イーダちゃんの「晴れときどき瞑想」♪

美味しい人生、というのが目標。毎日を豊かにする音楽、温泉、本なぞについて、徒然なるままに語っていきたいですねえ(^^;>

徒然その27☆カレーと皇居のパワースポット☆

2010-11-26 09:05:49 | ☆パワースポット探訪☆
                            

 つい先日、知り合いの太極拳使いといっしょに神田界隈をひさびさぶらついてまいりました。
 神保町で待ちあわせて、いろいろ話して、古本屋あちこち巡ってみて---。
 正直、ここのところ書籍なんてインターネットで注文するのが主みたいな感じになっちゃってたんですよね。
 そっちのがたしかに早いし機能的でもあるんですが、そういった自分の理性的欲望にあらゆる媒体が奉仕する、みたいな近代的な傲慢アイテムもいいけど、むかしながらの、どこにどんな逸品が埋まってるか分からない雑然とした本の町を、ぶらぶらと物見遊山的な足取りで、心のどこかにかすかな宝探しの期待を秘めつつ散策する---のような、いくらか東洋的なこのぶらぶら歩きも案外新鮮でしたよ。
 お午は明大生御用達の有名カレー店「エチオピア」さん---ご存じですか?

              

 こちらの2階でひさびさチキンカレーなんぞ食しまして---うーん、ちょっとしたパラダイス…。(^.^;>
 「エチオピア」さんのカレーはクローヴの芳しい香りがぷーんとにおいたつ、玄人好みの、ややひとくせある、辛口ビターな個性派カレーなんですよね。
 僕の専門である南印度のカレーとは全然タイプのちがう、アレンジされた日本のカレーなんです。
 ええ、こちら厳密な意味での印度カレーではありません、しかし、旨い。
 スプーンで一口舌まで運べば、これが存外手間のかかった、良心的な料理だなんてことは誰にだってわかります。
 はじめてここに連れていった太極拳使いの口にあうか心配でしたが、気に入ってくれたようでよかったですね。(^^)

 カレーのあとは書泉グランデさんや三省堂さんをのぞいてから皇居までいきました。
 皇居の東御苑---こちら、平日(月、金を除く)の9:00から16:00まで一般の人間でも無料で観覧できるようになっているんです。
 大手門と平川門、ふたつの門がありまして、我々は平川門のほうから入苑しました。
 こちらのスペ-スには江戸城の天守閣跡---僕がこのページの頭にアップした写真がそれです。もっとも、江戸城自体は建ててわりとすぐに焼けちゃったらしく、黒く焦げた石垣しかいまでは残っていないのですが---それに大奥跡、松の廊下の跡---松の廊下自体はもうありませんが---なんかもそのまま残っているんですよね。
 驚き。東京都のド真ん中、霞ヶ関のすぐ隣りに、こーんな歴史の超・重要物をしこたま詰めこんだ場所があったなんてねえ。
 しかも、こちら、頭の写真からも推察できるかと思いますが、漂っている空気の質がとてもいいの。
 この日の午後、僕と連れだって東御苑にいった太極拳使いは、気功なんかもできる奴で、そういった空気の質みたいなものに非常に敏感なタチなんですよ。その彼が非常にここの空気を誉めるわけ。
 しかし、彼のそんな賛辞を何気に聴き流しながら、イーダちゃんはさもありなんと思わずほくそ笑んだものです。
 なぜなら、「ほんとにあった怖い話」の寺尾玲子さんも東御苑の空気を激賞していたのを知っていたから。
 あの、寺尾玲子さんってご存知ですか?
 「ほんとにあった怖い話」っていうのは、朝日ソノラマから月間ででてる少女向けの漫画雑誌なんですよ。こちら、実話怪談の漫画化がウリになってまして、そのレギュラー陣のなかでいちばん人気のある漫画家が山本まゆりさんって方であり、彼女の画いている長寿漫画が「魔百合の恐怖報告」という作品でして、その漫画内に登場する実在の凄腕霊能者が、いまさっき僕がいったこの寺尾玲子さんっていう方なんです。
 彼女、11年前の1999年に朝日ソノラマから「闇の検証」(現在は絶版)ってシリーズを出してるんですよね。
 この本は漫画じゃなくて、日本各地のパワースポットに霊能者・寺尾玲子がじかに訪ねて行って、その土地土地から受けた印象を語っていくっていう、なかなか興味深い企画がウリの本だったんです。で、その彼女がいうんです、皇居っていうのは普通の土地じゃない、風水から易、軍学、陰陽学、ありとあらゆる古代の知恵を総動員してつくられた、日本有数のスーパー・パワースポットなんだって。
 その玲子さんがもっとも強力だといっていたパワースポットをここに紹介しておきませうか。
 このフォトは東御苑、二の丸庭園の大奥跡の芝生上から天守閣跡をまっすぐ眺めているところです。
 予備知識ぬきで、まずは写真からこちらのパワーを体感してみてください---ほい。

                          

-----使いようによるけれど、もし人間が使いきれなければ、こわいものになるほどの「力」があふれている…。(寺尾玲子)

 だそうです。
 ちなみに玲子さんがいってられるのは、僕の写真でいうなら、芝生上のいちばん左端の木の、さらに5、6m左の芝生上の空間あたり。江戸城時代での位置に翻訳しなおしますと、本丸の中奥---将軍の私的な住居空間近辺にあたります。なんだ、ちゃんと幾重にも計算してあったというわけなのね、やっぱ。
 しかし、そのような計算が重宝されたのはなにもむかしだけにかぎった話じゃなくて、いま現在でもそうなんです。
 というのは、新しく即位した天皇が取りおこなう一世一代の最重要祭式儀礼であるところの、あの「大嘗祭-だいじょうさい-」は、まさにこの地点で行われていたのですから。
 えっ、そうなの? マジ?
 そうなんですよ、マジ。
 しかも、数メートルの狂いもないの。だって、ちょっと前までは、ここのこの地点にズバリ「大嘗祭」の記念として残された祭殿の一部の木小屋が実際に建っていたんです。
 ということは、たぶん現代においても、そのような「気」の流れめいた存在をじかに感知して、それをコントロールしたり利用したりする非公式の勢力がやはり存続してるってことになりますねえ。
 この事実は、イーダちゃん的にはとても面白い。
 彼らが表の世界に現れることはたぶん今後もないと思います。マスコミからのインタヴューを受ける日も決してこないでせうけど。
 それでも、やっぱり歴史の蔭にこういう陰陽師みたいな方々がおられて、彼らは引退したわけじゃなく、いま現在も現役として活躍中なのだ、といったようなこの種の気配はイーダちゃんの心を芳醇にしてくれます。
 うーん、やっちょるなあ、となんとなく頼もしい。
 このパワースポットの力を体感したくて、僕はここで腕立て100回を敢行してみたんですよ。
 そしたら、気持ちわるくなっちゃった---ま、そのあと芝生に寝転んで空眺めていたらじき回復しましたが。
 「龍穴」上での腕立て伏せがあまりお薦めできないってことは、とりあえず分かりました。(^.-)p

 あと、もうひとつ、パワスポ写真あげておきますね。
 こちらもおなじ芝生のうえから---これは、大奥の井戸跡の写真です。

                             

 ただでさえ井戸ってパワスポだっていわれてるのに、ましてここ、天下の江戸城、大奥の井戸でせう? 玲子さんによると、ここから吹きでてくるパワーもそうとうなものなのだとか。たしかにここにいると背骨の腰のあたりがびりびりくるような感じはありましたが、それが純粋に龍穴のパワーによるものなのか、パワスポ地点でさきほど敢行した腕立て伏せの後遺症によるものなのかは、霊感に疎いイーダちゃんにはあまり判然としません。
 むーっ、未熟なり。(xox;>
 このへんで全体の締めの意味もかねて、あのブルース・リーの言葉をひとつ引用しておきませうか。

----考えるな。感じるんだ…。(ブルース・リー「燃えよドラゴン」より)

 おっしゃる通り。生きかたとしてはそっちのほうが絶対正しいとイーダちゃんも思います。
 おっと、いかん--そろそろ星に帰らねば---お休みなさい。ぴゅーっ! 


 


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4 コメント

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非公式の勢力**興味深いですね* (キャンディ)
2010-11-27 13:57:07
秘密(ほんとうのことやこの世のしくみ)を知りたいと強く思ったあの日から、どれくらい経ったでしょうか。ここに書いてある通り、風水で日本の中の最高の場所は皇居ということを知りました。
さすがだな・・・そして日本の王様(最高VIPですが、敢えてこう書いてみました)にふさわしい場所だなと思ったのでした。
霊感は弱いかもしれませんが、清々しい空気はとても好きな私、皇居の写真を見ていると気持ちが良くなってきます・・・近いうち、行ってみようと思います。
イーダちゃんとは、似ているところが多いみたいですね。初めて口コミでイーダちゃんを発見した時から、えぇ、そう思っていました。
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こんばんは、キャンディさん☆ (イーダちゃん)
2010-11-27 23:32:55
>いつも訪問ありがとう。(^o^)
でも、それにしても、共通点がこうも多いのにはほんとびっくりですねえ。僕も「近くて遠いきりずみ館」のフレーズはいまだ覚えていますもん。あれはインパクトでした。懐かしいな。
皇居-特に東御苑-の散策は、いいアイデアだと思います。キャンディさんなら掛け流しの極上温泉と同様の満足をきっと体験できるでしょう。ただ、天気がよければ。曇りはいかんです。
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寺尾玲子さん…! (まちるだ)
2012-03-02 05:21:22
イーダさん、はじめまして。

寺尾玲子さんの名前を久方ぶりに見て、思わずコメントさせていただいちゃいます。

昔、コンビニでたまたま手に取った『HONKOWA』、ちょっと立ち見っと…のつもりが
延々最後まで読み続けてしまい、挙句に購入したってことがありました。

中でも編集者の目には普通の広場に映っていても、寺尾さんの目には
そこかしこに血だらけの兵どもがバタバタ倒れている風景…を漫画で描いていて、
ぞ~っとしたことを今でも覚えています。

イーダさんのおかげで、数(十)年ぶりに寺尾さんを思い出すことができました。
ありがとうございました。

それからイーダさんのブログ、なんだかめちゃめちゃ面白いですね☆
軽妙洒脱な文体なのに、なんかいちいち見逃せないっていうか、軽く読み流せない。
ついじっくり読んでしまう。んで、私なりに臨場感や空気感を感じて、
なんだか一緒に重くなったり軽くなったりしてしまいました。いやー楽しい☆

他のエントリで恐縮ですが、恐山、私も一人旅で2回行きました。
今年の夏も久しぶりに行こうかな、って思っていたところだったのですが、
都内や近郊にも非日常な場所はあるんですよね。
私も探してみようと思います☆

いやはや、思いのほか長文になり失礼しました。
これからも更新、楽しみにしてます。
どうもありがとうございました☆

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まちるださんへ (イーダちゃん)
2012-03-03 22:46:43
>まちるださん、心のこもった丁寧なカキコをありがとうございます。
楽しく読みました。
あと、いま調べてみたんですが、まちるださんのいう「編集者の目には普通の広場に見えても、寺尾さんの目には血だらけの兵どもがばたばた倒れている…」というのは、たぶん、96年7月の「まゆりの恐怖報告<暗闇の上人>」のラストなんじゃないのかな?
もっとも、何度かコンビニの兼価版コミックでもコレはでているんで、時期の詳細は正確に限定はしかねますが。

あとねー、あの恐山に2度もいくというのは、これはすでに趣味の世界じゃなくって、カルマの領域ですよ、もはや(笑)
少なくとも常人ではないと僕は思うなあ。

でも、まちるださんとは気が合いそうですね。
気がむいたら、いつでもまた遊びにこられてください。
最後に、こんな無駄ばっかりな饒舌ブログ、誉めてくれてありがとうね!
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