山に行けないと思うと、ますます山に行きたくなるのが心情。ふりかえるとこの6年間、父の看護や母の介護が続き、遠征はしていない。今年こそはと思っていたが、残念ながら叶いそうにない。報道によれば、穂高連峰・涸沢では例年より早くナナカマドが色付きはじめたという。これから紅葉狩りで賑わうのだろう。一方、九州では、度重なる地震や大雨による被害によって、山へ向かう道路は各地で寸断されている。熊本地震で大きな被害が出た阿蘇では、本震から5カ月となる本日、阿蘇山上道路が片側通行ながら開通した。大分県では、九重観光の要である県道40号線(飯田高原中村線)が大規模な土砂崩れで通行止めになっており、現在、紅葉シーズンに間に合わせるため、急ピッチで復旧作業が行われている。
自然災害はいつどこで起きるかわからない。だからこそ美しい自然が変わらずそこにあることに感謝する。6年前の剱岳や仙人池の写真を見ながら、またいつか行ける日まで変わらずにと願う。
撮影:2010年7月
大汝山より剱岳
奥大日岳より剱岳
相方と劔沢雪渓を行く (山仲間の撮影による)
国内氷河の一つ、三ノ窓雪渓
仙人池と八ツ峰
《2010年遠征記録》
立山・剱・仙人池
立山の花
《関連記事》
・阿蘇登山道、5カ月ぶり開通(熊本日日新聞 2016.9.16)
・秋早々と…尾根近くで草紅葉 涸沢カールはナナカマド黄色く (信濃毎日新聞 2016.9.10)
《関連資料》
・阿蘇市HP。9月16日から阿蘇山上への通行が一部可能になりました(9月16日更新)
・大分県HP。玖珠土木事務所・飯田高原中村線の通行止めについて(9月13日更新)