yamanba's blog

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那珂川護岸工事完了~台風1号発生、週明け大雨警戒

2024-05-26 14:38:58 | 災害

昨年7月の九州北部記録的大雨で崩壊した那珂川の護岸工事が予定より早めに完了した。週明けは大雨の予報になっているのでよかった。工事で通行止めになっていた道路も今日解除される。

この護岸復旧工事は2月末頃からはじまったが、4月上旬、一度強雨に見舞われ、仮堤(仮の堤防)が崩れそうになっていたことがあった。対応が早かったので堤防は無事だったが、あれ以上、雨が降り続いていたら崩れていたかもしれない。度重なる豪雨によって川底に土砂が溜り、水深が浅くなっているため、少し強い雨が降るとすぐに水位が上昇する。そこを計算されていたかどうかわからないが、仮堤の高さ不足が否めなくもない。ちなみに、この仮堤をつくるために10tトラック150杯分の土砂を運びこんだとのことだった(工事関係者談)。ブロックを設置したあと、ふたたび土砂を運び出さなくてはならない。ひとたび護岸が崩壊すると復旧は容易でないことがわかる。

福岡県は、平成29年の九州北部豪雨以降、平成30年7月豪雨、令和元年7月、8月の大雨、令和2年7月豪雨、令和3年8月の大雨と5年連続で自然災害に見舞われ、全国で唯一、大雨特別警報が5年連続で発表されている。昨年、令和5年7月の九州北部記録的大雨でも大雨特別警報が発表されており、発表がなかったのは令和4年のみ。それで復旧工事は延々と続いている。報道はされないけれど。

さて、いよいよ出水期、といっていたら、26日午前9時、台風1号が発生。週明け、日本付近に停滞する梅雨前線に向かって、台風1号からの湿った空気が入るため、西日本と東日本の太平洋側を中心に大雨の恐れがある。特に、下層の南西風と南風が合流する西日本は要警戒とのこと。いやはや、今年は初っ端から警戒モード。大きな災害が起きなければよいのだけど。

 

撮影日:2024.5.25

那珂川護岸工事完了

 

 

 

こちらは4月3日の様子

崩れかかった仮堤部分に土砂を積み上げているところ(幸い、このあと雨は小康状態に)

 

 

 

完成した護岸を近くで見ると、、

古いブロックのところにひびが入ったままだけど、大丈夫かな?大雨でまたやられない?

 

 

 

週明け、警報級の大雨の恐れ (tenki.jpより)

 

 

28日は、九州~東海にかけて警報級の大雨の恐れがあり、南西風が入る鹿児島県、熊本県、紀伊半島、静岡県などでは雨量が増える恐れ。

 

気象庁台風情報

 

 

《関連記事》

台風1号発生 週明け台風+梅雨前線 九州~東海は警報級の大雨の恐れ 早めの備えを(tenki.jp 2024.5.26)

来週前半は西・東日本を中心に警報級の大雨の恐れ 前線の活動活発化 台風も発生へ(tenki.jp 2024.5.24)

 

《参考資料》

5年連続で発生した豪雨・大雨災害からの復旧・復興について(福岡県HPより)

令和5年度第3回福岡県災害復旧・復興推進本部会議を開催しました(福岡県HPより)

 

 


茶摘み2024

2024-05-15 17:15:00 | 日記

GW前半は宮崎の山で恒例の茶摘み。今年は天候に恵まれず、ほぼ雨の中での作業となった。足場が悪く、いつも以上に体力を消耗した。雨のせいで山ビルも多く、いつの間にか顔と首をやられていた。雨が上がるとブユの襲撃に遭った。フェイスマスクをして、防虫剤を振りまいても効き目がない。顔中に刺され、最後はとうとう気分が悪くなった。(その数日後、山口の田舎でマダ二に刺された😂)

ところで、国の防災・減災・国土強靭化計画によって、大量の杉が伐採されてから2年、山は少しずつ元の姿に戻りつつある。下草が生え、茶木は昨年よりずいぶん大きくなっていた。杉が伐採されたことで陽当たりが良くなった分、茶木の成長が加速したようだ。コンクリートで固められた部分は土色に変わり、小さな隙間から植物が芽生えていた。山は自然に戻ろうとしている。人間の仕業などもろともせず。

今年は雨が多かったせいか、茶葉が伸びていた。大きな葉は味が落ちるのでどうかな~と思ったが、仕上がったお茶を飲んでみると、ここ数年で一番美味しかった。お茶の味は最初の窯煎りで決まるということなので、相方の釜煎りが良かった(腕を上げた)のかもしれない。(褒めると図に乗るのでここだけの話😊)

 

撮影日:2024.4.29~5.1 ※余裕がなかったので写真は少なめです。

蘇る

 

 

 

コンクリートで固められたところも目立たなくなった(茶色にでこぼこしたところ、正面から撮るのを忘れていた)

 

 

 

茶木も伸びてきた(写真右端)

 

 

 

葉は大きめ

 

 

 

窯煎り

 

このあと新茶ができるまで(写真は撮っていません)

窯煎り⇒揉み機で揉む⇒手で揉んでほぐす⇒網に広げて乾燥機で乾燥させる⇒乾燥した茶を仕上げ用の乾燥機(炭使用)に入れてゆっくり乾燥させる⇒ざるで茶葉を分別する(ここで玉茶や粉茶など区別する)⇒新茶の出来上がり🍵

 

 

美味しく仕上がりました(香りを届けられないのが残念)

 

 

 


マダ二に刺される‼

2024-05-11 14:44:34 | 日記

5月連休中、山口の田舎で剪定作業中にマダ二に刺された。致死率30%が頭を過り、一瞬、凍り付いた。その日は小雨だったので、作業服の上に合羽を着て、首にはタオルを巻いて作業をしていた。作業後、入浴して首に手をあてると、おできのようなものが、、まさかヒル?直前まで宮崎の山で茶摘みをしていたので合羽にヒルがついていたのか。いや、そんなはずない。もう乾燥しているだろう、と手でつまんでみたが取れない。鏡を見ると、豆粒(緑色)のようなものが、、2回程度つまんで引っ張るとプチととれた。見ると、マダ二だった。

これはえらいことになった。すぐに母に傷口を見てもらい、口器が残ってないか天眼鏡で確認してもらった。幸運にも残骸はなく上手くとれていた。厚労省や国立感染症研究所によると、自分でマダ二を取り除こうとするとマダ二の口器が皮膚の中に残り、化膿する恐れがあるので皮膚科に行くようにとある。しかし、連休中で皮膚科は休みだし、早いほうが良いと思い、自分で取り除いた。刺されて間もなかったことや入浴中(石鹸)が良かったのか、意外とスムーズに取れた。除去後、デルモベート軟膏(ステロイド系)を塗っておいた。

マダニは病原体を媒介することで知られており、福岡県内でも4月以降マダニにかまれて感染する「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」の患者が2人、「日本紅斑熱」の患者が1人確認されている。SFTSは致死率が高い上、有効な治療法が確立されていない感染症で、感染症法では四類感染症に位置付けられている。ある意味、コロナより恐ろしい。そうした中、抗インフルエンザ薬「アビガン(ファビピラビル)」の適応を広げるか、9日、厚労省が審議している。承認されれば、SFTSに対する治療薬としては世界初となるという。

なんとも恐ろしいマダ二だが、対策としては、農作業や庭仕事をする場合は肌を露出しないこと、ディートやイカリジン成分(15%以上)が入った虫よけ剤を用意しておくことなど。それにしても、GW前半は宮崎の山で茶摘みをして山ビルやブユにやられ(顔はボロボロ)、GW後半は山口の田舎の庭でマダ二にやられ、散々なGWだった😢 

※6日経過していますが、今のところ体調に変化ありません。しばらく経過観察を続けます。

 

 

フタトゲチマダニか、、😱

※取り除いた後、慌てて撮ったのでブレたところが赤く見えますが、実際には緑色です。つぶすと血が少し出ました。発見が早かったので、あまり血を吸っていなかったようです。マダニの唾液には麻酔様物質が含まれているようで、刺されたことはわかりませんでした。

 

 

厚労省・ダニ媒介感染症より

まさに山ありダニありなGWだった、、

雨の日は特に要注意!

 

 

NHK徹底解説・マダニ媒介の感染症 SFTSは過去最多 人から人も?より

国立感染症研究所によると、統計を取り始めた2013年は1年間にSFTSを発症した患者数は48人。2014年から3年間はほぼ横ばいで、2017年90人、2019年には100人を超え、2023年には過去最多133人で2013年の約3倍に。2023年は人から人への感染が初めて確認されている。

 

 

《関連記事》

知っておきたい!マダニが媒介する感染症!野外活動で身を守るポイント(2024.5.10)

マダニ媒介の感染症 福岡県で3例 肌露出しないなど対策を(NHK福岡ニュース 2024.5.9)

マダニ媒介感染症「SFTS」にアビガン 厚労省部会が承認審議へ(朝日新聞 2024.5.8)

 

《参考資料》

厚労省。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

国立感染症研究所。マダニ対策、今できること

 

 


せめんだる復活!(5月3日更新)

2024-05-03 18:33:30 | 日記

山陽小野田市の銘菓「せめんだる」が、田舎の食パン屋さん「安都佐」で、4月19日、復活することになった。せめんだるは、たるの形をしたもなかにセメントに見立てたあんを詰めた和菓子。かつて小野田で製造されたセメントがたるに詰められ、小野田港から全国津々浦々に運ばれていたことに由来している。1952年(昭和27)年に誕生し、長年愛されてきたが、一昨年、製造していた会社(つねまつ菓子舗)の倒産とともに姿を消してしまっていた。

実は、「せめんだる」には思い出がある。そもそもこのような和菓子があることは全く知らなかった。10年前、父が入院していた急性期病院の臨床工学技士の方が、転院後(終末期の病院)に父を見舞って下さった時に頂いたのが、せめんだるだった。すでに父は意識がなく、食べることも話すこともできなかったが。あの時のせめんだるの箱は(捨てられず)、仏壇の中に納めてある。

先週、安都佐にパンを買いに行くと、「せめんだる」のポスターが掲げてあった。2月頃、せんめだる復活のニュースが流れていたので、もしかすると安都佐(社会福祉法人健仁会)が手掛けるのではと思っていたが、予想は的中した。スタッフの方に話を伺うと、あんこ作りが大変だったとのことだった。その日もカウンターの後ろにある厨房であんこの試作中だった。気になる、お味のほうは、、(続く)

《4月14日記》

 

 

極みの食パン「安都佐」に掲げてあったポスター(4月9日撮影)

 

※許可を得て撮影しています。

 

 

厚狭で「せめんだる」復活!(4月9日撮影) 

 

 

 

《復刻せめんだる 5月3日更新》

というわけで、、復刻せめんだるゲット!

 

お味のほうは、、

あんこはまろやかな甘さ。

個人的には、元祖せんめんだるあんこの独特な甘さが好きだった。

 

 

 

《関連記事》

山陽小野田の土産品「せめんだる」復刻 厚狭のパン店で販売(山口宇部経済新聞 2024.4.19)

銘菓「せめんだる」復刻/山陽小野田市民に愛され14日先行販売(山口新聞 2024.4.12)

山陽小野田 伝統の銘菓「せめんだる」復活へ!(NHK山口やまぐちWEB特集 2024.2.29)