「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

Good Luck グッドラック 

2005-03-24 20:02:14 | 読書
歯科医院の帰りに、何気なく駐車させて貰っていた医院の向かいの「古本市場」に入った。あまりに歯が痛むために、気晴らしに何か肩の凝らない本はないかなぁ~と捜していた。1時間近く、立ち読みして帰ろうとしたら入り口近くに、人気作家の新刊の置いてあるコーナーがある。
何気なく、手に取った「グッドラック」(ポプラ社)という本。半額近い値段も気に入り買ってしまった。
奥付を見ると、2004.6.12 第1刷りで、2004.12.4 第48刷になっていることで、この本はベストセラーだと言うことがわかったが、私は知らなかった。帰ってから、読み出したらすぐに読めてしまった。これで500円ぐらいだったらやっぱり高いかな? しかし本の値段は内容による。

大きな文字で読みやい。出版社はポプラ社で子どもの本でお馴染み。これは、子ども向きの本だろうか。ストーリーだけを追うと子どもにも理解できる。この話の言わんとしていることも、小学生の高学年ぐらいだったら理解できるかもしれない。
読んでみたら、なかなか考えるところもある本だった。
内容はカバーに書いているのでそれを引用しょう。

「それは五十四年ぶりの運命の再開だった。公園のベンチで幼なじみのジムと隣り合わせたマックスは、仕事も財産も、全てを失い変わり果てた友人に祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語を語った。
奇蹟のラストへ、7日間の旅が始まる。」


事業に失敗し、変わり果てたジムが、成功したマックスに「僕も、君みたいに運さえあったらなぁ……」という、すると「運と幸運とはまったく別のものなんだ。運は確かにそうそう巡って来るものじゃないし、巡ってきてもすぐに離れていってしまう。(中略)でも、幸運は誰でも自分の手で作り出すことができるんだ。そして、手にした人に必ず幸せを運んでくれる。本物の幸せをね。だから幸運と呼ばれているんだよ」という。
そして、次のような話しをジムにする。
二人の男が「幸運をもたらしてくれる魔法の四つ葉のクローバー」を求めて森に入る。一人は、人任せで運を頼りにただ森を彷徨う。もう一人は、クローバーを自分の手で育てるために考え努力をする。その二人の行動や考えの違いが、人生の別れ道になってしまう。これは、ジムとマックスの考え方や辿った人生を、この二人の行動とだぶらせている。
幸運を掴むための教訓をお話しの中に散りばめ、結局はどのように生きると、幸運を掴むことにつながるかということだ。

さぁ~、幸運を掴みたいあなた、読んでみよう。そして、幸運を掴もう。
私は、もう手遅れかしら? それとも、もう幸運は掴んでいるのかしら?

話が変わるが、この本のカバーの装丁は裏にもう一種類あった。リバーシブルだ。これには驚いた。凝っている。

   表は少女趣味かな?     

   裏の方がいいかも!   

最新の画像もっと見る

コメントを投稿