齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

美食なしカミサンポなし:キャンプ、ワーキャンパー、ノマド

2021-05-01 18:30:08 | アメリカ西部
1983年、カリフォルニア州サンノゼに家族で赴任。一番の楽しみは旅行でした。小さな車にキャンプ道具を積んで、北はカナダのバンフ、南はアリゾナのツーソン。エアコンなしの車でよく行ったものです。

ネットがなかった時代、KOA(Kampgrounds of America Inc)が発行していた情報誌がキャンプサイトの情報源。それとこの看板。



大きな蚊に襲われたオレゴン州のコロンビア川沿いのキャンプ場、バナナスラッグという大きなナメクジのいたレッドウッド国立公園のキャンプ場、朝食中に大きな鹿があいさつに来たラッセン国立公園のキャンプ場、数十人の高校生たちが毛布もかけずに芝生の上に寝ていたサンタクルツのキャンプ場、パッチワークと聖書を送ってくれた親切な老夫婦と出会ったネバダ州ラブロック(Lovelock)のキャンプ場、赤い砂だらけだったインディアンが経営するモニュメントバレーのキャンプ場・・・40年近く経った今も多くの思い出が鮮明に残っています。

当時の憧れは、夫婦二人、長期休暇やリタイア後に、キャンピングカーでアメリカの大自然を満喫することでした。

しかし、今は少し状況が異なるらしい。もちろん、キャンピングカーで旅行を楽しんでいるキャンパーもいますが、経済的な理由で家を手放し、アパートに住むお金もなく、車上生活になり、そこから仕事に出かけるワーキャンパー(Workamper)、特に高齢者が増えているのだそうです。

これらの人々は、自らを「ノマド」「旅人」「ラバートランプ」「ジプシー」などなどと呼んでいるとのこと。ノマドの人々の人生を描いたノンフィクションが『ノマド – 漂流する高齢労働者たち』(原題:Nomadland、ジェシカ・ブルーダー著、鈴木素子訳、春秋社)。



ご存知のとおり映画「ノマドランド」はアカデミー賞作品賞を受賞しました。見に行く予定でしたが、緊急事態宣言で不可能に。そこで本屋でこの本を手に取り、連休中に読もうと計画した次第です。

「今のアメリカは明日の日本」、日本の高齢者にはどのような選択肢があるのか?

<映画「ノマドランド」の舞台の一つサウスダコタ州のバッドランド国立公園。
10年前の5月の連休に旅行。地元の新聞が40年ぶりと書いていた4月末のブリザードに遭遇。丸一日、ホテルに缶詰めになった貴重な体験?>






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