イーダちゃんの「晴れときどき瞑想」♪

美味しい人生、というのが目標。毎日を豊かにする音楽、温泉、本なぞについて、徒然なるままに語っていきたいですねえ(^^;>

徒然その220☆ <枯葉>by Kazuta & Micheal ☆

2015-11-26 19:25:02 | ☆イーダちゃん音楽工房☆



 Hello、風邪っぴき真最中のイーダちゃんですが---皆さんはどお? お元気?
 あの、突然ですが、今年の風邪はタチわるいっスよ~ (^^;)
 僕は、もう半月くらいひいてるの。
 最初は鼻グスグスからはじまるから「なに、大したことないや」とタカをくくってたんだけど、いやいや、なめたらあきまへん、ここから連鎖的に風邪のヴァリエーションが全部やってくるのが今年の風邪の芸風なのよ。
 いわく、全身バキバキ、頭痛、鼻水、熱、悪寒…。
 僕の場合、これにここ数年来の個人的な大恋愛が絡みまして、正直いうとブログ更新どころじゃなかったんですわ。
 それに、日本は日本で、ますますヤバめの右翼・戦争化が進みつつあるでせう?
 こりゃあ黙ってられんぜよ---でも、それとは全然別口の老人ホームのボランティア・ライブなんてお仕事もまたあったりして…。
 ま、ぶっちゃけていうとめちゃめちゃ忙しかったのよ。
 でも、ま、睡眠時間が乏しくなるデメリットをさっぴけば、忙しいっていうのは楽しいですねえ…!

 で、先日の24日、最近知り合って仲良くなったテナー吹きの Kazuta さんと東池袋のスタジオで、ひさびさジャムってきました。
 Kazuta さんっていうのは、前作の<リチャードコシミズ・ブギ!>で渋いテナー吹いてくれた例のひと。
 アマチュアじゃなくてプロ。
 全盛バリバリ・現役の Jazzman さんです。
 僕等、K美姉さんを通じて知り合ったんですけど、今回のジャムにはそのK美姉さんもきてくれて---。
 僕は夜勤明けの風邪っぴき中、姉さんもこれまた性悪な風邪負い、Kazuta さんもまたまた持病の坐骨神経痛という按配で、皆のコンディションは非常にわるかったんですが、演ってみればこれが非常に楽しかった。

 今回の演目は<枯葉>----
 1946年に生まれたシャンソン---作詞は僕の贔屓の「天井桟敷」のジャック・プレヴェール---僕、過去記事のなかで彼の特集やってるんで興味がおありのひとはそっちもどンぞ---徒然その88☆水瓶座生まれの詩人について---ジャック・プレヴェール礼讃☆、で、作曲はジャセフ・コズマね。
 これ、最初はあんまり売れなかったようなんですけど、戦後マイルスやチェット・ベイカー、サラ・ヴォーンなんかが Jazz 的にカバーしだしたときからブレイクしはじめて、いまや「イエスタデイ」や「イパネマの娘」なんかと同様の大スタンダードになっちゃった佳曲でして。
 聴けば、たぶん、誰でも知ってる---「ああ、これか」と呻ることまちがいなしの、ま、いわゆる名曲ってやつ。
 こいつを Kazuta さんとふたりで料理してみました。
 
     <枯葉> by Kazuta & Micheal
      youtube iidatyann
       もしくは https://www.youtube.com/watch?v=GTli0Q7shPM 


 ただ、僕、今回はめずらしく緊張しちゃった。
 自分より力量が上のミュージシャンと一緒に共演するのは、ためになって非常に楽しいんですが、逆にいうとへんな風に緊張もするのよね。 
 今回の僕のギターのバックは、いつもよりちょっと大人しめ。
 いま聴いてみると、ああ、なんでそこでフリーのオカズ入れないの? とか、あ、そこでもっとリズムのブレイク入れればいいのに! なんて歯ぎしりどころがたんとある。
 Kazuta さんのテナーには、年に似合わぬ「哀愁」がありますから---それに少々気押されてたんでせうねえ。
 あのー 音楽的迫力って、きっとゴリゴリの押し吹きだとか、めまいがするような早吹きとかとは、たぶん、別の位相にあるんじゃないのかな?
 その静かな染みるような迫力に僕はやられた---感じたことしかいわない、大正モダン・ボーイのような、寡黙でシャイな Kazuta さんのテナーのことを、僕は個人的に「うしろすがたの Kazuta さん」って呼んで愛聴してます。
 お暇な折りに、ちょっとでも聴いていただけたら嬉しいなって、イーダちゃんは思います---。


P.S. 姉さん、Kazuta さん、先日は非常に楽しかった。また、やりませう---(^o^)v!