【写真:大津市地域公共交通総合連携計画を承認した協議会(大津市ふれあいプラザ)】
滋賀県大津市の公共交通の活性化や利用促進についてまとめた「市地域公共交通総合連携計画」が2月19日、まとまった。バス路線維持に向けた協定の締結や、公共交通マップの作成など、28施策の展開を掲げている。
計画は、2009年度から3年間。地域公共交通活性化法に基づく国からの支援で、JR、京阪、バス利用者を、08年度比で3%増やすことを目指す。
市内を「中心都市核」「郊外住宅地」「市街地外縁部」に分け、それぞれの実情にあった取り組みを進める。
具体的には、利用者減の続く路線バスの維持に向け、地域住民と事業者、行政が、利用目標やそれぞれの役目などを定める「パートナー協定」を締結する。
公共交通情報をまとめた地図の作成・配布や、バスの発着の多い石山駅に電光表示などの案内設備を設置、駅までの徒歩交通を確保するバリアフリー化なども盛り込んだ。
行政や事業者、各種団体などでつくる「市地域公共交通活性化協議会」が昨年3月から検討を重ね、同日の会合で承認した。
(2月20日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009022000027&genre=A2&area=S00