滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1003/127:大戸川ダム】大戸川ダム負担金、国が調整役を / 三日月政務官 予定地を視察

2010-03-13 23:41:26 | Weblog
【写真:大戸川ダム関連事業の県道整備予定地で現状について聞く三日月国土交通政務官(写真右)=大津市上田上大鳥居町】

 三日月大造国土交通政務官(衆院滋賀3区)は3月13日、大津市の大戸川ダム建設予定地を視察し、同ダム関連事業の負担金支払いを京都、大阪両府が拒否している問題について、「都道府県の連携をつなぐうえで国の役割もある」と述べ、国が調整役となる必要があるとの考えを示した。

 下流負担金をめぐっては、滋賀県を含めた3府県が国交省近畿地方整備局を通して交渉してきたが、2月に今後は国の調整を入れない直接協議を行うことで合意している。三日月政務官は「上下流の利害が錯綜(さくそう)するのが治水だ。上流に対する下流負担のあり方も流域全体で考えるべき」とも語り、琵琶湖・淀川流域を管理する国が従来通り関わるべきと主張した。

 この日の視察は、政府方針の「ダムに頼らない治水」を検討する一環。同ダム関連事業の付け替え県道の現場では、ダム凍結後もコストを縮減して事業継続を図ったとの説明を受け、「ダム中止や凍結後の関連事業のあり方を検討するうえで参考にする」と述べた。

【関連ニュース番号:1003/81、3月10日;1003/77、3月9日;1002/201、2月25日】

(3月13日付け京都新聞・電子版:15日付け毎日・電子版も報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100313000150&genre=A1&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100315ddlk25010204000c.html


【1003/126:在宅医療】医師、介護が連携し在宅医療整備を / 草津でフォーラム

2010-03-13 23:32:27 | Weblog
【写真:多職種連携の大切さを話し合うパネラーたち(草津市・県立長寿社会福祉センター)】

 滋賀県の医療福祉を考えるネットワークフォーラムが3月13日、草津市の県立長寿社会福祉センターであった。医療福祉に関わるさまざまな職種の連携を強め、地域の実情に沿った施策を展開する必要性が話し合われた。

 医療崩壊が叫ばれ高齢化社会が進む中、県は昨年、有識者懇話会で今後の医療福祉のビジョンをまとめた。フォーラムはその内容を関係者で共有する目的で県や県医師会、県社会福祉士会など20団体が主催し、約300人が参加した。

 基調講演した懇話会座長の辻哲夫東京大教授(元厚生労働省事務次官)は、2008年で約1万1千人だった県内の死亡者数は、20年後に約1万7千人に増加すると説明。「医療、福祉が一体となることが大切」と話し、医師や介護職が連携した在宅医療体制を各地域に整備する必要性を強調した。

 また、脳卒中で倒れた男性を在宅復帰させるまでの事例を取り上げ、医師や退院調整看護師、介護支援専門員らが多職種の連携についてパネル討論した。

【関連ニュース番号:0910/23、09年10月3日;0901/41、09年1月8日;0809/224、08年10月1日】

(3月13日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100313000155&genre=G1&area=S00


【1003/125:参院選】予備選3候補を発表、滋賀県連 / 自民の次期参院選公募

2010-03-13 23:25:40 | Weblog
【写真:自民党滋賀県連の参院選候補者最終選考に残った山分、戸坂、武村の3氏(右から)=大津市・滋賀会館】

 今夏の参院選滋賀選挙区(改選数1)に擁立する候補者を公募している自民党滋賀県連は13日、最終選考に残った3人を発表した。県内全党員約9100人による予備選の開票を27日の臨時県連大会で行い、最多得票者を参院選候補者に決定する。

 最終選考に残ったのは、医師の山分ネルソン祥興氏(36)=大阪府箕面市、会社員の戸坂健一氏(33)=千葉県勝浦市、公認会計士の武村展英氏(38)=東京都港区。この日、大津市の滋賀会館でそろって会見した。

 山分氏はマレーシア出身で19歳の時に来日。大阪大医学部を卒業し、大阪府豊中市の市立病院で産婦人科医として勤務している。今年1月に帰化した。「医療現場の窮状を救いたい」と訴える。

 戸坂氏は千葉県出身。学習院大卒で、水産加工業者の協同組合事務局長や塾講師を務める。組合の外国人労働者の受け入れ担当者として「外国人参政権導入には反対」とし、教育改革を唱える。

 武村氏は草津市出身で慶応大卒。大学4年だった1994年から6年間、衆院議員の政策秘書を務めた。「即戦力の政治家になりたい」と述べ、高齢化への対応や行政の無駄削減が国政課題とする。

 同県連は15日から投票用紙を県内党員に発送。投票は郵送のほか、21、22の両日の立会演説会や県連大会の会場でも行われる。

(3月13日付け京都新聞・電子版:14日付け毎日・中日の電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100313000134&genre=A1&area=S00
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100314ddlk25010233000c.html
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100314/CK2010031402000008.html


【1003/124:琵琶湖】大規模な砂浜の浸食 水位調整求める声も--彦根 

2010-03-13 23:20:38 | Weblog
◇予想以上の雨、放流追いつかず--河川事務所

 彦根市の琵琶湖岸一帯で、大規模な砂浜の浸食が起きている。地元では「浜かけ」と呼び、水位が高く、強風が吹いた時に波に洗われる現象だ。付近住民からは「もう少し早めに水位を下げてほしい」と、国に水位調節を求める声が上がっている。【安部拓輝】

 県湖東土木事務所によると、浜かけは今月上旬に始まり、同市の新海浜、薩摩町、須越町など13カ所で確認された。総延長は1・6キロ、高さ1メートルに達する場所もあるという。県は強風が収まり次第、傾斜をならす方針。

 冬は渇水期だが、今年は2月に入って雨が多く、同月半ばには3月並みに水位が回復。雪解け水も加わり、今月1日には20センチ前後まで増えた。国土交通省琵琶湖河川事務所(大津市黒津)は2月26日以降、瀬田川洗堰の放流量を増やし、12日現在で毎秒300トン放流している。4月までに水位を0センチまで下げる方針だが、岩井敏男副所長は「予想以上の雨が降り、なかなか水位が下がらない」と話す。

 今月2日に浸食を確認後、新海浜の水泳場では砂浜が1週間で1メートル近く後退しており、須越町では民家まで約20メートルに迫る。同事務所には住民らから「もっと放流を増やして」という声が寄せられているが、岩井副所長は「強風は毎日吹くわけでもなく、浜かけだけのために放流量を増やせない。天候が回復すれば水位も下がるので、もう少し様子を見てほしい」と話している。

(3月13日付け毎日新聞・電子版:14日付け毎日・電子版なども報道)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100313ddlk25040319000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100314000015&genre=H1&area=S00


【1003/123:市町村合併】安土町議選あす投票 出直し/迫る合併賛否問う

2010-03-13 23:04:45 | Weblog
 近江八幡市との合併をめぐり、リコール住民投票で解散した安土町議会の出直し町議選(定数10)は3月14日、投開票される。21日に合併を控え、有権者に合併の賛否を問う最後の選挙となる。当選者は、合併後も在任特例により来年4月までの約1年間、新・近江八幡市議になる。

 候補者14人のうち、合併反対派は8人、賛成派は6人。

 リコール運動を主導してきた住民団体「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」は、反対派のうち前職4人、新顔3人の計7人を推薦。過半数をとって新議会で合併撤回の決議をする構えで、最後の望みを託す。

 解散前の議会勢力は合併賛成派6人、反対派4人。賛成派は前町議2人が立候補を断念しており、過半数の勢力維持には前職4人、新顔2人の全員当選が必要だ。各候補とも合併後に向けたまちづくり策を訴えている。

 投票は14日午前7時~午後8時、町内9カ所で行われ、同9時から町コミュニティー防災センターで開票される。8日現在の有権者は9911人。

■これまでに7度「反対」3000~4000人

 近江八幡市との合併に賛成か、反対か――。昨年2月の住民投票条例制定を求める直接請求を皮切りに、安土町ではこれまでに7度、形を変えて住民の意思を問うてきた=表参照。

 町の有権者は約1万人。そのうち3~4千人がコンスタントに「合併反対」の意思表示をしている。しかし、11人の候補者が10議席を争った07年4月の前回町議選では、当選した合併反対派4人の獲得票は計2163票で、合併賛成派6人の3567票を大幅に下回っている。

■安土町の「合併反対」の勢力■

●合併の賛否を問う住民投票条例を求める署名(09年2月)  4199人
●津村孝司町長の解職を求める署名(6月)         3927人
●津村町長解職の是非を問う住民投票(8月)        4137票
●津村町長失職に伴う出直し町長選(10月)         3643票
●町議会解散を求める署名(10年1月)           3686人
●町議会解散の是非を問う住民投票(2月)         3044票
●町による合併の賛否を問う住民アンケート(3月)     4158票
●町議会解散に伴う出直し町議選(3月)

【関連ニュース:1003/87、3月10日など】 

(3月13日付け朝日新聞・電子版:同日付け毎日・電子版なども報道)

http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001003130001