Inoueinterior Room Blog

報道されない福岡の危機を伝えます。気分転換は山の話題。

熊本地震~益城町テント村

2016-05-27 17:36:31 | 熊本地震

熊本地震から1カ月が過ぎた。梅雨入りを前に熊本県では土砂災害危険箇所の緊急点検を行っていたが、25日、土砂災害危険箇所に市町村指定の避難所や避難場所が少なくとも165カ所あることが分かった。そのため県では、別の地域への予防的避難を図るよう各市町村に呼び掛けている。そんな中、益城町総合運動公園につくられたテント村の閉村が決まった。この件について、ブログに掲載するか迷ったが、テント村へはシュラフなどの支援をしていることもあり、少し意見(感想)を述べることにした。

地震直後、野口健さんが立ち上げた「熊本地震テントプロジェクト」にすぐさま岡山県総社市片岡市長が連携、たちまち益城町にテント村が完成した。その抜群の行動力はツイッターなどを通じ、多くの人々に伝わっていった。野口健さんの真っすぐな思いは被災者の方々の救いとなっていた。一方で、私のように(親の介護があり)被災地で支援ができない者にとって、このプロジェクトの立ち上げは有難いもので、心から感謝していた。(東日本大震災では寝袋プロジェクトでお世話になった)しかし、テント村の閉村が決まった直後の野口さんのツイッター発言には、違和感を覚えた。既にツイートは削除されているが、元石原都知事を引き合いに、益城町長に対する意見(不満)や非難めいた(そのように取られ兼ねない)発言が続いた。これには正直うんざりとした気分になった。強い使命感からか、いきなり閉鎖という展開に気持ちの整理がつかなかったことは理解できる。が、言ってはならないこともある。登山の世界でも言えることだと思うが、非常事態だからこそ支援する側には大きな「器」が必要とされる。フォロアー数12万人となれば、その発言が社会に及ぼす影響も大きい。支援する側が被災地の足元をすくってしまっては、それこそ本末転倒ではないか。

報道によれば、そもそもテント村は1カ月の予定で、延長する場合は町と野口さんが話し合う約束をしていたとある。今月12日、総社市片岡市長は益城町西村町長とテント村について協議されているが、なぜかそこに野口さんの姿はなかった。ツイッターでは、片岡市長に一任されたような発言が見受けられるが、仮にそうであったとするならチームとして協議の結果(閉村)をもっと真摯に受け入れるべきだろう。そうでなければ、なぜ早い段階で町長と直接協議をしなかったのか、疑問が残る。町長の趣味は山登りだ。意見交換をされていればまた違った結果になったかもしれない。

東日本大震災に熊本地震、わずか5年間に2度も巨大地震が発生するような国に住んでいるのだから、もはや対岸の火事では済まされない。全国の活断層地図(産総研)を見るとその多さにぞっとするが、どこで大地震が発生しても不思議ではないということだろう。もはや地震の備えは必須。これまでも災害時にテントは活用されていたが、今後、さらにその必要性は高まっていくことだろう。色々と問題はあったが、今回のテント村が避難所のモデルとなっていけばよいと思う。今は何より一日も早い復興を願いつつ、微力ながら熊本への支援を続けていきたい。

 

 《関連記事》

県内避難所、165カ所が「土砂災害危険」(熊本日日新聞 2016.5.26)

 《関連資料》

熊本県HP。熊本地震に係る土砂災害危険箇所の緊急点検結果について(2016.5.25)

 

 

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「小川内の杉」移植~最新報告

2016-05-15 08:59:53 | 五ヶ山ダム

「小川内の杉」移植の状況について。先月4月30日、移植作業の全工程が無事終了した。最後の工程、リフトダウン(地上6メートルに引き上げていた杉を地面に下ろす作業)は、午前10時から約8時間かけて行われたらしい。本日、ようやくその姿を確認することができた。まだ周辺の土の埋め戻しは始まっていなかったが、杉は所定の場所に納まっていて、特に変わった様子は見られなかった。現場では、レールなど仮設材の撤去が行われていたが、思ったほど作業は進んでいなかった。

帰り際、現場の方と話をすることができた。聞くと、すべての仮設材が撤去されるのは7月末で、県道136号線が復旧するのは8月になるだろうと。それまで脊振方面へ行くには、現在使用しているう回路を通ることになる。気になる杉の保護枠(鉄枠)について尋ねてみたところ、しっかり根付くまで鉄枠を外すことはないと説明された。(西日本新聞には今月中旬に外されると書かれていたが)樹木医による診察も毎日行われているようで、気の抜けない状況が続いている。暫くはこちらも足を運ぶ作業が続きそうだ。

 

  

 

 

無事着地

 

 

 こちらはリフトダウン前

   

 

  

 レールの撤去作業

 

 

 

 

 

 

仮設材(コンクリート)の撤去作業

 

 

 

 

 

 

スプリンクラーを纏う(散水用) 

 

 

 

 

 

 

子供も元気

 

 

 

 

 

 

ひと際目立つ

 

 

 

 

 

 

新緑に埋もれて

 

 

 

 

 

 

斜面レールは撤去されていた

 

 

 

 

 

 《関連記事》

五ヶ山ダム予定地の神木 移設完了(佐賀新聞2016.5.2)

・小川内の杉移動完了 吉野ヶ里町・五ヶ山ダム建設現場(西日本新聞2016.5.1)

 

 

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熊本地震~九州道(4月29日) 

2016-05-04 10:53:13 | 熊本地震

先月29日、宮崎への帰路、熊本地震で大きな被害を受けた九州道の痛々しい姿を見た。被害は広範囲にわたっていて、地震の凄さを物語っていた。この日、開通はされたものの本格的な復旧作業は始まったばかりのようで、益城熊本空港ICから対面通行、嘉島JCTあたりから車両制限しながらの片側通行、さらに緑川パーキングまでの路面は波打つなど、まさに満身創痍な状態だった。今もなお余震が続く中、九州道の完全復旧にはかなりの時間がかかるのではないだろうか。  

 

 

 撮影日:2016.4.29(助手席から撮影) 

熊本IC付近 高速道路にかかる橋すべてに点検跡が見られた

 

 

 

 

  

 

熊本IC付近 跨道橋崩壊

 

 

 

 

 

 

益城熊本空港IC付近 埼玉県警が警備

 

 

 

 

 

 

熊本グランメッセ駐車場 

 

 

 

 

 

 

Sカーブ ここから上り車線へ

 

 

 

 

 

 

対面通行のはじまり  上空には自衛隊ヘリ

 

 

 

 

 

 

下り車線の復旧工事 大成建設が受注している

 

 

 

 

 

 

下り車線に大量の土嚢

 

 

 

 

 

 

陥没場所か

 

 

 

 

 

 

折れ曲がる

 

 

 

 

 

 

応急処置

 

 

 

 

 

 

 嘉島JCT付近 一旦停止で車両(重量)制限 路面は波打つ

 

 

 

 

 

 

木山川と益城町 ブルーシートが目立つ

 

 

 

 

 

 

 緑川パーキング近く 無残に崩壊した跨道橋

 

 

 

 

《関連記事》

 ・川の埋め立てが原因か、九州道の盛り土崩壊(日経コンストラクション 2016.4.18)

《追加記事》

九州道またぐ橋 6か所で被害確認(NHKニュース 2016.5.15)

 

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