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アイランドシティ完売、黒字150億円はホント?

2022-09-05 08:56:36 | 人工島

先月26日、高島市長の記者会見。開口一番、嬉しい報告があるというから何かと思えば、28年の時を経て、アイランドシティ(人工島)の分譲地が完売したというものだった。最終的に150億円の黒字になる見込みで、このうちの約100億円を活用して子供政策の基金を設置するという。何も知らない方なら「高島市長、さすが~」となるのだろうが、そうは問屋が卸さない。なぜなら、売れない土地を売るために、これまで注がれた市民の税金(立地交付金)は260億円に上るからである。ところが、地元メディアはこれをスルー、”黒字”の一点張り。立地交付金については、毎日と日経などが多少報じているが、問題提起はしていない。

平成6年(1994年)に始まった人工島事業。そもそも博多湾の機能強化のために国が行った航路浚渫で大量の土が発生し、それを処分するために始まった。約4,000億円をかけて博多湾を埋め立て、約400㌶の土地を造成した。当初、土地を売って事業にかかった借金を返済する計画だった。ところが、土地は予想以上に売れなかった。そこで、売れない土地を売るために立地交付金を付けた。土地を購入した企業にもれなく現金が付いてくる(10億円で土地を購入すれば3億円の現金が返ってくる)というもの。上限10億円だった立地交付金は、高島氏が市長になって30億円まで引き上げられた。すべて市民の税金だが、ご本人にその自覚はないようだ。

会見では、記者から立地交付金の質問が出ていた。それに対し、高島市長は260億規模になるとさらり。今後、立地企業から税収が入るので心配ないと言わんばかりに、令和3年度は約40億の税収が見込まれると答えていた。とはいえ、全額が充当できるわけではないだろう。ここは重要なところだが、高島市長は「難しいところ」とはぐらかしていた。いつものことだが、高島市長は、さすが元アナウンサーだけあってアピールが上手い。自分にとって都合の良いところだけ話す。メディアは検証もせずに、そのまま垂れ流すから真実が伝わらない。振り返れば、高島市政の12年間はそうしたことの繰り返しだった。

ところで、ちょっと気になる記事を見つけた。今から10年前のものだが、福岡市が平成24年に発表した人工島事業終了時の試算結果について、市が公表した160億円とする赤字額のほかに421億円という数字があることが判明したというもの。試算は公表分を含めて16パターン。半数以上が赤字200億円を越える結果となっていたにもかかわらず、公表されたのは160億円だった。高島市長は記者会見で、平成24年に160億円の赤字試算が最終的に150億円の黒字になったと胸を張っていたが、試算金額が違えば話は変わってくるのでは?

本日(5日)10時、9月議会が開会する。人工島問題についての質疑も予定されている。トップバッターは堀内議員。あと長年、人工島問題を追及してこられた荒木議員の質疑も注目したい。(モヤモヤ感を吹き飛ばしてほしい)

 

 

8月26日の記者会見の様子(福岡市公式Youtubeチャンネルより)

自信満々のご様子(毎度のことながら、市民へ負担を強いたことへの謝罪はなし) 

 

 

 

アイランドシティの概要

事業費は実質どれだけ回収できているのか?(ほとんど補助金で賄われているので一般市民にはわかりにくい)

 

 

 

売れない土地の穴埋めに市の重要施設(こども病院や体育館、青果市場など黒文字部分)が移転、原資は税金

 

 

 

《関連記事》

アイランドシティ完売 黒字100億円を子供政策活用 福岡市(毎日新聞 2022.8.27)

博多湾の人工島、土地が完売 事業収支152億円の黒字に(日本経済新聞 2022.8.26)

「アイランドシティ」完売し、黒字152億円/福岡市(財界九州 2022.8.30)

 

《参考資料》

福岡市HP。港湾・アイランドシティ

福岡市議会HP

 

 


安倍政権に酷似する高島市政〜こども病院問題

2018-03-18 09:09:59 | 人工島

連日、森友公文書改ざん報道が流れる中、ふと思い出したことがある。それは福岡市のこども病院問題である。早いもので、こども病院が人工島へ移転して今年11月で4年になる。こども病院の移転問題をめぐっては、売れない土地を埋めるためにどうしても人工島へ移転させたい福岡市とそれに反対する市民との間で長年にわたり争いが続いた。結局、こども病院は人工島へ移転してしまったが、その決定過程において森友問題を彷彿させるような出来事があった。そこで、当時をふりかえってみる。

今から7年前、高島市長就任直後(1期目)の平成23年1月、高島市長は人工島移転の妥当性について検証を行うといい、専門家による「こども病院移転計画調査委員会」(委員長は北川正恭早稲田大学教授)を設置した。委員会は透明性が必要だとして市民に公開された。東日本大震災を教訓に、人工島は立地不適との宮城県立こども病院林院長の意見など、最終報告書では様々な課題が指摘された。しかし、高島市長は人工島への移転を強行した。そこで問題となったのが、現地建て替え水増し問題、いわゆる、こども病院裁判である。

この裁判は、こども病院を現地で建て替えた場合、人工島で新築するより1.5倍の費用がかかるとした福岡市の意思決定の是非(信憑性)を問うものだった。しかし、その根拠となるゼネコンへのヒヤリングを福岡市が行っていなかったことが、裁判所の嘱託調査(ゼネコンへの聞き取り調査)でわかった。(ゼネコン3社のうち、大成と清水は調査に来ていない、竹中は調査に来たが1.5倍が適当とは言っていない)ここに福岡市の嘘が明らかになった。ところが、福岡地裁は嘱託調査を信用性に乏しいとして退け、ヒアリングメモがあったという当時の担当課長(現・中村総務企画長)の証言を信用できるものとした。まさに青天の霹靂、何らかの圧力があったとしか思えない判決だった。

実際に裁判を傍聴したので克明に覚えているが、中村氏は、ヒヤリングは紛れもない事実だが、ゼネコン担当者の名前も行った日も記憶にない、メモはパソコンに貼っていたがヒヤリングが終わったあと破棄した、どうやって行って帰ったかも覚えていないなど、証言は唖然とするものだった。一体、どこが信用できるのか全く理解できないが、はっきり言えるのは、福岡市が職員に嘘をつかせてまでも人工島移転を成し遂げたかったということ。ちなみに、その中村総務企画長は今月退任する。

福岡市は今もなお、試算の1.5倍に見積もった根拠はゼネコン3社へのヒアリング結果だと主張している。しかし、それを記録した公文書は存在しない。あるのは偽造された資料だけだ。このような重要案件で公文書が作成されていないこと自体が異常なことであり、これまでの福岡市ではなかったことだ。森友公文書報道を目にして、こども病院問題を思い出したのは、根底が同じだと感じたからである。

安倍政権を後ろ盾にしている高島市政。森友問題で安倍政権の支持率は急落しており、自民党総裁選への影響も囁かれている。果たして、これが11月の福岡市長選にどう影響するのか。今のところ自民党福岡市議団に新たな候補者を擁立するような動きはないようだが。

 

2015年11月、人工島へ移転したこども病院 すぐそばにコンテナターミナル うしろに博多湾(撮影日:2016.9.16) 

 

 

《関連記事》

こども病院移転費用~福岡地裁が請求棄却、原告ら「不当判決」(NETIB-NEWS 2015.3.9)

調査嘱託結果を否定!!裁判所による「捏造の勧め」(NETIB-NEWS 2015.3.10)

市長選まで9か月 福岡市政の現状は…… (HUNTER 2018.3.2)

内閣支持率急落で囁かれる福岡市政への影響(NETIB-NEWS 2018.3.19) ※自民党市議団に新たな動きか?(3.19更新)

 

《参考資料》

こども病院人工島移転問題 ~裁判で福岡市のウソが明らかに~ (福岡市議会議員 荒木龍昇氏HPより)

 


ヒアリ、アイランドシティ上陸

2017-07-30 14:29:19 | 人工島

7月21日、アイランドシティのコンテナターミナルでアスファルトのくぼみに40匹のアリがいるのが見つかり、強い毒を持つ南米原産のヒアリと確認された。福岡市がその後、付近を詳しく調べたところ、翌日22日から24日までの3日間で130匹のアリが見つかり、このうち50匹がヒアリと確認された。さらに、27日午前、福岡市博多区にある会社敷地内で、中国から博多港に到着したコンテナから荷物を運び出す作業をしていた作業員1人がヒアリに刺された。このコンテナでは、30匹(サナギを含む)のヒアリが確認されている。これまで兵庫県尼崎市、神戸市、愛知県弥富市、大阪府大阪市、東京都品川区、愛知県飛島村春日井市、神奈川県横浜市、大分県中津市(北九州市経由)でヒアリが確認されているが、人的被害が出たのは福岡市が初めて。

今回、ヒアリが発見されたのは、アイランドシティの国際コンテナターミナルだが、目と鼻の先には「こども病院」がある。(下図参照)ご家族の不安は想像に難くないが、そもそもどうしてこのようなリスクが予測される港湾地区に重篤なこども受け入れる病院があるのか。それは売れない人工島の土地を埋めるために、福岡市が移転を強行したからで、今もなお多くの市民から疑問や反対の声が上がっている。高島市長は安全性は確保されていると豪語しているが、平成17年の福岡県西方沖地震では、こども病院横の道路が隆起し、液状化が発生している。アイランドシティは警固断層南東部の東側に位置しており、現在も頻繁に地震が起きている。その上、セアカゴケグモやヒアリなどの脅威に晒されているのだから、どうしてこれで安全だと言い切れるのか。こどもの命を軽視しているとしか思えないが。

ところで、昨日の報道によると、21日、広州の港から博多湾に運ばれたコンテナ22本のうち12本のコンテナについては、安全確認(消毒)がなされないまま県内外に運び出され、それらの行き先も把握できていないことが、NHKの福岡市への取材でわかったという。福岡市はコンテナを強制的に開けて調べる権限がないと弁明しているようだが、人命に関わることなのだから、確認して然るべきだろう。相変わらず危機管理能力の無さには呆れるが、九大村上貴弘准教授(アリ専門家)は、「港湾内でヒアリを封じ込めないと、全国に拡散して定着するのは時間の問題だ。少なくとも周辺からヒアリが確認されたコンテナに関しては強制力を持って中身を確認し、消毒するルール作りを早急に進めるべきだ」と忠告している。

アイランドシティは、破綻した人工島を象徴するかのように、港湾エリアと居住エリアが混在している。だからこそ管理は徹底されなければならないが、福岡市の対応を見る限り不安は拭えない。被害が出てからでは遅いのだが。

 


今回、ヒアリが見つかったのは赤丸のところ。こども病院は青丸。(福岡市資料より)


こども病院の背後、コンテナが積まれているところが国際コンテナターミナル 

 

 

 

 

 

ヒアリが見つかったコンテナ(7月21日のNHK福岡ニュースより)

 

 

 

《関連記事》

博多港でもヒアリ 九州初 数十匹確認、駆除(西日本新聞 2017.7.22)

ヒアリ発見の博多港 安全確認せぬままコンテナ12本搬出(NHKニュース 2017.7.28)   

《関連資料》

福岡市。博多港におけるヒアリの確認について(7.21)

福岡市。ヒアリの確認について(7.27)

環境省。ヒアリに関する諸情報について(7.27更新) 

《参考》

こども病院の人工島移転に反対する連絡会Facebook

 

 


「交付金のまち」アイランドシティ

2016-09-19 16:55:05 | 人工島

現在、開会中の福岡市議会で議員から「東の大濠公園」構想なるものが提案された。それは、アイランドシティ(人工島)の南東部に、大濠公園と同じような遊歩道をつくり公園を再整備しようというもの。この構想には市も前向きな発言をしている。そもそもこのあたりは、近くに和白干潟など貴重な自然を有し、野鳥の宝庫だった。ところが、人工島によって博多湾は塞がれてしまい、和白海域は大きな池のようになった。潮流は妨げられ、海底に汚泥が溜るなど影響が出ている。そのせいか、博多湾東部地区の水質は特に悪い。そこを憩いの場にしようという。

この提案を目にして、久しぶりにアイランドを視察することにした。2年半ぶりのアイランドは、まさに「交付金のまち」と化していた。みなとエリア(港湾関連用地)には、競うように巨大な倉庫が軒を連ねる。そのすぐそばには、今年2月に完成したばかりの青果市場が建っている。敷地面積は約15万㎡でヤフオクドームの2倍の広さというから、どれほど大きいかがわかる。売れない土地が売るほどあるのだから、いくらでも広げられたということだろう。建物の中に入ってみると、それは広い吹き抜けがある。美術館を彷彿させるエントランスホールには、”アイランドの立地優位性を生かしてアジアへの輸出拡大を目指す”という高島市長のメッセージが掲げられている。福岡市は、青果市場を「ベジフルスタジアム」と名付け、市民に利用するよう勧めている。しかし、この日、市場関係者以外、人はいなかった。

一方、まちづくりエリアには、移転問題で揺れた「こども病院」が何事もなかったかのように建っていた。それは、重篤な患者を受け入れる病院でありながら、海岸からわずか数百メートルところにある。しかも、すぐそばには警固断層が走っている。平成17年福岡県西方沖地震では、こども病院横の道路が隆起し、液状化が発生するなど被害が出ている。九大地震火山観測研究センターの震央分布図を見ると、アイランド付近の地震回数は圧倒的に多い。熊本地震以降、多くの火山・地質学者から警固断層を懸念する声が上がっている。にもかかわらず、人工島の安全性を強調する福岡市。危機意識の欠如は明らかである。

広大な空き地の一角に、温浴施設(照葉スパリゾート)が建っていた。その向かい側に、商業・宿泊複合施設「(仮称)ぐりーんモール」が計画されている。(平成31年開業予定)資料を見ると、ここに京都の町屋をイメージした空間(littel japan)ができるらしい。何故、京都なのか。博多にも歴史的な町屋はあるのだが。尤も、博多の歴史やまち並みなど考えてもいないだろうから、今後さらに多種多様な建物が乱立することになるのだろう。

アイランドの最終地点、第4工区では、重機や作業用のトラックが行き交う。福岡県西方沖地震では、第4工区の護岸の一部が崩壊した。博多湾の海底はシルト層の軟質な粘性土が分布しているという。そこにまた新たな企業が進出する。1企業最大30億円という巨額な交付金(血税)がそれを後押しする。何ともふざけた話だが、2016年度、アイランドに進出する企業への立地交付金(見込み)は、25社130億円にも上る。一体、どれだけ税金をばら撒けばよいのか。市民の関心が薄れてゆく中、福岡市の愚行は続く。

 

 

撮影日:2016年9月16日

道路の向こうがまちづくりエリア、手前がみなとづくりエリア 

 

 

 

 

 

みなとづくりエリアの巨大倉庫群

 

 

 

 

 

青果市場・べジフルスタジアム

 

 

 

 

 

 

エントランスホール 正面に高島市長のメッセージ

 

 

 

 

 

さながら体育館(中央部分は吹き抜け) 見学コースには誰もいない 

 

 

 

 

 

全体配置図(中央奥に第4工区、左に倉庫群、右に海の中道) 建設費約200億円(うち国交付金67億円) 費用も半端じゃない

 

 

 

 

 

卸売場東棟内部

 

 

 

 

 

 

 卸売場西棟外部

 

 

 

 

 

 卸売場東棟の屋上から第4工区を見る

 

 

 

 

 

第4工区工事現場

 

 

 

 

 

まちづくりエリアにある温浴施設 

 

 

 

 

 

ここに「ぐりーんモール」が建つ(右に立花山)

 

 

 

 

 

売れない土地から見る光景(中央にこども病院)

 

 

 

 

 

こども病院 災害時の避難はどうする?

 

 

 

 

 

海岸はすぐそこ(右はこども病院、西方沖地震ではこの道路が隆起した) 

 

 

 

 

 

海の中道はすぐそこ ここに新たな企業が進出する

 

 

 

 

 《関連記事》

福岡市に「東の大濠公園」構想 アイランドシティ南東(西日本新聞 2016.9.15)

 

《関連資料》

福岡市アイランドシティHP 

 

 


福岡市立こども病院裁判~ついに舞台は最高裁へ

2016-03-22 21:48:06 | 人工島

福岡市立こども病院の人工島(アイランドシティ)移転をめぐる裁判。昨年末、福岡高裁は福岡地裁に続いて市民側の控訴を棄却。これらの判決を不当として、「福岡市立こども病院の人工島移転撤回を求める市民会議・住民訴訟原告団」は、最高裁へ上告。原告団は、こども病院の問題は終わっていないことを市民に知ってもらい、公正な審理と裁判をしてほしいという声を最高裁に届けたいと、今月、「公正な審理・裁判を求める要請書」の署名活動を始めた。福岡市の不正を正すため、一人でも多くの賛同署名が集まることを願って。

 

以下、要請書を転載。

 

                      

                          公正な審理・裁判を求める要請書

 

最高裁判所 御中
                             

                            福岡市立こども病院の人工島移転撤回を求める市民会議・住民訴訟原告団

                      

要請の趣旨

 福岡市立こども病院(以下「こども病院」)の診療とその存在に、こども患者の生命と運命を託している者たちと市民たちが、福岡市の市政の健全な蘇りを求めて止むにやまれず起こしたのが本件訴訟です。福岡地裁と福岡高裁は請求棄却の不当な判決を下しました。上告審では、審理を尽くして公正な裁判をしていただくよう、要請します。 

要請の理由

 私たちは、こども病院に入退院したこども患者とその家族並びにそれを支えてきた福岡の医師など医療従事者、弁護士、保育者、福岡で働き生活する市民の集まりです。私たちは以下の理由により、こども病院の人工島移転用地売買代金等返還請求の住民訴訟を起こしました。要請の理由とあわせて、提訴以降の事情も記します。

1)私たちが納めた税金が、市民の生活を苦しめることに使われたくはありません。

 私たちは私たちの生活が良くなることを念願し税金を納めています。その税金が市民生活を苦しめることに使われたくありません。患者の命を危うくし福岡市内の大部分からの緊急搬送や通院に支障を来たすこども病院人工島移転に税金を使って欲しくはありません。

2)こども病院の人工島移転計画そのものが問題です。

 福岡市立こども病院は、従来福岡市中央部において高次医療を担う小児専門病院としてこども患者の生命を守り、救ってきました。人工島に移転した今、市南西部ではこども病院が遠くなり困った、と患者とその家族に心配する声が広がっています。人工島は交通騒音や振動、病原ウィルスの侵入など医療環境として不適切です。こんな人工島に移転することによって患者数が減り、病院経営が破綻するのではないかと心配する声も聞こえてきます。

3)裁判所の調査嘱託の権威が失墜し、証人申請も不採用となりました。

 福岡市はこども病院現在地建替え費用を、ゼネコンから聞いたとして1.5倍にし、人工島への移転を決定しました、しかし、その手続きは不透明で疑惑だらけです。それにもかかわらず、福岡地裁は自ら実施したゼネコンへの調査嘱託の結果を採用せず、福岡高裁もまたゼネコン社員の証人申請を採用しないまま判決を言い渡しました。

4)福岡市の宝、市民の誇り「こども病院」が失われてはなりません。

 福岡市の宝、「福岡には市立こども病院がある」との市民の誇りが失われてはなりません。この訴訟には、患者とその家族そして多くの市民の命運と期待がかかっており、全市民が注目しています。公正な審判と判決を、切にお願いします。

 

転載終わり。

 

こちらは、こども病院人工島移転問題のことがよくわかる、福岡市議会議員荒木氏のレポート。

 こども病院人工島移転問題 ~裁判で福岡市のウソが明らかに~ 

 

※賛同署名(用紙)については、こちらをご覧下さい。 

 

 

《関連記事》

こども病院移転費用~福岡地裁が請求棄却、原告ら「不当判決」(NET IB NEWS 2015.3.9)

調査嘱託結果を否定!!裁判所による「捏造の勧め」(NET IB NEWS 2015.3.10)