感染症診療の原則

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盛会でした:第1回 東京小児臨床感染症勉強会

2009-10-16 | Aoki Office
成育医療センターの齋藤先生をはじめとする小児科の先生方を中心に、小児科領域の感染症勉強会が都内ではじまりました。

1回目は新宿で開催され、60名ほどを予定していたそうですが、100名近い方が参加されたそうです。なかには愛知県や長野県から参加されたかたもいたとのこと。

ご多忙な皆さんが会の運営業務に終われたり、遠方の方や開業の方の参加が難しいなど、勉強会運営には課題が多いのですが、これから小児科領域での情報発信や教育、研究などよいかたちで人をつないでいく場になるとよいですね。
また開催情報等もご案内させていただきます。

参加された方から内容の紹介があったので、少し紹介させていただきます。

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ケースカンファ:
心内膜炎のVegetationが頭に飛んだ症例。ベースにアトピーがあってMSSAが問題となった、血液培養が診断治療につながったケース。
治療法は米国ならオキサシリンだが日本には黄色ブドウ球菌用のペニシリンがない。ここで国内の複数の先生にコンサルトをしたところ、「CEZ+CTRX+RFP」、「MEPM」、「PenG+GM」といったアドバイスがあった・・・というお話でした。

特別講義は齋藤先生による「小児における血液培養の重要性」。まだ小児では十分なエビデンスがないのでみんなで創っていきましょう、、というお話もありました。
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写真は座長をされた神谷先生。

お二人は2009年6月の「医学界新聞」座談会でトークもされています。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02832_01
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1 コメント

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Thank you (齋藤 昭彦)
2009-10-17 08:38:26
会の御紹介、有り難うございました。お蔭様で会場の座席が足りず、会場整理が必要になるくらいの盛況ぶりでした。小児感染症領域での活動をこれからも続けていきたいと考えております。若い先生方の小児感染症への興味の深さを実感できた1日でもありました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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