「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

御嶽山と開田高原

2006-10-06 00:44:22 | レジャー
夏の御嶽山の高山植物もいいが、八合目の紅葉がとても綺麗らしい。関西からは比較的近いので、母の温泉旅行付きでの山行には持ってこいだ。
最近、母も一人で温泉に残置しておくのも少し心配だと思って躊躇していたら、山には行っていないもう一人の娘が「おばあちゃんに付き合ったげる」といってくれたので、心置きなく御嶽山に登ることが出来た。
温泉は開田高原の「風里」という宿を二泊予約し、私は一泊目は五の池小屋で二泊目に二人に合流。(御岳ロープウェイから八合目~三の池~四の池~継子岳~五尾の池小屋(泊)~お鉢巡り~五の池~八合目~ロープウェイ~開田高原(泊))
この御嶽山のルートも最初にしては、とてもいいコース選択だったと思う。御嶽山をぐるっと周遊したことになった。
ロープウェイに迎えに来てくれた娘に、「開田高原てどんなところ?」と聞いたら「何にもないところ」という。私は「何も無いって…、???」と問い返すと、「何にも無いんや!」と返事。こんな禅問答のような会話をしながら着いてみて意味が飲み込めた。
夕方、娘と散歩していて「なんにも無いって言うけれど、大自然があるやんか!」というと、「たまに来るからええけれど、私にとったら退屈やわ。ここでは暮らせへんわ~」と娘はいう。
そうか~、都会派の娘にとっては田舎は退屈なものなのだ。そういえば私も若かった頃には、やらなければならないことが沢山あり、こんな風景にのんびり浸っている余裕は無かったことを思い出した。
「そうやねぇ~、たまに来るからこういうところも感動するのかもしれへんねぇ~」という私の言葉に、やっと彼女も同意した。山も、たまに来るから感動的な出会いがあるのかもしれない。
しかし、開田高原は何も無くても良いところだったことも事実だった。私たちが泊った「風里」は温泉も料理も良かった。何よりも部屋からの風景も良かった。母も、とても喜んでくれた。
我ながら、良い企画だった。

http://www.kiso-tutaya.com/kazari.html  (風里HP)
http://www.asahi-net.or.jp/~hv4n-ickw/index.htm  (五の池小屋HP)
http://happy.ap.teacup.com/tamachanno/  (tamaのブログ)

開田高原の風景
妻籠宿にて