滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0902/180:県警動向・外国人対策】来日外国人問題対策連絡協議会

2009-02-19 23:39:22 | Weblog
 警察と企業が連携して来日外国人を犯罪や事故などから守っていこうと大津市で2月18日、滋賀県来日外国人問題対策連絡協議会が開かれました。

 この協議会は来日外国人と地域住民との良好な関係づくりや来日外国人を犯罪や事故から守る為の保護活動などを目的に滋賀県警が県内の企業に呼びかけて平成11年に立ち上げられたものです。

 18日の午後、大津市の滋賀県警察本部で開かれた協議会には、警察官や協議会に加盟している企業の関係者など約40人が出席しました。18日の会議では、県内でも外国人比率が高い地域となっている長浜・東浅井地区と湖南・甲賀地区で活動している地域協議会の取り組みが紹介されました。

 このうち、甲賀・湖南国際交流連絡会からは、外国人による犯罪の原因は、ルールや慣習の違いにあるとして警察と協力して実施している年間11回の防犯・安全教室の取り組み内容などが紹介され、来日外国人と地域住民が共存して安心・安全に暮らせる街づくりの大切さを訴えていました。

【関連ニュース番号:0704/37、07年4月19日】

(2月19日付けびわ湖放送・電子版)

http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_week_detile.php?no=13787

【0902/179:障害者支援】バリアーフリー映画祭:2月 21日から3月15日まで

2009-02-19 23:16:24 | Weblog

■大津、彦根の2会場で開催 ボランティアスタッフを募集中

 県は、「障害」にとらわれず、人間本来のもつ普遍的な表現活動を全国に情報発信しようと、昨年四月から「第八回全国障害者芸術・文化祭滋賀大会」を実施しているが、その一環として、視覚や聴覚に障害のある人に配慮した副音声や字幕を用いた「バリアフリー映画祭」を2月21日から3月15日まで、大津と彦根の二会場で開催する。

 五月から全国公開予定の未公開作品『THE CODE/暗号』や、人気のジブリ作品を含む五作品の上映に加えて、最終日の3月15日にはファイナルイベントトして、上映作品の監督や出演者が生出演して映画を語る。

 大津会場(ユナイテッドシネマ大津)は21日~3月6日の計14日間で、一日二回、計28回上映される。上映時間は午前10時~午後3時まで。

 彦根会場(ビバシティホール)は3月13日~15日の計3日間で、一日2~4回で計10回の上映。上映時間は午前10時~午後9時まで。15日には、全国障害者芸術・文化祭滋賀大会のファイナルイべントとして、映画『ぐるりのこと』の橋ロ亮輔監督、木村多江、リリー・フランキーが生出演の予定。

 アニメ映画『猫の恩返し』 上映作品は、『THE CODE/暗号』(未公開作品)=監督・林海象、出演・尾上菊之助、稲森いずみ、宍戸錠、松方弘樹ほか▽『ぐるりのこと。』=監督・橋ロ亮輔、出演・木村多江、リリー・フランキーほか▽『絵の中のぼくの村』=監督・東陽一、出演・松山慶吾、松山翔吾、原田美枝子ほか▽『猫の恩返し』(ジブリアニメ作品)=監督・森田宏幸、声の出演・池脇千鶴、袴田吉彦、丹波哲郎ほか▽『花はどこへいった』=監督・坂田雅子ーなど。

 鑑賞料は、ユナイテッドシネマ大津=一般1800円、高大生1500円、障害者・シルバ一(六十歳以上)・小中生千円、幼児九百円▽ビバシティホール=一般千円、一般以外五百円。

 また、会場への誘導や会場整理のため、ボランティアを募集する。ボランティアの申し込みや映画の問い合わせは、同実行委員会事務局・県社会福祉事業団企画事業部(O748-31-2481 FAXO748-31-2482 E-mail(geibunsai@sisyazi.jp)へ。

【関連ニュース番号:0902/56、2月7日】

(2月19日付け滋賀報知新聞・電子版)

http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0000769

【0902/178:看護師不足】看護師よ現場カムバック:高島総合病院が有資格者研修

2009-02-19 23:03:47 | Weblog

【写真:研修では医療機器の説明もあり、現場復帰への不安を解消してもらう(高島市の公立高島総合病院で)】

 全国的な看護師不足のなか、公立高島総合病院(高島市勝野)は、看護師資格を持ちながらも医療現場を離れている人を対象にした「看護師再チャレンジ研修」を2月24、25両日に行う。最新の医療事情を知ってもらうことで、看護職への復帰を検討してもらうのが狙い。同病院の藤野美代子・看護部長は「現場を離れて不安もあるだろうが、一度現場を見てほしい」と呼びかけている。

 県看護協会(草津市)などによると、看護師不足の要因の一つが、2006年4月の診療報酬(入院基本料)の改定。入院病棟に配置する看護師数と入院患者数の割合について、患者10人に対して看護師1人を配置する「10対1看護」が最高額だったが、患者を7人とする「7対1看護」を新設し、診療報酬を「10対1看護」に比べて大幅に増額した。

 このため、人件費が増えても看護師を多く確保したいとする病院が増え、都市部の病院が大量採用するなどしたことで、地方の病院に影響が出るようになったという。

 研修は今回が2回目。より多くの人に参加してもらおうと、研修期間を前回の8日間から短縮し、時間も午前10時~正午とした。内容は、藤野看護部長の講義や病院内の見学、医療機器の取り扱い、感染対策についての説明などを予定している。

 同病院の看護職員は、非常勤を含めて177人(1日現在)。国の試算では、免許がありながら看護職に就いていない人は全国で55万~60万人とされ、同病院では市内に40~50人程度はいると推定している。

 藤野看護部長は「資格のある人に現場を体験してもらい、仕事と生活を調和させてどんなスタイルでもいいので働いてもらいたい」と話している。

 研修の申し込み、問い合わせは同病院(0740・36・0220)。

(2月19日付け読売新聞・電子版)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090218-OYT8T01045.html

【0902/177:外国人労働者解雇】外国人失業者を学校で雇用:滋賀県教委、児童の定着支援

2009-02-19 22:50:19 | Weblog

 滋賀県教委は、外国人児童の学校生活支援のため、外国人失業者を雇用する。企業の「派遣切り」による外国人離職者が増加し、その子どもも言語の問題などで公立学校の転入後の定着率が低く、日本の学校になじめず最初から転入しないケースも多い。母語と日本語を理解する外国人を雇うことで、失業者対策と外国人児童の受け入れ対策の「一石二鳥」を狙う。

 計画では、母語と日本語の会話ができるブラジル人ら外国人を雇用し、外国人児童の学校生活や行事での言葉の補助、保護者対応を支援する。会話ができれば日本人でも可。人数は県と調整中。採用方法などは今後検討する。

 県によると、「派遣切り」が顕著化した昨秋以降、県内のブラジル人学校4校で、昨年12月に479人だった児童が約1カ月で308人に減った。

 一方、公立小中学校では、12月1日から1カ月余りで36人の外国人児童・生徒が転入、24人が転出した。主な理由は「帰国」「転居」だが、言語や文化の違いで転出したケースもあるとみられる。

 県教委は、これまでも外国人児童の母語を理解できる指導協力者「ほっとサポーター」を、ボランティアや非常勤職員として導入し、支援体制をつくってきた。予算面や人材難で拡充できない課題があったが、国の雇用対策交付金を利用する県の緊急雇用を活用し、さらに支援体制を充実させることにした。

【関連ニュース番号:0902/174、2月19日;0902/04、2月1日;0902/63、2月7日など】

(2月19日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009021900038&genre=F1&area=S00

【0902/176:保育士確保】保育士バンク創設へ:滋賀県、有資格者と保育所を橋渡し

2009-02-19 22:40:40 | Weblog

 滋賀県は新年度、保育士資格があって再就職を希望している人と求人を出す保育所とを橋渡しする登録制度をスタートさせる。保育士のいわば「人材バンク」で、パートタイムも含めた働き方の希望に、保育所の一時保育や延長保育などのニーズを結び付けて人材を確保し、待機児童の解消を図る。

 全国保育士会(東京都)によると、「保育士に特化した求人登録制度は聞いたことがない」という。県は新年度当初予算案に、県内の公立、民間の全245保育所が加盟する県保育協議会への事業委託費450万円を計上した。

 登録制度は、求人を出した保育所の情報を、勤務地や勤務時間帯などの希望条件に合った登録者に紹介する。また、退職後長期間たって復帰する人を念頭に、実地も含め現在の保育事情を学ぶ研修も計画している。

 保育所は現在、個別にハローワークや知人の紹介などで保育士を募集している。しかし、一時保育や延長保育、託児が集中する早朝のパートタイムなどの需要が多様化しているうえ、雇用している保育士が産休・育休を取得するケースに対応する必要もあって、保育士確保が難しい状況にある。県内の待機児童は262人(昨年4月現在)いる。

 県は保育所などで働いていない県内の資格保有者を3000人と推定しており、県子ども・青少年局は「働きたい保育士資格の保有者と、人材不足の保育所とを、うまくマッチングさせる仕組みづくりをしたい」と話している。

【関連ニュース番号:0902/89、2月10日】

(2月19日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009021900043&genre=A2&area=S00