姉の緊急入院から2週間、病状は少しずつ回復しているものの、さらなる検査が必要とのことで、山口医大付属病院へ外来受診をすることになった。病院へ付き添うことになったが、そこで待ち受けていたのが入館制限。なにせ緊急事態宣言の出ている福岡県から来県しているので、すんなり中へ入ることはできない。当然の対応だと思うが、ほかの医療機関のそれと比べると、ハードルは高かった。
入館の際、まず新型コロナ対策入館者確認票に記入をしなくてはならない。そこで14日以内に緊急事態宣言対象地域に移動している人は、仮設の建物へ案内される。検温で異常がなくても、すぐには通してもらえない。次に、担当者から詳しく事情を聴かれる。そこで、家族の介護のため、緊急事態宣言下であっても、福岡と山口は1週間おきに往復していること。この1年、福岡市の繁華街、天神など人が密集しているところへは一切出向いていないこと。(ここは念を押されたが)出かける所は、近所のスーパーや自家菜園のみで殆ど外出していないことなど、ひと通り説明をして、待つこと数十分、ようやく許可が出た。
病院の入り口はまるで籠城状態、人が一気に入れないよう塞がれていた。ウイルスを侵入させないための策がとられていたが、病院内へ入ると、受診した内科は驚くほどの患者さんで、それこそ密集状態。換気が悪く、そこで待つこと2時間。厳しいチェックがされているとはいえ、はっきり言って怖かった。姉の体調も心配だったが、どうにか入院先の病院へ送り届けた。まだまだ気の抜けない日々が続く、、
早朝の宇部興産工場 (病院へ向かう途中、停滞中の宇部湾岸道路より2.10撮影)
《参考資料》