yamanba's blog

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救急搬送で見た最前線の現場

2021-02-03 18:37:57 | 日記

1月30日、姉の体調が急変。39.1℃の高熱に見舞われたため、山口へ急行。手順に従って救急要請をしたが、姉は、1月上旬に扶老会病院を受診していたため、すんなりというわけにはいかなかった。搬送先へ急行中、救急隊から電話が入り、状況を知りたいということだった。警戒する必要があると判断されたようで、慌てないよう順序立てて説明をした。まず、姉は同病院でクラスターが発生する1週間前に院内のクリニック(病棟とは違う場所)を受診していること。クラスターが発生してから自分が薬を受け取りに行ったが、車外に置いたバケツの中に入れてもらい誰とも接触をしていないこと。また、同病院のクリニックでは一人も感染者はいないことなど。

そうこうしているうちに搬送先の病院へ到着。すでに救急車は病院前で待機していた。緊迫した空気が漂っていた。暫くして救急処置室へ入り、すぐに抗原検査が行われた。検査の結果、陰性が判明(PCR検査でも陰性)、ようやく救急処置となった。結果が出るまでの約1時間、大丈夫、感染はしていないと思いながらも(自分も含め)覚悟はしていた。その後、姉は急性腎盂腎炎だとわかり入院となった。

最前線の現場は冷静だった。防護服で身を纏い、淡々と目の前の仕事を熟しておられる看護師の方、もしかすると感染者かもしれない患者を医療現場へ届ける救急隊員の方、こうした方々の姿を目の当たりにして、頭が下がる思いだった。同時に、私たちはお陰で生きていられるのだと実感した。数時間後、日付が変わる頃、実家へ帰宅。玄関先には、N95マスクの袋が落ちていた。長い一日だった。

 

 

宇部湾岸道路  この道のおかげで早く現場に到着することができた、、 (写真:宇部フイルムコミッションより)