「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

蝙蝠谷

2006-10-23 10:58:35 | クライミング
土日続けての蝙蝠谷にくたくた。復活は私にとっては厳しいルートである。昨日は、テンションだらけでリードでトライしてみた。
しかし、最後まで抜けられず、シリコン状のもので貼付けられた岩を掴んだ状態で今回は終了。トップロープで登っていたときとは、ムーブがかなり違っていた。今回やっと、ムーブが分かった。やっぱり、恐いからとトップロープに逃げていたら、あかんなぁ~と思った次第だ。いつものことである。
そして、クライミングはいつまでたっても、弱い自分との戦いだと思った。これはやっている限り続く私の葛藤だ。
蝙蝠谷で最初にこの壁を見たときはスケールに驚き、まずはお呼びじゃないなぁ~と怖じ気づいた。一番簡単な「もういいでしょう」5.9でぼたぼた落ちる。最初の頃、「オンサイト、狙うわ」と偉そうに言って取り付いていきなり落ちた思い出深いルートだ。「これがナインというのはおかしいわ~」と毒づいていたら、なんとルート作成者が横にいた。「ここを登れないんなら、蝙蝠は来る資格がないということや~」とこのHさんに言われてしまった。
だが、そんな言葉にはめげずにもう何回か来ている。そして、いまだに落ちてしまい、アップにはならないルートだ。
「いつかは、復活登りたいなぁ~」と秘めたる決意はあったが、ここでは10台もまともに登れなかったので尻込みしていた。それに、復活のある壁は上の方へ行くと被っている、長~いルート。見るからに恐ろしそう。しばらくは、近寄ることが出来ず眺めるだけだった。まして混んでいたりすると、気持ちも萎えて取り付けないでいた。
しかし、ここのところの蝙蝠谷は幸いにも空いていた。遠慮なくトップロープが出来た。トップロープでも最後のハングは乗っ越せていない。そして、昨日の初リードであるが、一回にしてヘロヘロになってしまった。2回目は指先が痛くなり、持ちこたえず3ピン目を掛けて下りて来てしまった。
先は長い気がするが、とにかく勇気を持って取り付いて行くことにした。「1手、1手上へ」その繰り返しで時間が掛ってもしばらくは、頑張ってみたいと思った。

復活を登るTさん