天智天皇が開いた都があったとされることから、今年3月にかつての「西大津駅」が「大津京駅」と名を変えた大津市で30日、市民団体が建立した万葉歌碑の除幕式がおこなわれ、歌碑に揮毫した作家の田辺聖子氏も出席しました。
大津市錦織にある近江大津宮跡に今回建立されたのは、藤原鎌足と額大王が詠んだ歌が刻まれた歌碑2基です。このうち藤原鎌足が詠んだ歌は大津市の目片市長が、そして額大王が詠んだ歌は今年文化勲章を受章した作家、田辺聖子氏が揮毫しました。30日に除幕されたのはこの2基のほか、近江神宮境内と大津京駅前に1基ずつのあわせて4基で、万葉集の愛好家らが集い、歴史文化の深い滋賀の振興に活動する「淡海万葉の会」が寄付金などを募り長年の願いを実現させたものです。来月6日には新たに大津市内に4つの歌碑が除幕され、来年春にはもう2基の建立が予定されています。
【関連ニュース番号:0806/68、6月12日;0808/133、8月21日など】
(11月30日付けびわ湖放送・電子版:同日付け京都・電子版、12月1日付け毎日・電子版なども報道)
http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_today.php
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008112800164&genre=K1&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081201ddlk25040252000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20081201/CK2008120102000007.html