yamanba's blog

報道されない情報を発信します
気分転換に山の話題など

議会改革に関する議員アンケート結果~福岡市議会

2018-03-07 10:27:37 | 福岡市政

福岡市の市民団体「福岡市議会改革市民検証委員会」は、昨年末から福岡市議会全議員(62名)に対して、議会改革に関するアンケートを実施。今月2日、議員や会派の姿勢を市民の前に明らかにするため、記者会見を開いてアンケート結果を公表した。検証委員会事務局によると、記者会見にはNHK、西日本、朝日、毎日、読売、共同の6社が参加したようで、関心の高さを窺わせている。(下記事参照)

アンケートには1人(無所属川口議員)を除き、61名が回答。現在、福岡市議会の特別委員会で議論している「議会基本条例」の必要性に関する質問では、公明・市民クラブ・緑とネット・共産2人・無所属3人が「必要」、みらい福岡と維新は「必要でない」と言い切り、自民党は「会派内には必要とする意見と必要ではないという意見があり、現在までに一致をみていない」、自民新福岡は「中身が伴わないと意味がない」と結論は出さず、「その他」と回答している。(下表参照)

アンケート結果を見ると、全ての会派が議会改革は必要としながら、議会基本条例については各会派で賛否が分かれており、今後の行方が気がかりな状況となっている。そのため市民検証委員会は、福岡市議会に対し、①議会改革の議論(調査・審議)を加速させ、②議会基本条例の暫定案を早期に作成し、③公聴会を開くなど市民の意見を聴取するよう申し入れた。閉鎖的な福岡市議会だからこそ、議会基本条例は必要不可欠であり、市民に開かれた議会を実現するためにも、早期に制定されることを望むものである。

ところで、市民検証委員会は今月31日、シンポジウム「前議長と新人女性議員に聞く 福岡市の議会改革最前線」を開催する。ゲストはおばた前議長と緑とネットの森議員。おばた前議長は自民党でありながら、意外にも気さくな方で(以前、看板で人を見てない?と笑って言い返されたことがあるが)、議会改革には前向きである。福岡市の知られざる実態(目から鱗のような話)も聞けるかもしれないので、お時間のある方は参加されてみては。 

 

 

 

 福岡市議会議員 公開アンケート結果 一覧表(市民検証委員会作成資料)

※みらいの三角議員は2月中旬、急逝されたため、現在、市議会は61名となっています。 

 

 

 

西日本新聞朝刊記事(2018年3月3日)

 

    

 

《関連記事》

議会基本条例の回答分かれる 福岡市議に必要性アンケ 市民団体(西日本新聞 2018.3.3)

《関連サイト》

市民に開かれた議会を実現する会ブログ