではなかったらしく、一ツ瀬ダム直下の写真はありません。

一ツ瀬川と岩井谷川の合流地点

山のような流木

 

 

 

西米良村・越野尾付近(一ツ瀬ダム上)

流木が浮遊している

 

 

 

木の下あたりまで水に浸かった跡が見える(このあたりは流木は見当たらない) 

 

 

 

219号線沿い、落石防止対策で丸裸にされたうちの山

 

 

 

だからこうなる、、

 

 

 

小屋裏 目の前に一ツ瀬川が流れる(水は茶色になったところまで上昇、あと50㎝で浸水していた)

 

 

 

 

ここもうちの山(この木は撤去)

 

 

 

 

旧219号線、ほとんど車は通らない(この木も撤去)

 

 

 

 

湯之内吊橋(水は橋付近まで到達)橋を渡って右にいくと速開都比売神社がある

 

 速開都比売神社について

 

 

橋から見る(この先に岩井谷川との合流地点がある)

 

 

 

 

一ツ瀬川と岩井谷川の合流地点(赤い橋の右に岩井谷川)

 

 

 

赤丸が合流地点(手前のカーブのところに吊橋がある)

 

 

 

 

向こうの橋が旧219号線、手前の橋が219号線

 

 

 

 

流木で堰き止められて

 

 

 

 

岩井谷川の水とダム湖の水(濁った水がもとに戻るには1年くらいかかる)

 

 

 

 

見あげると、、

 

 

 

 

流水の威力😲

 

 

 

 

《参考資料》

宮崎県HP。一ツ瀬川物語・一ツ瀬川百科

 

 


台風14号 宮崎県で被害甚大~河川氾濫相次ぐ

2022-09-23 09:30:20 | 災害

9月14日、小笠原近海で発生した台風14号は、18日午後7時頃、観測史上4番目の勢力(中心気圧935hpa)で鹿児島市に上陸した。それより先、宮崎県では18日10時頃から猛烈な雨が降り始めていた。一ツ瀬川が気になり、介護の合間に川の防災情報を見てみると、18日正午頃、西米良村所橋では、すでに氾濫危険水位(5.3m)を1m以上超えていた。これはやばいなと思ったが、宮崎県に大雨特別警報が出たのは、(早いところで)3時間後のことだった。いつもながら遅い。

宮崎県の被害状況が徐々に明らかになってきた。21日時点で判明している浸水家屋は1000棟に上る。(さらに増える見込み)最も多いのは延岡市で、これは五ヶ瀬川の水位が上昇したことにより市内を流れる支流が内水氾濫したため。次いで、一ツ瀬川が氾濫した西都市。耳川が氾濫した日向市と続く。これらの川の上流地域では18日から19日へ日付が変わる頃、線状降水帯が発生していた。

西都市では、一ツ瀬川と三財川の合流付近で冠水により大きな被害が出ている。これには、二つのダムの放流が関係していると思われる。三財川上流にある立花ダムでは、洪水の恐れがあるとして、18日午後10時から緊急放流が始まった。その頃、一ツ瀬川上流の一ツ瀬ダムも満水位に到達し、毎秒3600トン(3600㎥/s)が放流されていた。二つのダムから大量の水が放流されたことにより、三財川と一ツ瀬川の合流付近で大規模な冠水が起きてしまったのだろう。義姉のところは少し高いので無事だったが、ピーマン農家の方々が被害に遭われた。それにしても、一ツ瀬ダムを管理する九電の対応(放流量)に問題はなかったのか、疑問が残る。

台風14号は、鹿児島市に上陸した後、18日午後11時頃、水俣市を通過し、一旦、有明海に出た後、19日午前3時頃、柳川市に再上陸した。想定より東寄りのコースだったため、熊本では大きな被害はなかったが、九州山地東側では大量の雨が降り、椎葉村や諸塚村、美郷町などで大きな被害が出ている。山体崩壊により道路が損壊し、今もなお孤立している地区がある。まだ災害は続いている。

ところで、山口の田舎では、19日午前2時頃から猛烈な風と雨に見舞われた。マンションだと心配する必要はないが、木造家屋(2階建て)となると状況は異なる。家は揺れ、恐ろしくて寝ている場合ではなかった。午前4時頃、ようやく風が落ち着いたので少し仮眠できたが、心身共に疲れた。19日午後、台風が去ったので片付けをはじめようとしたが、吹き返しの風が半端なかったので、諦めかけていたところ、隣の家の窓が割れ、上からガラスが降ってきた。台風が去った後こそ注意が必要だと実感。以後、気を付けなくては。

 

 

台風接近2日前の夕焼け(山口の実家にて、9月16日18:30撮影)

不気味に赤かった、、

 

 

 


18日正午すぎ 一ツ瀬川上流・西米良村所橋の様子

上流の椎葉村でかなりの雨が降ったのだろう

 

 

 

この時すでに氾濫危険水位を1.25m超えていた

 

 

 

18日午後8時頃、西都市右松(一ツ瀬川と三財川の合流地点手前付近)の様子

18日午後8時頃、気になって宮崎県の雨量・河川観測水位情報を見ると、一ツ瀬川・西都市では氾濫危険水位を超えていた

右松地区では、ちょうどこの頃から浸水がはじまっていた(この記事で判明)

 

 

 

19日午前11時頃、西都市冠水の様子(9月19日NHK動画ニュースより)

9月19日午前11時頃 一ツ瀬川と三財川の合流付近は海のように、、(赤い屋根の建物は一ツ瀬青果市場)

 

 

 

219号線から見たところか

 

 

 

ピーマンハウスが、、

 

 

 

一ツ瀬ダムと立花ダムの位置関係

西都市、扇状地か、、

 

 

 

一ツ瀬川と三財川の合流地点(写真の場所を記入)

冠水部分(予想)を薄く塗りつぶしてみた(右松周辺も浸水している)

 

 

 

一ツ瀬ダムの放流状況を見てみると、、(一ツ瀬ダム観測値

立花ダムの緊急放流がはじまった18日午後10時、一ツ瀬ダムはほぼ満水位(200m)に、放流量は約3600㌧/s 

午後8時頃から放流量は3000㌧/sを超えている、その頃、西都市内で浸水がはじまった

 

 

 

九電・一ツ瀬川濁水対策情報より

短時間で水位を下げている

 

 

《余談》

義姉の話によると、西都市の実家と山は大きな被害がなかったとのこと。来月には、相方が宮崎へ行って確認することに。

 

 

《関連記事》

宮崎県内台風14号特集(宮崎日日新聞)※随時更新中

宮崎、浸水14市町村1000棟…台風14号(読売新聞 2022.9.22) 

台風14号被害 山沿いを上空からリポート 美郷町 諸塚村 椎葉村 宮崎県(UMKテレビ宮崎)

「九州山地が障害物に」〝最悪コース〟台風14号 想定より東、勢力弱まったか(熊本日日新聞 2022.9.20) 

宮崎県と熊本県で「線状降水帯」最大級の警戒を(tepki.jp 2022.9.19) 

【大雨特別警報】宮崎県・諸塚村に発表 ただちに命を守るため最善の行動を<警戒レベル5相当>(TBSニュース 2022.9.18)

 

《参考資料》

気象庁。宮崎県に大雨特別警報を発表(2022.9.18)

 

<大雨特別警報>

▽午後7時50分発表

諸塚村

▽午後6時35分発表

日向市、西都市、木城町、椎葉村、美郷町

▽午後4時5分発表

日南市

▽午後3時10分発表

宮崎市、都城市、三股町

 

<被害状況空撮>

株式会社パスコ災害緊急撮影・2022年9月 台風14号災害(9月22日更新)

 


厚狭地区に警戒レベル5~その時、厚狭川は

2022-07-20 21:20:10 | 災害

18日午後11時59分、山口県に線状降水帯が発生。気象庁は非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表した。ちょうどその頃、激しい雨の音で目が覚めた。19日午前0時半頃、気象庁の雨雲レーダーを見ると、線状降水帯の真っ只中に自分がいた。同午前0時50分頃、国交省川の防災情報を確認すると、すでに厚狭川上流(美祢市東厚保)では氾濫危険水位を超えていた。

厚狭川は大丈夫か。と思っていたところ、19日午前1時15分、山陽小野田市から警戒レベル4(避難指示)のエリアメールが入った。その20分後、午前1時35分、厚狭地区に警戒レベル5(緊急安全確保)が出た。これは大変なことになったと思い、すぐさま厚狭大橋の水位を確認した。午前1時50分頃、氾濫危険水位まで約53㎝のところ。まだ余裕はあった。暫くすると、消防車のサイレンの音が聞こえてきた。街宣で何かアナウンスしている。どこかで被害が出たのだろうか。不安になり、山陽小野田市ホームページを見ると、桜川(厚狭川支流)と随光川(厚狭川水系)で越水の可能性があると書かれていたが、それ以外の情報はなかった。実家は厚狭川に近いが、川より高い位置にあるので避難の必要はないだろうと、そのまま朝を迎えた。(ほとんど寝れなかったが)

報道によれば、山陽小野田市は市内を流れる厚狭川が増水し、住宅が浸水しているという情報が入ったことから警戒レベル5を発表したとある。詳しい状況が知りたかったので、昨日、山陽小野田市危機管理室に問い合わせをしたところ、厚狭川支流の大正川と桜川が越水したことから、気象庁や消防署などの情報をもとに警戒レベル5を出したとのことだった。おそらく、12年前の豪雨が念頭にあったのだろう。なお、レベル5情報はJアラートを使い、厚狭地区の中でも地域を絞って発信したとのことだった。

2010年7月15日の厚狭豪雨災害では、美祢市東厚保で総雨量が588ミリを記録し、厚狭川や桜川が氾濫するなど甚大な被害が出た。そのため、5年の歳月をかけて河川改修工事(河道掘削や拡幅工事)が行われた。それ以降、厚狭川では大きな被害は出ていない。今回、厚狭大橋では降り始めからの雨量が223ミリ(美祢市東厚保では252ミリ)に上っていたが、氾濫危険水位まで到達することはなかった。レベル5が出た後、雨が小康状態になったからよかったが、もしあのまま雨が降り続いていたら、どうなっていたかわからない。

 

 

19日午前1時30分、警戒レベル5が出た頃の厚狭川 (山口県土木防災情報システムより

氾濫注意水位超(水位約3.9m)、氾濫危険水位まで約60㎝

 

 こちらは19日0時30分頃の様子。水位は2.9m、1時間で1m上昇したことに

 

 

 

19日午前0時から1時までに100ミリの雨が降っていた(目が覚めるはず)

 

 

 

目が覚めてみると、、線状降水帯の中だった、、

 

 

 

19日1時50分頃の水位は3.97m、氾濫危険水位(4.5m)まで53㎝のところ このあと水位は徐々に下がった

 

 

 

19日午後4時頃の厚狭川(厚狭大橋より撮影)

水位は下がり、濁った水が流れていた(正面に鴨橋) 

このあと福岡へ、大雨で中国道が通行止めだったので下道で、、

 

 

 

《参考1》厚狭川豪雨災害による浸水対策事業(2011年)厚狭川激特だよりより 

厚狭川と支流(大正川と桜川)の流量調整は大正川排水機場が担っている。厚狭豪雨災害によって排水ポンプが増設されているが、今回、大正川と桜川で越水が発生し、山川地区で3棟が床上浸水しており、2人が救助されている。市の話によれば、担当者が排水場で待機し、操作していたというが、急激な水位上昇で追いつかなかったのだろうか。ここは検証の必要がありそうだが。

 

 

《参考2》厚狭川洪水ハザードマップ

厚狭川で想定される最大規模の降雨(2日間総雨量552ミリ)で氾濫した場合に想定される被害

うちは50㎝未満

 

 

《関連記事》

山口県西部に線状降水帯が発生 災害危険度高まる(NHKニュース 2022.7.19)

緊急安全確保 命を守る行動を 山口 山陽小野田市の厚狭地区に(NHKニュース 2022.7.19) 

山口県で線状降水帯、山陽小野田市で床上浸水も(テレビ山口 2022.7.19)

 

《参考資料》

山陽小野田市。防災・消防特設ページ

山陽小野田市防災気象情報

 


国道219号線、土砂崩れで通行止め(最終更新5月21日)

2022-05-16 08:50:40 | 災害

15日午前、国道219号で土砂崩れが発生し、全面通行止めとなっている。現場は西都市中尾古仏所、米良大橋の近く。警察によるとけが人はいないとのこと。どうやら10日からの大雨によるものらしい。宮崎日日新聞のツイッターが速報を出していたので、一瞬、ヒヤッとしたが、うちの山ではなかった。

今月2日、西都からの帰路、219号線を通ったが、一ツ瀬ダム近くで大規模な道路工事が行われていた。崩落現場はそこからおよそ2~3km(米良方向へ)走ったあたりのようだ。219号線は毎年のように落石や土砂崩れが起きている。それゆえ、防国法面事業が進められているのだろうが、、

 

《追記》

16日の宮崎日日新聞に現場の写真が掲載されていた。写真を見る限り、けっこうな量の土砂が崩落している。落石ネットも裂けているように見える。このあたりは道幅が狭いところなので、完全に道路が塞がっている。

 

西都市中尾古仏所(こぶつくろ)崩落現場(5月16日付宮崎日日新聞より)

 

 

 

《219号線、土砂除去も通行止め続く 2022.5.20更新》 

西都土木事務所は16日、土砂除去作業に着手、その日のうちに作業は完了した。ところが、17日、法面調査をした結果、新たに崩落の恐れがある箇所が複数見つかったと明らかにした。そのため、同事務所は17日から24時間態勢で復旧工事に入った。宮崎~熊本を繋ぐ幹線道路だけに急ピッチに工事は進められているのだろう。

 

土砂は取り除かれている 左に一ツ瀬川が見える(5月17日付宮崎日日新聞より)

 

 

 

《219号線、規制解除 2022.5.21更新》

20日午後5時に規制が解除されたようだ。今朝(21日)の宮崎日日新聞によれば、一定の安全性が確保されたため解除されたらしい。ただ完全復旧には数週間かかる見込みだという。これから梅雨に入るのでふたたび土砂崩れにならなければよいのだが。

 

また雨が降っている、、(5月21日付宮崎日日新聞より)

 

 

 

今回の土砂崩れ現場(宮崎県道路規制情報より)

 

 

 

 

以下、5月2日撮影

219号線 道路工事案内板(手前は一ツ瀬ダム近くの道路改良工事、後ろは銀鏡トンネル工事)

 

 

 

 

ここは尾八重入り口

 

 

 

 

ちなみに、3年前(19年5月1日)、カーブした先のところで大規模崩落が発生している(その時の様子はこちら

 

 

 

《関連記事》

国道219号西都―西米良 規制解除 復旧工事は継続(宮崎日日新聞 2022.5.21)

国道219号不通 崩落恐れ新たに複数 完全復旧に数週間見通し(宮崎日日新聞 2022.5.18)

西都ー西米良 往来困難 国道219号のり面崩壊(宮崎日日新聞 2022.5.16)

西都市の国道219号が土砂崩れで全面通行止め・宮崎県(宮崎放送 2022.5.15)

 

 

《参考》

宮崎県道路規制情報

 

 


変わり果てた山〜防国法面事業

2022-05-13 18:30:00 | 災害

大型連休、宮崎のうちの山で茶摘みをするため、山口から5時間半かけて現地に着いた瞬間、思わず声を上げた。山が丸裸になっていたのである。昨年、お義姉さんから木が伐採されることになると聞いていたが、よもやこれほど変わり果てた姿になろうとは、、

宮崎県は国の防災・減災・国土強靭化計画に基づき、平成31年度から道路斜面・法面・盛土などの防災対策を実施している。亡義父の山(現在は相方の山)は、宮崎県と熊本県を繋ぐ主要道路(国道219号線)沿いに位置し、その対象となっている。これは防災・安全交付金事業=防国法面事業と呼ばれ、国からの交付金をもとに進められている。対象は道路に隣接した山の斜面で、事業内容は落石対策である。つまり、落石防護柵を設置するために、先祖代々受け継がれ、守られてきたナラやクヌギなど広葉樹や茶木が伐採されたのである。

伐採された部分は山肌が剥き出しになり、岩盤はコンクリートで吹き付けられていた。(一瞬、目が点になったが)地質を調べてみると、砂岩(灰褐色)と泥岩(黒色)が繰り返し堆積する泥岩砂岩互層だった。確かに石は脆く崩れやすい。茶摘みをする際も足場が悪いため、しっかり踏ん張らないといけない。落石防止は必要だと思うが、問題はその中身(方法)である。

219号線沿いを見ると、落石防止用ネットが張られている山は多い。が、うちの山は丸裸にされたところにコンクリートが吹き付けられ、ネットは張られず、微妙な位置(高さ)に落石防護柵が設置されている。この施工方法は妥当なのか? というのも、相方が宮崎へ向かった4月26日夜、宮崎県は大雨だった。翌日、茶摘みのために山に入ると、防護柵の脇から土砂が流れていたからである。これまでは地中深く根を張る広葉樹が土留めの役割を担っていたので、このようなことはなかったと相方は言う。

お義姉さんに聞くと、施工内容は明かされていなかったとのこと。落石防護柵を設置するために木を伐採した結果、土砂災害が発生という本末転倒のようなことにならなければよいのだが。すでに工事は進んでしまっているが、宮崎県には、工法や工程表等の資料を依頼した。今月中に担当課から説明をしてもらうよう要望している。(もうすぐ梅雨シーズンなので気がかり)

 

 

 

変わり果てた山(柚子と梅の木はお義姉さんが嘆願して生き残った)

 

 

 

これから杉が伐採される(今年度中工事は続く)

 

 赤いテープから下が伐採される 

 

 

 

クヌギの森は生き残る(柚子と梅の木の下あたりにわずかに茶木が残る)

 

 

 

 

西米良方面 道路沿いの雑木もすべて伐採される(写真右)

 

 

 

以下、相方撮影(危険なので)

上からみる(高さは9~10mくらい、下に219号線が走る、ここで土砂崩れが起きれば亡義父の大切な小屋がつぶれてしまう)

 

 

 

 

コンクリート吹き付け上部(切られた木と残された木がある)

 

 

 

 

落石防護柵がなんとも(この斜度で上から落石が起こればフェンスを軽く越えてしまうだろうに)

 

 

 

 

生き残った茶木 大きくな~れ

 

 

 

 

一ツ瀬川が流れる

 

 

 

 

あたりは広葉樹の森が広がる(茶摘みの頃が一番美しい)

 

 

 

 

ここで生きる

 

 

 

《参考資料》

宮崎県HP。社会資本総合整備計画(防災・安全交付金)

産総研・地質Navi