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ICAACOnline(2014)Literature Review HIV

2014-11-18 | 青木語録
ICAACOnline(2014)Literature Review HIV

本日はJean-Michel Molina先生によるHIV感染症関連の文献Reviewです。

#1:新しいテノフォビル(≒テノフォビルのProdrug Tenofovir Alafenamide:TAF)
・Sax Pら JAIDS 2014 Sep1;67(1):52-8
・Naiveの症例でTDFとTAFをRCT比較。
・TDFかTAF + Elvitegravir/Cobicistat/FTCを1錠に
・血中濃度も認容性もTAFのほうが高い。腎障害はTAFで小さい。抗ウイルス効果は同じ。
・結論>>TAFがBetter

#2:Dolutegravir VS Darunavir/r (FLAMINGO研究)
Clotet et al Lancet 2014;383:2222-31
・両者を48週で比較
・Dolutegravirで耐性出現しなかった
・女性とCD4が低い症例は含まれてない

#3:EFVの標準量600mgを400mgにしてみた
R. Pulse ら Lancet 2014;383:1474-82
・効果は同じで認容性は改善


#4:EFVと自殺念慮
Mollan KRら Ann Intern Med 2014;161:1:10
・EFVは有意に自殺念慮と関係
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